【市況一覧】
日経平均株価
37,053.10 +263.07 03/14
TOPIX
2,715.85 +17.49 03/14
マザーズ
659.26 +9.54 03/14
NYダウ平均
40,813.57 -537.36 03/14
ナスダック総合
17,303.01 -345.44 03/14


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    Market Data
    --------------------------------------------
    【日経平均】
    39174円25銭(△24円82銭=0.06%)
    --------------------------------------------
    【TOPIX】
    2766.90(△7.69=0.28%)
    --------------------------------------------
    【グロース250】
    681.46(△4.40=0.65%)
    --------------------------------------------
    【プライム売買高】18億7863万株(▲1億5713万株)
    --------------------------------------------
    【売買代金】4兆3941億円(▲5642億円)
    --------------------------------------------
    【値上がり銘柄数】589(前日:473)
    【値下がり銘柄数】1000(前日:1116)
    --------------------------------------------
    【新高値銘柄数】71(前日:56)
    【新安値銘柄数】40(前日:16)
    --------------------------------------------
    【25日騰落レシオ】108.58(前日:105.69)
    --------------------------------------------
     
    ■本日のポイント
     
     1.日経平均は小幅反発、前週末終値近辺の往来に終始
     2.為替の円高は警戒材料も、下値では根強い買い入る
     3.朝方発表のGDPは予想から上振れ、長期金利が上昇
     4.金融株が堅調、半導体関連も好決算株を中心に高い
     5.値下がり銘柄数が全体の約6割占め、売買代金は低調
     
     
    本日の米国は休場で、あすもきょう同様に動きづらい地合いが想定される。
    決算発表は先週14日まででほぼ出そろっており、個別の材料も乏しくなる。そのような中、グロース250指数の動向が注目される。
    流動性の高さを求めて大型株に資金が向かうようなら、新興銘柄で値持ちの良かったものは利益確定売りに押される可能性があるだろう。
    一方、引き続き値幅を求めた資金が滞留するようなら、新興銘柄のラリーがここから本格化する展開も想定される。
     
    あすのスケジュールでは、20年物国債の入札が行われるほか、午後には1月の首都圏新規マンション販売が開示される。海外では豪州中銀が政策金利を発表するほか、1月の英失業率、2月の欧州経済研究センター(ZEW)の独景況感指数、2月のNY連銀製造業景気指数、2月の全米建設業協会(NAHB)住宅市場指数、12月の対米証券投資など。また、バーFRB副議長の講演が予定されており、その発言内容が注目される。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(17日現在)
     
    40412.29  ボリンジャー:+3σ(25日)
    40382.98  ボリンジャー:+2σ(13週)
    39971.37  ボリンジャー:+2σ(25日)
    39803.19  ボリンジャー:+1σ(13週)
    39726.20  ボリンジャー:+1σ(26週)
    39530.45  ボリンジャー:+1σ(25日)
    39420.54  均衡表雲上限(日足)
    39226.96  均衡表転換線(週足)
    39223.41  13週移動平均線
     
    39174.25  ★日経平均株価17日終値
     
    39167.74  均衡表基準線(日足)
    39089.53  25日移動平均線
    39086.22  均衡表転換線(日足)
    39056.17  6日移動平均線
    39055.21  均衡表雲下限(日足)
    39041.94  75日移動平均線
    38796.02  26週移動平均線
    38656.24  200日移動平均線
     
     
    ザラ場高値と安値はともに先週末水準を下回り、下降中の25日移動平均線を一時割り込み、売り圧力の強さを窺わせた。反面、ローソク足は小陽線を描き、終値は25日線上方に戻して24.82円高と小幅に上昇して一定の買い需要も確認された格好となった。一目均衡表では本日の株価はおおむね雲中で推移し、足元では先週末に引き続き売り買い拮抗状態にある模様だ。
     
     
     

    【大引け概況】

    17日の日経平均株価は小幅に反発し、終値は前週末比24円82銭高の3万9174円25銭だった。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:29 容量:18.88M  ▼音声 VOICEVOX Nemo

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    きょうは売りも買いも様子見ムードで日経平均は方向感なくもみ合ったが、売買代金上位の大型株に強さを発揮する銘柄が多かった。前週末の米国株市場はNYダウやナスダック指数など主要株価指数が高安まちまちだったが、為替市場ではドルが売られ円高方向に振れたことから、朝方は売り優勢で始まった。しかし、その後の日経平均は底堅く、プラス圏とマイナス圏を往来する展開に。朝方発表された24年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値が市場予想から上振れし、長期金利が上昇したことで金融株が買われた。また、半導体関連も好決算発表銘柄を中心に上昇するものが目立った。
    半面、円高・ドル安の進行から自動車株などは軟調で、日経平均は下げる場面もあるなど方向感は乏しかった。
     
    内閣府が17日発表した10〜12月のGDP速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比年率2.8%増だった。設備投資や輸出が好調で、QUICKが集計した民間予測の中央値(1.0%増)を上回った。日銀の早期利上げを後押しするとして、17日午後の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが上昇(債券価格は下落)し、10年4月以来、約15年ぶりの高水準を付けた。三菱UFJや東京海上などに買いが入った。
     
    日経平均は100円あまり下げる場面もあった。円相場は一時1ドル=151円台半ばまで円買い・ドル売りの勢いが強まり、トヨタやホンダなど輸出関連の一角は軟調に推移した。トランプ米政権の輸入車関税に対する警戒感も自動車株には重荷だった。
     
    決算を発表した個別銘柄の物色は活発だった。17日午後に配当性向の引き上げと、最大3000億円の自社株買い計画を発表したブリヂストンが買われた。一方、前週末に25年3月期の利益予想を下方修正したオリンパスは売られた。
     
    日経平均は終日、前週末の終値(3万9149円)を挟んで上下に小幅な動きにとどまった。一日の高値と安値の差である日中値幅は217円52銭と、24年6月18日(186円13銭)以来およそ8カ月ぶりの低水準だった。
     
    さて、東京株式市場は今晩の米国市場が休場ということもあって動きの取りにくい展開。1ドル=151円台に入った円高や自動車関税、15年ぶり水準への金利上昇がマイナスに働く半面、米ハイテク株高や日本の堅調なGDP速報がプラスに働いている。トピックスは日経平均より底堅く推移し前週末の下げ幅以上に反発。全体の基調は安定しており企業業績も増額含みで買い方有利の流れは変わっていない。

     

     
    東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は7.69ポイント高の2766.90だった。JPXプライム150指数は反発し、4.44ポイント高の1215.64で終えた。
     
    東証プライムの売買代金は概算で4兆3941億円、売買高は18億7863万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は589。値下がりは1000、横ばいは51だった。
     
    業種別株価指数(33業種)はゴム製品、石油・石炭製品、銀行業などが上昇。下落は輸送用機器、空運業、鉱業など。
     
    個別では、売買代金トップのディスコが大きく水準を切り上げ、フジクラも堅調。アドバンテスト、スクリーンHD、ルネサスエレクトロニクスなどの一部半導体関連株、
    IHI、日立、川崎重工業などが商いを伴い高く、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクやりそなHD、第一生命HDなどの金融株は堅調に推移。通期業績予想は期待以上の水準まで上方修正したサンリオはストップ高に買われた。ユーグレナ、日本マイクロニクスもストップ高に買われ、低位株ではインフォマートが値を飛ばした。ダイフクが物色人気、タツモ、キオクシアホールディングスも大幅高。ミダックホールディングス、キオクシアホールディングスなどが買われた。
     
    一方、オリンパス、アマダ、横河電機、リコーの下げが目立ったほか、円高が重しとなりトヨタ自動車、ホンダ、マツダ、日野自動車など自動車株の一角が弱い。また、今期の実質減益ガイダンスをマイナス視された電通グループが急落。ほか、プラスアルファ・コンサルティング、メドレー、セグエグループなどが値下がり率上位となった。
     
    フジ・メディア・ホールディングスが値を下げ、ディー・エヌ・エーも安い。プラスアルファ・コンサルティングが値下がり率トップに売り込まれたほか、ミガロホールディングスがストップ安。メドレー、セグエグループ、メックなどが急落。電通グループの下げも目立った。


     


     
    東証スタンダード市場は為替の円高がプライム市場銘柄に重しとなる中、「外部の影響を受けにくい小型株に買いが入った」との見方もあった。好決算銘柄に買いが優勢となった。
    スタンダードTOP20は軟調。出来高は4億5637万株。
    値上がり銘柄数754、値下がり銘柄数687と、値上がりが優勢だった。
     
    個別ではグッドライフカンパニー、ピーバンドットコム、サイバーリンクス、全保連、サンコールなど8銘柄がストップ高。トレードワークスは一時ストップ高と値を飛ばした。インターライフホールディングス、ファーストコーポレーション、中外鉱業、オーテック、イチケンなど51銘柄は昨年来高値を更新。アライドテレシスホールディングス、ナカヨ、ピーエイ、アドバンテッジリスクマネジメント、オーバルが買われた。
     
     一方、新東がストップ安。まんだらけ、コメ兵ホールディングス、ナフコ、やまみ、日本一ソフトウェアなど12銘柄は昨年来安値を更新。日本精蝋、AIフュージョンキャピタルグループ、オプティマスグループ、エキサイトホールディングス、サイオスが売られた。
     
     


     
    東証グロース市場は日銀の追加利上げの時期が早まるとの観測などを背景に円相場が円高・ドル安方向に振れるなか、円高による業績のマイナス影響が小さいとみられる新興市場の内需株に買いが入りやすかった。決算内容が良好だった銘柄への買いも目立った。
    東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比4.40ポイント(0.65%)高の681.46だった。グロースCoreは下落した。
     
    グロース市場ではBASE、プレイドが上昇した。一方、トライアル、バイセルが下落した。
    値上がり銘柄数285、値下がり銘柄数299と、売り買いが拮抗した。
     
    個別では、GVA TECH、技術承継機構、シェアリングテクノロジー、ワンキャリア、カオナビなど12銘柄がストップ高。ディジタルメディアプロフェッショナル、プレイド、eWeLL、インターネットインフィニティーは一時ストップ高と値を飛ばした。Schoo、ユカリア、令和アカウンティング・ホールディングス、はてな、勤次郎など28銘柄は昨年来高値を更新。ブリーチ、エフ・コード、BASE、ブシロード、ヌーラボが買われた。
     
    一方、グリーンモンスター、イタミアート、ミンカブ・ジ・インフォノイド、kubell、noteがストップ安。夢展望、フレアスは一時ストップ安と急落した。トライアルホールディングス、ハッチ・ワーク、ビースタイルホールディングス、ジィ・シィ企画、Institution for a Global Societyなど7銘柄は昨年来安値を更新。Hmcomm、ピクスタ、SAAFホールディングス、デジタルプラス、L is Bが売られた。
     


     
    17日午前の日経平均株価は小幅に反発し、午前終値は前週末比15円44銭高の3万9164円87銭だった。
     
    朝方に日経平均がやや軟調なスタートとなった後、すぐにプラス圏に切り返したが、その後は再び下げに転じるなど狭いレンジで方向感の定まらない値動きとなった。足もと外国為替市場で1ドル=151円台後半までドル安・円高方向に振れ自動車株などに売りを誘発しているものの、全体相場への影響は限られている。決算発表を受けて好決算銘柄に買いが向かい、全体相場を支える格好となっている。
     
    朝方発表の2024年10〜12月の国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回り、機械や銀行株の一角などに買いが入った。決算を発表した個別銘柄の物色が中心で、前週末の終値(3万9149円)を挟んで上下に小幅な動きにとどまった。
     
    内閣府が17日発表した10〜12月のGDP速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比年率2.8%増だった。設備投資や輸出が好調で、QUICKが集計した民間予測の中央値(1.0%増)を上回った。ファナックやキーエンスといった設備投資関連が買われた。GDPの上振れが日銀の早期利上げを後押しするとして国内長期金利が上昇し、三菱UFJなど銀行株にも買いが目立った。
     
    トランプ米政権の輸入自動車関税に対する警戒感からトヨタやホンダなど自動車株は軟調だった。前週末に2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)の見通しを下方修正したオリンパスが売られ、24年12月期が最終赤字となった電通グループも大きく下げて株式相場の重荷となった。日経平均は下げ幅を100円あまりに広げる場面があったが、心理的な節目の3万9000円に近づくと底堅さをみせた。
     
    14日の米株式市場でダウ工業株30種平均が反落し、前日比165ドル安で終えた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は上昇し、2万台を回復した。きょう午前の東京市場も相場の方向感は乏しかった。
     
    後場の日経平均株価は、もみ合い展開が継続しそうだ。機械や銀行株の一角などに買いが入っているが、決算を発表した個別銘柄の物色が中心となっており、指数の動きは限定的となっている。今後、米国に輸入される自動車、半導体及び医薬品などへの関税措置が表明される見通しのため、関連銘柄は様子見姿勢が強まっている。一方で、日本の長期金利の指標となる10年物国債利回りは上昇基調にあるなか、銀行や保険など金融株が相対的にしっかりとした推移が続いている。後場も引き続きTOPIX優位の地合いとなりそうだ。

     


     
     
     
    東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは7.26ポイント(0.26%)高の2766.47だった。JPXプライム150指数も反発した。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆947億円、売買高は9億4746万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は922。値下がりは663、横ばいは53だった。
     
    業種別では、石油・石炭製品、その他製品、電気・ガス業が上昇する一方で、精密機器、輸送用機器、サービス業が下落した。
     
     
    個別では、売買代金トップのフジクラやディスコ、アドバンテストなどが揃って上昇し、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友などの金融株は堅調に推移。キーエンス、IHI、日立、ソフトバンクグループ、三菱重工業などが上昇した。ほか、想定以上の収益成長ペースを評価された日本マイクロニクスや通期業績予想は期待以上の水準まで上方修正したサンリオが急騰、ユーグレナ、ミダックホールディングス、キオクシアホールディングスなどが値上がり率上位となった。日本マイクロニクスがストップ高に買われたほか、ダイフクも値を飛ばした。
     
     一方、日本航空やANAホールディングスなどの空運株が軟調に推移。また、ファーストリテ、トヨタ自動車、レーザーテック、東京エレクトロン、フジHD、楽天グループなどが下落した。ほか、今期の実質減益ガイダンスをマイナス視された電通グループが急落。
    リクルートホールディングスも安い。プラスアルファ・コンサルティング、メドレーなどが急落した。ほか、プラスアルファ・コンサルティング、メドレー、セグエグループなどが値下がり率上位となった。



     
    東証スタンダード市場は好業績銘柄の一角が買われ、買い優勢の展開だった。
    スタンダードTOP20は強含み。出来高は2億7667万株。
    値上がり銘柄数806、値下がり銘柄数578と、値上がりが優勢だった。
     
     個別ではサイバーリンクス、トレードワークス、アライドテレシスホールディングス、アドバンテッジリスクマネジメントがストップ高。ファーストコーポレーション、中外鉱業、イチケン、テクノ菱和、暁飯島工業など40銘柄は昨年来高値を更新。アビックス、AIメカテック、クレステック、グッドライフカンパニー、ワシントンホテルは値上がり率上位に買われた。
     
     一方、まんだらけ、日本一ソフトウェア、三和油化工業、ダントーホールディングス、OBARA GROUPなど8銘柄が昨年来安値を更新。日本精蝋、エキサイトホールディングス、オプティマスグループ、サイオス、日本パワーファスニングは値下がり率上位に売られた。
     


     
    東証グロース市場は、朝方発表の2024年10〜12月期の実質国内総生産(GDP)が市場予想を上回る伸びを示し、日銀の追加利上げ時期が早まるとの観測が円買いを誘った。個人消費が堅調さを示したのも一部の内需株の追い風となった。
    外国為替市場で円相場が円高・ドル安方向に振れるなか、相対的に内需関連が多い新興市場銘柄には買いが入りやすかった。
    東証グロース市場250指数は反発した。前引けは前週末比10.41ポイント高の687.47だった。グロース250も上昇。
    グロース市場ではBASE、カバーが上昇した。一方、タイミー、トライアルが下落した。
    値上がり銘柄数317、値下がり銘柄数249と、値上がりが優勢だった。
     
     個別ではGVA TECH、技術承継機構、ペルセウスプロテオミクス、ブリーチがストップ高。ディジタルメディアプロフェッショナル、プレイド、eWeLL、インターネットインフィニティーは一時ストップ高と値を飛ばした。Schoo、ユカリア、令和アカウンティング・ホールディングス、はてな、ライトワークスなど23銘柄は昨年来高値を更新。BASE、ブシロード、ヘリオス、シェアリングテクノロジー、ジーニーは値上がり率上位に買われた。
     
     一方、イタミアート、フレアスがストップ安。グリーンモンスター、夢展望は一時ストップ安と急落した。トライアルホールディングス、ハッチ・ワーク、ビースタイルホールディングス、ジィ・シィ企画、Institution for a Global Societyなど7銘柄は昨年来安値を更新。SAAFホールディングス、L is B、ピクスタ、Hmcomm、シンカは値下がり率上位に売られた。
     
     

    【寄り付き概況】
     
    17日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前週末比55円34銭安の3万9094円09銭。
     
    前週末の欧州株市場は高安まちまちで、ここ最高値更新基調が続いていたドイツの主要株価指数であるDAXは5日ぶりに反落した。また、米国株市場では、景気敏感株などに売りが目立つなかNYダウは反落した。ただ、米長期金利は低下傾向にあることでハイテクセクターの一角が買われ、ナスダック総合株価指数はプラス圏で引けている。
     
    東京株式市場では前週末に日経平均株価が300円あまりの下落となったが、きょうも上値の重い展開が予想される。3万9000円近辺は押し目買いニーズも観測され、目先円高傾向にある外国為替市場の動きなどを横にらみに上下に不安定な地合いとなりそうだ。
     
    東証株価指数(TOPIX)も朝安後に上昇している。
     
    個別では、ファストリやソニーG、アサヒが上昇している。一方、オリンパスやリクルート、ホンダが下落している。

     





    「企業には訴えたいメッセージがある」

    「マチマチの展開ながらナスダック100指数は過去最高値を更新」

    週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
    相互関税が13日に即時発動されなかったことを消化。
    ナスダック100指数は0.4%高と、最高値を更新。
    エヌビディアが2.6%、アップルが1.3%上昇。
    民泊仲介大手エアビーアンドビーが14%高。
    一方、マイクロソフトは0.5%、アマゾンは0.7%下落。
    アプライド・マテリアルズは8%安。
    週間でS&P500が1.5%、ナスダックが2.6%、NYダウが0.5%上昇。
    17日(月)は「大統領の日(プレジデンツ・デー)」のため米国市場は休場。
    1月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.9%減。
    寒波やカリフォルニア州で発生した大規模な山火事などが響いた。
    2023年3月以来の大きな減少。
    1月の輸入物価指数は前月比0.3%上昇。
    燃料価格の高騰が自動車や消費財の価格低下により部分的に相殺された格好。
    小売売上高の発表を受けFRBによる年内の利下げ幅は計0.41%との見通し。
    13日終盤時点では0.33%だった。
    次回の利下げは、9月または10月のFOMCになるとの公算。
    10年国債利回りは4.478%。
    5年債利回りは4.329%
    2年国債利回りは4.261%。
    2年国債と10年国債の利回り格差は0.215%。
    ドル円は152円台前半。
    WTI原油先物3月限は0.55ドル(0.77%)安の1バレル=70.74ドル。
    週間では0.26ドル(0.37%)下落。
    ビットコインは1.32%高の9万7781.23ドル。
    SKEW指数は166.10→163.36→167.97。
    恐怖と欲望指数は46→44
    10月18日の75がピーク(2023年10月5日が20)。

    週末のNYダウは165ドル(0.37%)安の44546ドルと反落。
    高値44769ドル、安値44498ドル。
    サイコロは6勝6敗。
    騰落レシオは122.32(前日127.74)。
    NASDAQは81ポイント(0.41%)高の20026ポイントと3日続伸。
    高値20045ポイント、安値19932ポイント。
    サイコロは8勝4敗。
    騰落レシオは104.37(前日101.14)。
    S&P500は0.44ポイント(0.01%)安の6114ポイントと3日ぶりに反落。
    高値6127ポイント、安値6107ポイント。
    サイコロは7勝5敗。
    騰落レシオは119.38(前日122.29)。
    週末のダウ輸送株指数は211ポイント(1.29%)高の16606ポイントと続伸。
    SOX指数は4ポイント(0.09%)高の5160ポイントと3日続伸。
    VIX指数は14.77(前日15.10)。
    NYSEの売買高は10.34億株(前日11.16億株)。
    3市場の合算売買高は144億株(前日153億株、過去20日平均150億株)。
    週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比10円安の39100円。
    ドル建ては大証日中比15円高の39125円。
    ドル円は152.33円。
    10年国債利回り4.478%。
    2年国債利回りは4.261%。

    週間ベースでNYダウは0.5%高。
    ナスダック総合指数は2.6%高。
    S&P500指数は1.5%高。
    それぞれ2週ぶりに反発。
    フィラデルフィア半導体指数(SOX)指数は5.46%高、3週ぶり反発。

    「2月SQ値39432円に対しては0勝1敗」

    週末の日経平均は寄り付き42円高。
    終値は312円(▲0.79%)安の39149円と4日ぶりに反落。
    高値39543円。
    安値39133円。
    2日ぶりに日足陰線。
    13日は39102円→39112円にマド。
    日経平均は4日ぶりに一目均衡の雲の中。
    上限は39420円。
    下限は39055円。
    日経平均は週間で362円高。
    週足は3週ぶりに陽線。
    2月SQ値39432円に対しては0勝1敗
    TOPIXは6.38ポイント(▲0.23%)安の2759ポイントと3日ぶりに反落。
    25日線(2736ポイント)を2日連続で上回った。
    75日線(2724ポイント)を19日連続で上回った。
    200日線(2716ポイント)を18日連続で上回った。
    日足は2日ぶりに陰線。
    TOPIXコア30指数は続伸。
    プライム市場指数は3.26ポイント(▲0.23%)安の1420.23ポイントと3日ぶりに反落。
    東証グロース250指数は10.39ポイント(▲1.51%)安の677.06と続落。
    25日移動平均線からの乖離は△4.22%(前日△6.04%)。
    プライム市場の売買代金は4兆9571億円(前日4兆9636億円)。
    売買高は20.34億株(前日20.32億株)。
    値上がり473銘柄(前日1260銘柄)。
    値下がり1116銘柄(前日337銘柄)。
    新高値56銘柄(前日57銘柄)。
    新安値16銘柄(前日7銘柄)。
    プライム市場の騰落レシオは105.69(前日104.70)。
    東証グロース市場の騰落レシオは104.15(前日105.03)。
    NTレシオは14.19倍(前日14.27倍)。
    サイコロは9勝3敗で75.00%。
    TOPIXは8勝4敗で66.66%。
    東証グロース市場指数は7勝5敗で58.33%。
    下向きの25日線(39106円)から△0.11%(前日△0.82%)。
    2日連続で上回った。
    上向きの75日線は39028円。
    2日連続で上回った。
    上向きの200日線(38647円)から△1.30%(前日△2.13%)。
    8日連続で上回った。
    上向きの5日線は39032円。
    3日連続で上回った。
    13週線は39154円。
    26週線は38764円。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.811%(前日▲16.781%)。
    買い方▲5.058%(前日▲4.457%)。
    東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲6.668%(前日▲9.127%)。
    買い方▲12.452%(前日▲11.489%)。
    売り方買い方が2日連続で売り方優勢。
    ただ変動が激しくあまりあてにはできない印象。
    空売り比率は40.9%(前日38.3%、6日ぶりに40%超)。
    空売り規制なしの銘柄の比率は9.4%(前日7.6%)。
    日経VIは21.11(前日20.02)。
    日経平均採用銘柄のPERは15.37倍(前日15.39倍)。
    前期基準では16.42倍。
    EPSは2547円(前日2564円)。
    直近ピークは2月14日2564円、10月15日2514円、3月4日2387円。
    直近ボトムは11月14日2425円。
    225のPBRは1.41倍(前日1.42倍)。
    BPSは27765円(前日27789円)。
    日経平均の予想益回りは6.51%。
    予想配当り利回りは2.06%。
    指数ベースではPERは20.15倍(前日20.31倍)。
    EPSは1942円(前日1942円)。
    PBRは1.93倍(前日1.95倍)。
    BPSは20284円(前日20236円)。
    10年国債利回りは1.350%(前日1.350%)。
    2010年4月以来14年ぶりの高水準。
    プライム市場の予想PERは15.12倍。
    前期基準では16.26倍。
    PBRは1.34倍。
    プライム市場の予想益回りは6.61%。
    配当利回り加重平均は2.40%。
    東証プライムのEPSは179.82(前日180.28)。
    2025年2月が180.62。
    2024年12月161.79。
    2024年2月が174.18。
    2024年1月が175.24。
    2023年10月が177.72。
    2022年4月が118.12。
    大商い株専有率(先導株比率)は29.8%(前日29.6%)。
    12月19日が48.3%だった。
    2月14日は29.6で低下。
    プライム市場の単純平均は15円安の2719円(前日は2734円)。
    プライム市場の売買単価は2436円(前日2444円)。
    プライム市場の時価総額956兆円(前日959兆円)。
    ドル建て日経平均は256.63(前日256.11)と続伸。
    週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比10円安の39100円。
    高値39575円、安値38990円。
    大証夜間取引終値は前日比変わらずの39110円。
    気学では月曜は「高寄り売り」。
    火曜は「大いに高いと反落する。逆の時は翌日高し」。
    水曜は「相場が分岐する日。足取りに注意肝要」。
    木曜は「変化を起こす注意日」。
    金曜は「気味が悪くても突っ込み売り見送り。悪目買い狙え」。
    ボリンジャーのプラス1σが39558円。
    プラス2σが40011円。
    マイナス1σが38654円。
    マイナス2σが38202円。
    週足のボリンジャーのプラス1σが39786円。
    プラス2σが40418円。
    マイナス1σが38523円。
    マイナス2σが37891円。
    半値戻しは36841円。
    9月配当権利落ち前は38925円。
    日経平均株価の9月月中平均は37162円。
    TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
    12月メジャーSQ値39434円。
    1月SQ値は39343円。
    2月SQ値39432円。
    週明けのNYはプレジデントデーで休場。

    《今日のポイント2月17日》

    (1)週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
       10年国債利回りは4.478%。
       5年債利回りは4.329%
       2年国債利回りは4.261%。
       ドル円は152円台前半。
       SKEW指数は166.10→163.36→167.97。
       恐怖と欲望指数は46→44
       10月18日の75がピーク(2023年10月5日が20)。

    (2)週末のダウ輸送株指数は211ポイント(1.29%)高の16606ポイントと続伸。
       SOX指数は4ポイント(0.09%)高の5160ポイントと3日続伸。
       VIX指数は14.77(前日15.10)。
       NYSEの売買高は10.34億株(前日11.16億株)。
       3市場の合算売買高は144億株(前日153億株、過去20日平均150億株)。
       週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比10円安の39100円。

    (3)プライム市場の売買代金は4兆9571億円(前日4兆9636億円)。
       売買高は20.32億株(前日20.32億株)。
       値上がり473銘柄(前日1260銘柄)。
       値下がり1116銘柄(前日337銘柄)。
       新高値56銘柄(前日57銘柄)。
       新安値16銘柄(前日7銘柄)。
       プライム市場の騰落レシオは105.69(前日104.70)。
       東証グロース市場の騰落レシオは104.15(前日105.03)。
       NTレシオは14.19倍(前日14.27倍)。
       サイコロは9勝3敗で75.00%。

    (4)下向きの25日線(39106円)から△0.11%(前日△0.82%)。
       2日連続で上回った。
       上向きの75日線は39028円。
       2日連続で上回った。
       上向きの200日線(38647円)から△1.30%(前日△2.13%)。
       8日連続で上回った。
       上向きの5日線は39032円。
       3日連続で上回った。
       13週線は39154円。
       26週線は38764円。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.811%(前日▲16.781%)。
       買い方▲5.058%(前日▲4.457%)。
       東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲6.668%(前日▲9.127%)。
       買い方▲12.452%(前日▲11.489%)。
       売り方買い方が2日連続で売り方優勢。
       ただ変動が激しくあまりあてにはできない印象。

    (6)空売り比率は40.9%(前日38.3%、6日ぶりに40%超)。
       空売り規制なしの銘柄の比率は9.4%(前日7.6%)。
       日経VIは21.11(前日20.02)。

    (7)日経平均採用銘柄のPERは15.37倍(前日15.39倍)。
       前期基準では16.42倍。
       EPSは2547円(前日2564円)。
       直近ピークは2月14日2564円、10月15日2514円、3月4日2387円。
       直近ボトムは11月14日2425円。
       225のPBRは1.41倍(前日1.42倍)。
       BPSは27765円(前日27789円)。
       日経平均の予想益回りは6.51%。
       予想配当り利回りは2.06%。
       指数ベースではPERは20.15倍(前日20.31倍)。
       EPSは1942円(前日1942円)。
       PBRは1.93倍(前日1.95倍)。
       BPSは20284円(前日20236円)。
       10年国債利回りは1.350%(前日1.350%)。

    (8)プライム市場の単純平均は15円安の2719円(前日は2734円)。
       プライム市場の時価総額956兆円(前日959兆円)。
       ドル建て日経平均は256.63(前日256.11)と続伸。

    (9)週足のボリンジャーのプラス1σが39786円。
       プラス2σが40418円。
       マイナス1σが38523円。
       マイナス2σが37891円。
       半値戻しは36841円。
       9月配当権利落ち前は38925円。
       日経平均株価の9月月中平均は37162円。
       TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
       12月メジャーSQ値39434円。
       1月SQ値は39343円。
       2月SQ値39432円。
       週明けのNYはプレジデントデーで休場。

    今年の曜日別勝敗(2月14日まで)

    月曜2勝3敗
    火曜3勝2敗
    水曜4勝2敗
    木曜5勝1敗
    金曜1勝5敗

    週間ベースで日経平均株価は0.9%高、3週ぶり反発。
    TOPIXは0.8%高、2週ぶり反発。
    東証プライム市場指数は0.8%高、2週ぶり反発。
    グロース250指数は0.41%高、4週続伸(累計8.2%上昇)。
    東証スタンダード市場指数は1.1%高、4週続伸(同4.7%上昇)。
    東証グロース指数は0.9%高、4週続伸(同8.0%上昇)。
    東証REIT指数は0.3%高、2週ぶり反発。

    2月第1週(2月3日→7日)の需給動向
    海外投資家は現物2657億売り越し(2週連続で売り越し)。
    先物3694億円売り越し(2週連続で売り越し)。
    合計6352億円売り越し(2週連続で売り越し)。
    個人は現物4892億円買い越し(2週連続で買い越し)。
    先物1147億円買い越し(2週連続で買い越し)。
    合計6039億円買い越し(2週連続で買い越し)。
    信託銀行は現物637億円買い越し(5週ぶりに買い越し)。
    先物436億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
    合計200億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。

    2月第1週(2月3日ー7日)の投資部門別売買代金。
    個人が現物で2394億円買い越し(前週909億円売り越し)。
    信用で2497億円買い越し(前週2333億円買い越し)。
    合計4892億円買い越し。
    買い越は2週連続で買い越しで4週ぶりの大きさ。
    海外投資家が2657億円売り越し(前週3133億円売り越し)。
    自己売買が5273億円売り越し(前週1391億円買い越し)。
    信託銀行が637億円買い越し(前週940億円売り越し)。
    事業法人が3037億円買い越し(前週1516億円買い越し)。
    5週連続で買い越し。

    12月メジャーSQ値39434円→1月SQ値は39343円→2月SQ値39432円。
    結局ここが居心地の良い場所なのだろうか。
    土曜日経朝刊1面の見出しは「上場企業、最高益続く」。
    非製造業がけん引役とはいえ暗くはない。

    週末のストボ資産形成フェア。
    合計5社のIRの聞き手をさせていただいた。
    改めて思ったのは「企業には訴えたいメッセージがある」ということ。
    聞き手が小さな小さな知識の中で考えた小賢しい質問などほとんど意味がないだろう。
    むしろ企業が何を訴えたいのを聞くことの方がよほど役に立つ。
    聞きたいことを聞くのではなく、言いたいことを引き出すこと。
    表面上の言葉ばかり聞くからIRを見聞してもなかなか理解できない。
    わからないままにわかったフリで通過するのが一番時間の無駄だ。

    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    乃村工藝社(9716)・・・動兆

    展示施設、商業施設、博物館等のディスプレー企画・設計・施工・運営監理の最大手。
    堅実経営。
    大阪関西万博の進展は追い風。

    (兜町カタリスト櫻井)



    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


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    《マーケットストラテジーメモ》02月 第2週

    10日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って下落。トランプ大統領が「来週にも多くの国に対する相互関税を発表する」とコメント。これが警戒された格好。1月の雇用統計で非農業部門雇用者数は14.3万人増と伸びは前月から減速。市場予想の17万人増も下回り失業率は4.0%と昨年5月以来の低水準。ただ株価インパクト薄く通過。
     
    日経平均株価は14円高の3万8801円と反発。前週末の米株安や米国の関税政策をめぐる懸念から安く始まったが、その後は決算発表銘柄の個別物色などを手掛かりに上昇に転じるなど、前週末終値近辺で方向感の乏しい展開。TOPIXは続落。東証プライムの売買代金は4兆2299億円。村田製、川重が上昇。第一三共、大成建が下落。日経平均採用銘柄のEPSは2551円(前日2525円)と過去最高更新。
     
    12日(水):
    火曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。NYダウとS&P500は続伸。ナスダック総合は反落。パウエル議長は上院銀行委員会で証言。「利下げを急ぐ必要はない」とコメント。またトランプ大統領は「鉄鋼・アルミニウム輸入に例外なく25%の関税を課す。米国製品に関税を課す全ての国に対する相互関税を今後2日間で発表する」とコメント。ただいずれも特に材料視された形跡は窺われない。好決算のコカ・コーラが4.7%上昇。スーパーボウルはNFC側の勝利でアノマリー的には今年の米株は高い。
     
    日経平均株価は1621円高の3万8963円と続伸。前日のNYダウの上昇を支えに値がさ株が買われた。TOPIXは3営業日ぶりに反発。 東証プライムの売買代金は5兆4101億円。アドテスト、フジクラが上昇。第一三共、クラレが下落。
     
    13日(木):
    水曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。S&P500とNYダウが反落。エヌビディアとアマゾンが1%超下落。配車大手リフトは8%安。ヘルスケア大手CVSヘルスが15%急伸。1月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.0%上昇。前月比では0.5%上昇し、2023年8月以来、約1年半ぶりの大幅な伸び。ともに市場予想を上回った。金利先物が織り込む年内の0.25%利下げ確率は約70%。
     
    日経平均株価は497円高の3万9461円と3日続伸。想定外の大幅な上昇となったため、ショートカバー(売り方の買い戻し)も巻き込んでさらに強含む展開。上昇幅は一時600円を超えた。154円台の円安・ドル高水準で推移したことも追い風。翌日のSQ算出に向けた、短期筋の仕掛け的な買いが日経平均の上昇をけん引したとの見方もある。東証プライムの売買代金は4兆9684億円。三菱UFJ、トレンドが上昇。SBG、リクルートが下落。日経平均は25日線(39140円)を8日ぶりに上回った。
     
    14日(金):
    木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。テスラは5.8%、エヌビディアは3.2%、アップルは2が上昇。石油大手シェブロンは0.6%高。トランプ米大統領は米国の輸入品に関税を課している全ての国に相互関税を課すと発表。ただ上昇の背景は国債利回りの低下という解釈だ。1月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前年比3.5%上昇。伸びは前月の3.3%から加速。市場予想の3.2%も上回った。前月比では0.4%上昇。
    市場予想は0.3%上昇だった。
     
    日経平均株価は312円安の3万9149円と4日ぶりに反落。ただ好業績銘柄の物色が活発だった。TOPIXは3日ぶりに反落。東証プライムの売買代金は4兆9570億円。日産自、ホンダが上昇。大塚HD、三菱重が下落。2月SQ値39432円に対しては0勝1敗。
     
    (2)欧米動向
     
    2月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は67.8。
    7カ月ぶりの低水準。
    1年先の期待インフレ率は4.3%。
    前月の3.3%から上昇し2023年11月以来の高水準。
    5年先の期待インフレ率は3.3%。
    前月の3.2%から上昇し、08年6月以来の高水準。
     
    (3)新興国動向
     
    中国人民銀行(中央銀行)が14日発表した1月の新規人民元建て融資は5兆1300億元(7064億ドル)。
    市場予想を上回り過去最高を記録した。
    人民銀行が景気支援に動いており、追加緩和観測が強まっているとの見方。
    中国の銀行は質の高い顧客を確保し、市場シェアを勝ち取るため、年明けに融資を前倒しで実施する傾向があるという。
     


    (兜町カタリスト 櫻井英明)

    [株価材料]
     
    ■外相、米に関税除外求める 車関税も問題提起
     
    ■大東建託<1878>
    バイオマス発電会社を買収 東日本で自家発電
     
    ■ヤマノHD<7571>
    古着店4倍に 訪日客狙う
     
    ■楽天G<4755>
    5年ぶり黒字 前期営業 携帯参入後で初
     
    ■外資の対中投資99%減 21年比 昨年、33年ぶり低水準
     
    ■東京海上HD<8766>
    純利益1兆円に上振れ 政策株売却 今期
     
    ■電通G<4324>
    最終赤字1921億円 前期、海外のれん減損2101億円
     
    ■マツダ<7261>
    タイに電動車5種投入 230億円投じHVライン
     
    ■花王<4452>
    株主提案に反対 オアシスの取締役選任要求
     
    ■キオクシア<285A>
    設備投資25%減 スマホ市場低迷受け
     
    ■トヨタ自動車<7203>
    燃費改善の燃料電池開発
     
    ■リンガーハット<8200>
    72商品値上げ
     
    ■大日本印刷<7912>
    17年ぶり増配 今期純利益を上方修正
     
    ■荏原<6361>
    純利益最高に 今期1%増で予想上回る 半導体工場向け伸びる
     
    ■カシオ計算機<6952>
    電子辞書開発中止 4-12月純利益57%減
     
    ■住友倉庫<9303>
    「10年で海外売上高5割増」 東南アに注力
     
    ■日銀、ETF売却にも布石か 3月会合から出席者を増員
     
    ■日銀が銀行から購入の株式売却は夏にも完了、ETF処分の議論焦点に


    17日の東京株式市場は、軟調な展開展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、3万8700円-3万9200円を想定(14日終値3万9149円43銭)
     
     
    先週末の米国株はまちまち。ダウ平均は下落し、ナスダックは上昇。S&P500はほぼ横ばいとなった。ダウ平均は165ドル安の44546ドルで取引を終えた。
     
    トランプ米大統領は現地14日、輸入自動車に対する関税を4月2日ごろに公表することを明らかにした。日本の輸出の主力である自動車産業への影響が警戒され、自動車関連株には重しとなりそう。
    現地17日の米国株式市場は、プレジデンツ・デーで休場となることから、海外投資家の市場参加は少ないとみられ、様子見姿勢が強まることも想定されるだろう。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=152円台の前半(前週末14日は152円73-75銭)とやや円高方向に振れ、ユーロ・円は1ユーロ=159円台の後半(同159円84-88銭)と小動き。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同14日の大阪取引所清算値比10円安の3万9100円だった。
     
     
    【好材料銘柄】 

    ■FRONTEO <2158>
    今期経常を32%上方修正。

    ■博展 <2173>
    今期経常は4%増で3期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は1円増配へ。

    ■ユーグレナ <2931>
    今期営業は4倍増で8期ぶり最高益更新へ。

    ■グッドライフカンパニー <2970>
    今期経常は67%増で3期連続最高益更新へ。

    ■グローバル・リンク・マネジメント <3486>
    今期経常は17%増で5期連続最高益、実質増配へ。3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。

    ■エムアップホールディングス <3661>
    4-12月期(3Q累計)経常が49%増益で着地・10-12月期も78%増益。

    ■シェアリングテクノロジー <3989>
    10-12月期(1Q)最終は27%増益で着地。

    ■ココペリ <4167>
    今期経常を2.2倍上方修正。

    ■トリケミカル研究所 <4369>
    前期経常を18%上方修正・2期ぶり最高益更新へ。

    ■ワンキャリア <4377>
    今期経常は43%増で5期連続最高益、実質増配へ。3月15日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。

    ■サカタインクス <4633>
    今期経常は24%増で2期ぶり最高益、前期配当を15円増額・今期は20円増配へ。

    ■ワシントンホテル <4691>
    今期経常を37%上方修正、配当も5円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.33%にあたる4万株(金額で5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月17日から4月30日まで。

    ■AnyMind Group <5027>
    今期最終は12%増で4期連続最高益更新へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.59%にあたる95万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月1日から9月30日まで。

    ■ヌーラボ <5033>
    今期経常を48%上方修正・最高益予想を上乗せ。

    ■eWeLL <5038>
    今期経常は32%増で6期連続最高益、前期配当を1円増額・今期は3円増配へ。

    ■倉元製作所 <5216>
    今期経常は2.3倍増益へ。

    ■TYK <5363>
    今期経常を一転22%増益に上方修正・最高益、配当も2.4円増額。

    ■ヒューマンテクノロジーズ <5621>
    4-12月期(3Q累計)経常は2.4倍増益・通期計画を超過。

    ■全保連 <5845>
    三菱UFJニコスがTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株1000円で14日終値を31.9%上回る水準。買い付け期間は2月17日から4月3日まで。

    ■岡部 <5959>
    今期経常は9%増益、前期配当を5円増額・今期は6円増配へ。

    ■サンコール <5985>
    今期経常を7.3倍上方修正。

    ■タクマ <6013>
    今期経常を17%上方修正、配当も10円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の11.59%にあたる900万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月17日から26年2月16日まで。

    ■レアジョブ <6096>
    今期経常を2.1倍上方修正。

    ■小田原エンジニアリング <6149>
    今期経常は89%増で2期ぶり最高益、20円増配へ。

    ■インターネットインフィニティー <6545>
    4-12月期(3Q累計)経常は65%増益で着地。また、株主優待制度を導入。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、QUOカード2000円分を贈呈する。1年以上継続保有する株主には「わかるかいご Biz」1年間利用権を追加で付与する。

    ■ナカヨ <6715>
    あい ホールディングス <3076> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化目指す。TOB価格は1株2550円で14日終値を2.4倍上回る水準。買い付け期間は2月17日から4月2日まで。

    ■日本マイクロニクス <6871>
    前期経常は2.2倍増で2期ぶり最高益、今期業績は非開示、前期配当を5円増額。

    ■エヌ・シー・エヌ <7057>
    4-12月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・10-12月期も黒字浮上。

    ■インティメート・マージャー <7072>
    10-12月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地。

    ■ベビーカレンダー <7363>
    前期経常が上振れ着地・今期は60%増益へ。

    ■ネットプロテクションズホールディングス <7383>
    今期最終を6%上方修正・最高益予想を上乗せ。また、株主優待制度を実施。25年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、ポイントプログラム「NPポイント」を保有株数に応じて1000~5000ポイント付与する。

    ■BuySell Technologies <7685>
    今期経常は45%増で2期連続最高益、実質増配へ。

    ■ブシロード <7803>
    今期経常を50%上方修正。

    ■クレステック <7812>
    上期経常が31%増益で着地・10-12月期も3倍増益。また、発行済み株式数(自社株を除く)の6.49%にあたる20万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月17日から5月16日まで。

    ■サンリオ <8136>
    今期経常を27%上方修正・25期ぶり最高益、配当も12円増額。

    ■ラオックスホールディングス <8202>
    今期経常は2.8倍増益、前期配当を20期ぶり2円で復配・今期は1円増配へ。

    ■アドバンテッジリスクマネジメント <8769>
    4-12月期(3Q累計)経常が2.1倍増益で着地・10-12月期も2倍増益。

    ■レオパレス21 <8848>
    今期経常を20%上方修正。

    ■NIPPON EXPRESS ホールディングス <9147>
    今期最終は73%増益へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の11.53%にあたる3000万株(金額で500億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月17日から11月28日まで。

    ■ブリーチ <9162>
    上期経常が黒字浮上で着地・10-12月期も黒字浮上。

    ■エフ・コード <9211>
    今期最終は42%増で3期連続最高益更新へ。

    ■メンタルヘルステクノロジーズ <9218>
    今期経常は23倍増で2期ぶり最高益更新へ。

    ■アイドママーケティングコミュニケーション <9466>
    今期最終を74%上方修正、配当も5円増額。

    ■ロイヤルホテル <9713>
    今期最終を一転100%増益に上方修正。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    17(月)
    【国内】
    10-12月期GDP(8:50)
    12月第三次産業活動指数(13:30)
    《決算発表》
    ブリヂストン、ピーエイ

    【海外】
    米休場(大統領の日)
    《米決算発表》
    トランスオーシャン
     


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

02月17日 毎日コラム
「なぜ、あの人とは話が通じない!」イラッとくる
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