【市況一覧】
日経平均株価
36,581.76 -251.51 09/13
TOPIX
2,571.14 -21.36 09/13
マザーズ
644.48 -8.79 09/13
NYダウ平均
41,393.78 +297.01 09/14
ナスダック総合
17,683.98 +114.30 09/14


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    Market Data
    --------------------------------------------
    【日経平均】
    38468円63銭(△801円22銭=2.13%)
    --------------------------------------------
    【TOPIX】
    2759.67(△60.13=2.23%)
    --------------------------------------------
    【グロース250】
    655.02(△12.11=1.88%)
    --------------------------------------------
    【プライム売買高】16億1182万株(▲1億6926万株)
    --------------------------------------------
    【売買代金】3兆9682億円(▲4668億円)
    --------------------------------------------
    【値上がり銘柄数】1571(前日:705)
    【値下がり銘柄数】63(前日:871)
    【新高値銘柄数】36(前日:15)
    【新安値銘柄数】9(前日:58)
    【25日騰落レシオ】105.39(前日:96.50)
    --------------------------------------------
     
    ■本日のポイント
     
     1.日経平均は9日ぶりに反発、800円強の大幅高
     2.前週末の欧米株軒並み高受け、買い戻し誘発
     3.米PCEデフレーターが予想通りで警戒感後退
     4.海外筋の先物買いが全体相場に浮揚力与える
     5.プライム市場の96%が上昇する全面高商状に
     
    日経平均は大幅上昇。高く始まった後に上げ幅を広げており、値上がり銘柄も多かった。4桁高で終われなかった点には物足りなさもあるが、ひとまず強い反発が見られたことは安心材料だろう。
    あすから日銀金融政策決定会合とFOMCが開催され、結果はともに31日に発表される。そのため、あすは様子見ムードが漂うと予想される。きょうの大幅高がなければ、「待ち」の状況下ではリスク回避姿勢が強まっていただろう。このタイミングで切り返したことから、売り急ぎは抑制されると思われる。直近の株価急落で過熱感が削がれている分、好決算を発表した銘柄には強烈な買いが入る展開も期待できる。過度な下振れ懸念は後退しそうな中、5日線(3万8550円、29日時点、以下同じ)や75日線(3万9044円)などテクニカルの節目を早々に上回る動きが見られるかが注目される。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(29日現在)
     
    40048.25  25日移動平均線
    40018.98  均衡表転換線(週足)
    40018.98  均衡表基準線(日足)
    39594.39  新値三本足陽転値
    39538.82  均衡表転換線(日足)
    39140.70  均衡表基準線(週足)
    39087.03  13週移動平均線
    39044.16  75日移動平均線
    38997.49  26週移動平均線
    38882.73  ボリンジャー:-1σ(25日)
    38725.63  6日移動平均線
    38585.26  均衡表雲上限(日足)
     
    38468.63  ★日経平均株価29日終値
     
    38253.94  均衡表雲下限(日足)
    38078.93  ボリンジャー:-1σ(13週)
    37913.37  ボリンジャー:-1σ(26週)
    37717.22  ボリンジャー:-2σ(25日)
    37070.82  ボリンジャー:-2σ(13週)
    36829.25  ボリンジャー:-2σ(26週)
    36721.84  200日移動平均線
    36551.70  ボリンジャー:-3σ(25日)
    36062.71  ボリンジャー:-3σ(13週)
    35745.12  ボリンジャー:-3σ(26週)
     
     
    ローソク足は5日移動平均線越えまで上ヒゲを伸ばし、6営業日ぶりに陽線を描き、終値801.22円高。一目均衡表では終値が雲下限を上回って三役逆転下の弱気形状を返上し、下値リスク後退を示唆した。一方、25日線との下方乖離率は3.94%(先週末5.96%)と売られ過ぎが意識される5%を下回り、潜在的なリバウンド圧力も後退した可能性がある。5日線と25日線は下向きで大引けを迎えて短期的な下落トレンド延長リスクを警告している点にも留意が必要だろう。
     

    【大引け概況】


    29日の日経平均株価は9営業日ぶりに大幅に反発し、終値は前週末比801円22銭高の3万8468円63銭だった。

     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:44 容量:21.06M  ▼音声 VOICEVOX Nemo

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    きょうの東京株式市場は主力株を中心に買い戻しが進む展開となった。前週末の欧米株が全面高となり、米国株市場ではNYダウが一時800ドルを超える急伸をみせるなどリスク選好の地合いを取り戻しており、これに追随する形で東京株式市場も自律反発局面に移行した。
    米国では注目された6月の米個人消費支出(PCE)デフレーターが事前予想の前月比0.1%の上昇と一致し、インフレ圧力の低下を背景に米連邦準備理事会(FRB)による9月利下げの可能性が意識された。半導体銘柄で構成されるSOX指数も2%高と4日ぶりに反発、これを受けて東京株式市場でもこれまで大きく売り込まれた半導体主力株を買い戻す動きにつながった。海外投資家の先物買いに伴うインデックス買いが全体相場に浮揚力を与えた。
     
    日経平均は前週末まで8日続落し、この間に3600円あまり下げていたとあって、自律反発狙いの買いが優勢だった。先物主導で騰勢を強め、日経平均の上げ幅は一時1000円を超えた。
    26日の米株式市場では半導体関連などハイテク株を中心に幅広い銘柄が買われた。きょうの東京株式市場でもこのところ下げが目立っていた東エレクなど値がさの半導体関連の一角に買いが入り、日経平均を押し上げた。

     今週の最大の注目材料は、日米の金融政策決定会合の結果だ。特に日銀の政策変更については、政府内で追加利上げを後押しするような発言が相次いでいることを受け、利上げを実施するのか、それとも直近で急激に円高が進んだため、利上げはないのではないか、と見方が分かれている。日銀会合の結果待ちのなか、目先的には本格化している主要企業の決算内容を見定めながらの、個別対応になりそうだ。

     
    東証プライム市場の値上がり銘柄数は1571と全体の95%に達し、全面高の展開だった。市場関係者は「海外短期筋などによる株価指数先物の買いが主導する形で日経平均を押し上げたことが全面高の背景にある。日経平均が急伸したわりには売買代金が低調で、様子見姿勢の中長期志向の投資家も多かったようだ」と話した。30〜31日に日銀の金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、朝方に上げ幅を1000円超に広げた後は高値圏でもみ合う場面も目立った。
     
    東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反発した。終値は60.13ポイント(2.23%)高の2759.67だった。JPXプライム150指数は8営業日ぶりに反発し、26.30ポイント(2.21%)高の1215.64で終えた。
     
    東証プライムの売買代金は概算で3兆9681億円、売買高は16億1182万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は63、横ばいは11だった。
     
    業種別株価指数は33業種すべて上昇し、保険業、化学、不動産業、非鉄金属、証券・商品先物取引業、ガラス・土石製品が上昇率上位。
     
    個別では、断トツの売買代金をこなしたディスコが大きく水準を切り上げ、東京エレクトロン、レーザーテックなども終始買い優勢だった。ポジティブなレポートを受けて、フジクラ、古河電、SOMPOホールディングスが買われた。ソフトバンクグループも高い。第1四半期決算がコンセンサスを上振れたことから信越化学工業が大幅高となったほか、SUMCO、ルネサスエレクトロニクス、アドバンテスト、村田製作所など半導体関連への買い戻しが目立つ。東京製鐵がストップ高に買われ値上がり率トップとなったほか、MARUWAが急騰、Gunosyが値を飛ばし、マネックスグループも活況高となった。楽天グループ、三菱自動車、IHI、TDKが上昇した。
     
    半面、SCREENホールディングスは決算を材料に朝方は買われたが、半導体株高の流れに乗れず逆行安。キーエンスが下値を探り、欧州で認知症薬「レカネマブ」に対する否定的見解が出たことからエーザイが値下がり率トップに売り込まれた。第1四半期2桁減益が嫌気されて日立建機が大幅安、プレミアグループの下げも目立つ。このほか、エムスリーも大商いだが売りに押された。
    このほか、キーエンス、パナソニックHD、ニデックが下落した。



     


     
    東証スタンダード市場は前週までの大幅な下落による値頃感などから幅広い銘柄に買いが入って、株価指数を押し上げた。スタンダードTOP20は反発。出来高3億3717万株。
    値上がり銘柄数1141、値下がり銘柄数313と、値上がりが優勢だった。
     
    個別ではnms ホールディングス、リベルタ、ビート・ホールディングス・リミテッド、文教堂グループホールディングスがストップ高。ランドネット、ジーダットは一時ストップ高と値を飛ばした。安江工務店、中広、湖池屋、仙波糖化工業、ハイパーなど31銘柄は年初来高値を更新。enish、アストマックス、日本アビオニクス、千代田化工建設、天昇電気工業が買われた。
     
    一方、福留ハム、Shinwa Wise Holdings、バイク王&カンパニー、ミライアル、タカギセイコーなど20銘柄が年初来安値を更新。メタプラネット、メディアリンクス、アズジェント、テクノホライゾン、JFEシステムズが売られた。
     
     


     
    東証グロース市場は、前週末の米株が上昇した流れを受け、グロース市場にも主力株の一角に買い戻しの動きが入った。日経平均株価が大幅高となるなか、中小型株にも買いが波及した。大引けにかけて徐々に上げ幅を拡大した。
    ただ、日経平均に比べると東証グロース250指数の買いの勢いは限られた。市場関係者は、日銀が30〜31日に開く金融政策決定会合では利上げ観測もあると指摘した上で「新興市場は金利上昇による割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)銘柄が多いため手掛けづらく、上値を試しづらい」とみていた。
    グロース250とグロースCoreは上昇。
    東証グロース市場250指数は続伸した。終値は前週末比12.11ポイント(1.88%)高の655.02だった。
    グロース市場ではセルシードやカバーが上昇した。一方、タイミーやコーディアは下落した。
    値上がり銘柄数400、値下がり銘柄数160と、値上がりが優勢だった。
     
    きょうグロース市場に上場したリベラウェアは10時26分に公開価格の310円を144円(46.45%)上回る454円で初値を付け、終値は初値比53円(11.67%)安い401円だった。
     
    個別ではモダリスがストップ高。Amazia、セルシードは一時ストップ高と値を飛ばした。ビリングシステム、ビザスク、ソレイジア・ファーマ、DAIWA CYCLE、WASHハウスなど7銘柄は年初来高値を更新。Birdman、ジーネクスト、ライズ・コンサルティング・グループ、クリアル、光フードサービスが買われた。
     
     一方、イシン、カウリス、アストロスケールホールディングス、豆蔵デジタルホールディングス、タイミーなど16銘柄が年初来安値を更新。エコナビスタ、PostPrime、Chordia Therapeutics、ペルセウスプロテオミクス、サンバイオが売られた。
     

     

    29日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前週末比748円34銭高の3万8415円75銭だった。上げ幅は一時1000円を超えた。
     
    きょう前場の東京株式市場は前週末の欧米株市場がほぼ全面高に買われたことを受け、主力株をはじめ広範囲にリスクオフの巻き戻しが入る形に。日経平均は急反発に転じ、3万8000円台を大きく回復した。一時は空売り買い戻しを誘発し1000円を超える上昇をみせた。値上がり銘柄数はプライム市場全体の93%を占める全面高商状に。
    ただ、今週30~31日の日程で行われる日銀金融政策決定会合とFOMCの結果を前に、高値圏では買いポジションを低める動きが出て、前引け時点ではやや伸び悩んでいる。
     
    米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測の強まりを背景に、前週末26日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した流れを引き継いだ。リスク許容度の増した海外短期筋などが株価指数先物に断続的に買いを入れ、先物主導で騰勢を強めた。日経平均は前週末まで8日続落していたとあって、自律反発狙いの買いも入りやすかった。
     
    26日発表の6月の米個人消費支出(PCE)物価指数が前月比0.1%の上昇となり、市場予想と一致した。前年同月比では2.5%上昇と5月(2.6%)から伸びが鈍化した。同指数はFRBが金融政策運営で重視するインフレ指標。米国のインフレ鈍化の傾向が続き、FRBが9月にも利下げに動くとの見方から米長期金利が低下し、26日の米株式相場は大幅高となった。とくにハイテク株の上昇が目立ち、主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1.95%高で終えた。きょうの東京市場でもこのところ下落基調にあった東エレクなど値がさの半導体関連の一角に買いが入り、日経平均を押し上げた。
     
    日経平均は前週末まで8日続落し、この間に3600円あまり下落した。11日に付けた史上最高値(4万2224円)からの下落率は26日時点で1割強に達していたとあって、自律反発狙いの買いも入りやすかった。国内では企業の2024年4〜6月期の決算発表が相次いでいる。信越化が25年3月期について2期ぶりの最終増益見通しを示すなど、一部のハイテク関連企業の決算内容が良好との受け止めが広がったことも買い安心感につながった。

     
    為替が円高で推移しているが、ドル・インデックスは103.9水準と目立った動きは観測されていないほか、欧州通貨、オセアニア通貨など主要通貨に対して円が総じて上昇していることから、投機筋による円売りポジションの解消が続いていると考える。日本銀行の金融政策決定会合開催が間近に迫っていることもあり、後場の東京株式市場は、為替市場や金利市場を睨んだ展開となろう。3万8000円台は維持しそうな雰囲気だが、様子見姿勢が強まり上げ幅縮小する地合いとなりそうだ。

     
     
    東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは50.74ポイント(1.88%)高の2750.28だった。JPXプライム150指数も反発した。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆9849億円、売買高は8億3248万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1537と、全体の9割強を占め、全面高の様相だった。値下がりは88、横ばいは20だった。

    全業種が上昇したなか、保険業、非鉄金属、化学、不動産業、金属製品の上げが目立った。
     
    個別では断トツの売買代金をこなしているディスコが朝高後急速に伸び悩むもプラス圏を維持、レーザーテック、東京エレクトロンも買い優勢。ソフトバンクグループも値を上げた。第1四半期決算がコンセンサスを上振れたことから信越化学工業が大幅高となったほか、証券会社のポジティブなレポートを受けて、フジクラ、古河電、SOMPOホールディングスが買われた。SUMCO、ルネサスエレクトロニクスなど半導体関連株は総じて高い。東京製鐵が値上がり率トップに買われ、SGホールディングス、マネックスグループも値を飛ばした。
     
    半面、SCREENホールディングスは半導体株高の流れに乗れず、決算発表を受け大きく売り優勢に傾いた。キーエンスも軟調。欧州で認知症薬「レカネマブ」に対する否定的見解が出たことからエーザイが急落し値下がり率トップで年初来安値を更新となったほか、日立建機の下げも目立つ。このほか、キーエンス、パナHD、ソニーグループが下落した。

     


     
    東証スタンダード市場は、前週末の米国株が上昇したため、週明けの東京市場も連日の下落の反動が出て幅広い業種が値上がりした。
    スタンダードTOP20は反発。出来高1億9214万株。
    値上がり銘柄数1073、値下がり銘柄数305と、値上がりが優勢だった。
     
     個別ではリベルタがストップ高。ジーダットは一時ストップ高と値を飛ばした。安江工務店、湖池屋、仙波糖化工業、エストラスト、モバイルファクトリーなど20銘柄は年初来高値を更新。アストマックス、ビート・ホールディングス・リミテッド、日本アビオニクス、enish、天昇電気工業が買われた。
     
     一方、福留ハム、バイク王&カンパニー、ミライアル、タカギセイコー、HEROZなど13銘柄が年初来安値を更新。アズジェント、JFEシステムズ、テクノホライゾン、ジー・スリーホールディングス、ヒガシトゥエンティワンが売られた。
     


     
    東証グロース市場は日経平均株価が一時1000円高になるなど、大型株を中心に投資資金が向かうなかで中小型株にも買いが波及した。グロース250とグロースCoreは上昇。
    東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前週末比7.97ポイント(1.24%)高の650.88だった。
     
    グロース市場ではセルシードやカバーが上昇した。一方、タイミーやサンバイオは下落した。
     
    きょうグロース市場に上場したリベラウェアは公開価格(310円)を144円(46.45%)上回る454円で初値を付けた。前引けは初値に比べて52円(11.45%)安い402円だった。
    値上がり銘柄数370、値下がり銘柄数154と、値上がりが優勢だった。
     
    個別では、モダリス、WASHハウスがストップ高。セルシードは一時ストップ高と値を飛ばした。ビリングシステム、ビザスク、DAIWA CYCLE、スローガンなど5銘柄は年初来高値を更新。光フードサービス、スリー・ディー・マトリックス、トリプルアイズ、Birdman、ライズ・コンサルティング・グループが買われた。
     
     一方、アストロスケールホールディングス、豆蔵デジタルホールディングス、タイミー、ジェイフロンティア、Mマートなど13銘柄が年初来安値を更新。エコナビスタ、PostPrime、Amazia、ペルセウスプロテオミクス、JIG-SAWが売られた。
     
     

    【寄り付き概況】

     
    29日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前週末比471円71銭高の3万8139円12銭。
     
    前週末の欧州株市場が全面高に買われたほか、米国株市場でもNYダウが一時800ドル超の急伸をみせるなど足もとで世界的なリバウンド局面に入っており、東京市場もそれに追随してリスク選好の地合い。日経平均は前週末まで8日続落と下値模索の動きが続いていただけに、足もとでその反動が顕在化している。
     
    今週は30~31日の日程で日米の中央銀行による金融政策決定会合を控え、外国為替市場では円高に対する警戒感は拭えないものの、目先は半導体などハイテク株にも空売り筋の買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが活発化している。
     
    米国のインフレ鈍化の傾向が続き、FRBが9月にも利下げに踏み切るとの見方が支えとなり、26日の米株式市場では主要3指数に加え、主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も1.95%高となった。きょうの東京株式市場でもこのところ下げが目立っていた東エレクなど値がさの半導体関連の一角に買いが入り、相場全体を押し上げている。
     
    東証株価指数(TOPIX)は反発している。
     
    個別では、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株が高い。アドテストやディスコ、レーザーテクも上昇した。東京海上やトヨタも買われた。一方、エーザイや日立建機が大幅安。スクリンも下落した。
     



    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


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    《マーケットストラテジーメモ》07月 第4週

     
    22日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。「世界的なシステム障害に絡む混乱で不安が強まっている市場で不確実性が高まった」との解釈。背景はサイバーセキュリティー企業クラウドストライクのセキュリティーソフトの障害。クラウドストライクの株価は11%強急落。一方、競合のパロアルトネットワークスは2.2%上昇。ナスダック総合とS&P500は週間で4月以来の大幅な下落、VIX(恐怖)指数は16%台と4月下旬以来の高水準。
     
    日経平均株価は464円安の39599円と4日続落。終値で4万円台を割り込み、6月28日以来約1カ月ぶりの安値水準。「米大統領選を巡る警戒感から半導体関連に売りがかさんだ。中国の景気不安も投資家心理を悪化させた」との解釈。東証プライムの売買代金は3兆3112億円。中外薬、ホンダが上昇。TDK、信越化が下落。
     
    23日(火):
    週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。「大型グロース株に資金が回帰した」との解釈。アルファベット、メタ、テスラが2.2─5.1%高。エヌビディアが4.8%上昇。オンライン賭けサイト「プレディクトイット」によると、トランプ前大統領勝利のオッズは4セント低下して60セント。一方、ハリス氏勝利のオッズは12セント上昇して39セント。
     
    日経平均株価は4円安の39594円と5日続落。週明けのNY株式相場は反発。これを受けて値がさの半導体関連の一角に買い物優勢の展開。
    日経平均の上昇幅は一時300円を超えたが、4万円を前に投資家の利益確定や戻り待ちの売りが上値を抑え大引けでマイ転。TOPIXは反発。東証プライムの売買代金は3兆4885億円。郵船、良品計画が上昇。レーザーテック、HOYAが下落。空売り比率は44.1%と3日連続で40%超。
     
    24日(水):
    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って小反落。「一部主要企業のさえない決算が重し」との解釈。テスラは値下げや販売奨励策が奏功し、納入台数が予想を上回り、予想外の増収。アルファベットは売上高が14%増加し市場予想を上回った。ただ決算発表を控えテスラは2%安。アルファベットは0.1%高。小型株で構成するラッセル2000指数は1%上昇。6月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比5.4%減の389万戸。
     
    日経平均株価は439円安の39514円と続落。6日続落は2021年10月6日以来。外国為替市場で円相場が円高・ドル安基調で推移していることが輸出関連株の重荷。日経平均の下落幅は一時500円に迫った。前日までの5日続落で1600円あまり下げており、下値では押し目買いも入った場面もあった。TOPIXは反落。東証プライムの売買代金は3兆8657億円。トヨタ、アドテストが上昇。ファストリ、富士フイルムが下落。
     
    25日(木):
    水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って大幅続落。テスラとグーグルの親会社アルファベットの四半期決算がさえなかったことが背景。「マグニフィセント・セブン」で最初となった両社の決算発表だった。S&Pは2022年12月以来最悪のパフォーマンス。365営業日ぶりに2%超下落して引けた。この期間は07年以降最長となる。ナスダック総合は22年10月以降で最大の下落率、
    6月10日以来の安値水準。NYダウは2週間ぶりに4万ポイントを割り込んだ。テスラは12.3%安と20年9月以来の大幅な下落率。アルファベットは5%下落し5月31日以来の安値。アップル、マイクロソフト,アマゾン、メタ、エヌビディア も軒並み下落。
     
    日経平均株価は1285円安の37869円と大幅に7日続落。下落幅、下落率はともに今年最大。NY株式相場の大幅下落や外国為替市場での急速な円高進行を背景に「リスク回避の売りが主力株を中心に膨らんだ」との解釈。大引け間際には下落幅を1300円超まで拡大する場面があった。日経平均が終値で節目の38000円を下回ったのは4月26日以来。7日続落は2021年9月27日から10月8日までの8日続落以来。下落幅はブレグジットの2016年6月24日(1286円安)以来、下落率は21年6月21日(3.29%安)以来。
     
    日経平均は11日に付けた上場来高値(4万2224円)からの下落率が、調整局面入りとされる10%超に達した。東証プライムの売買代金は5兆1999億円。バンナム、ニチレイが上昇。SBG、日東電が下落。
     
    26日(金):
    木曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。S&P500とナスダック総合は続落。NYダウはGDPの伸びが予想を上回ったことが支援要因となり反発。ラッセル2000指数は1.3%高と前日の下げの一部を取り戻した。S&P小型株600指数は1.4%高。メタ、マイクロソフト、エヌビディアが下落。
     
    大引けの日経平均株価は202円(0.53%)安の37667円と8日続落。取引終了にかけ下落幅を広げる展開だった。日経平均VIは、一時23.08と4月22日以来の高水準まで上昇。TOPIXは3日続落。東証プライムの売買代金は4兆4350億円。キャノン、富士通が上昇。ルネサス、リクルートが下落。
     
    (2)欧米動向
     
    S&P500は1929年以降、最も年間の最高値更新回数が多かったのは95年の77回だという。95年のS&P500は年末にかけ右肩上がりの上昇が続き、年間で34%上昇した。
    この年間の上昇記録はいまだに破られていない。
    因みにS&P500が最後に前日比で2%以上の下落となったのは23年2月21日。
    そこから365営業日、5%下落はなかった。
    これまでの最長記録は2003年5月20日から2007年2月26日の949営業日だった。
     
    (3)新興国動向
     
    中国国家エネルギー局が発表した今年の国内天然ガス需要は6.5─7.7%増の4200億─4250億立方メートルとの予想。
    中国石油天然ガス集団(CNPC)が2月に予想した6.1%増を上回る水準となった。
    国内の天然ガス生産量は2460億立方メートルと、前年から100億立方メートルを超える増加で拡大継続と予想。
    上半期のガス消費量は前年比8.7%増の2108億立方メートル。
    ガス火力発電と、より高価なディーゼル燃料に代わるトラック燃料としてLNGの使用が増加し全体を押し上げたという。
     
     (兜町カタリスト 櫻井英明)



    「Zo」

    「買戻しと利下げ観測で上昇」

    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
    大型ハイテク株への買い戻しと利下げ観測が背景。
    「マグニフィセント7」のうち5社が上昇。
    メタは2.7%高。
    テスラは0.2%安。
    アルファベットも0.2%安、
    終値ベースで5月2日以来の安値水準。
    S&P500とナスダック総合は週間ベースでは下落。
    一方NYダウは週間ベースで上昇。
    6月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.5%上昇。
    前月の2.6%から鈍化し、過去4カ月で最小の伸び。
    インフレ状況は改善。
    「FRB)は9月に利下げに着手できる見通し」との見方だ。
    PCE価格指数は前月比で0.1%上昇、5月は横ばいだった。
    変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数は前年比は2.6%上昇。
    コアPCEの前月比は0.2%上昇。前月は0.1%上昇だった。
    市場予想は、総合・コアとも前月比0.1%上昇、
    前年比2.5%上昇だった。
    10年国債利回りは4.193%。
    一時7月19日以来の低水準となる4.19%を付けた場面があった。
    5年国債利回りは4.076%。
    2年国債利回りは4.387%。
    ドル円は153円台後半。
    WTI原油先物9月限は1.12ドル(1.4 3%)安の1バレル=77.16ドル
    ビットコインは3.32%高の6万7440.00ドル
    SKEW指数は136.84→134.17→131.73。
    恐怖と欲望指数は39→45。
    (昨年10月5日が20)。

    週末のNYダウは654ドル(1.64%)高の40589ドルと続伸。
    高値40753ドル、安値40140ドル。
    サイコロは8勝4敗。
    騰落レシオは118.71(前日116.18)。
    NASDAQは176ポイント(1.03%)高の17357ポイントと4日ぶりに反発。
    高値17454ポイント、安値17239ポイント。
    サイコロは5勝7敗。
    騰落レシオは113.72(前日108.44)。
    S&P500は59ポイント(1.11%)高の5459ポイントと4日ぶりに反発。
    高値5488ポイント、安値5430ポイント。
    サイコロは5勝7敗。
    騰落レシオは115.03%(前日114.56%)。
    週末のダウ輸送株指数は260ポイント(1.66%)高の15919ポイントと続伸。
    SOX指数は97ポイント(1.95%)高の5103ポイントと4日ぶりに反発。
    VIX指数は16.39(前日18.46)。
    NYSEの売買高は9.35億株(前日11.65億株)。
    3市場の合算売買高は109.2億株(前日132.3億株、過去20日平均は116.1億株)。
    週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比545円高の38235円。
    ドル建ては600円高の38290円。
    ドル円は153.72円。
    10年国債利回りは4.193%。

    週間ベースでNYダウは0.07%高、4週続伸(累計3.8%上昇)
    ナスダック総合指数は2.1%安、2週続落(同5.7%%下落)
    S&P500種指数は0.8%安 2週続落(同2.8%下落)
    フィラデルフィア半導体指数(SOX)指数は3.1%安、2週続落(同11.6%下落)

    S&Pの過去30年のリターン。
    最悪が1928年(大恐慌直前)→1958年で226%。
    最高は1974年→2004年 1767%上昇

    「下向きの25日線(40053円)から▲5.96%」

    週末の日経平均は寄り付き77円安。
    終値は202円(▲0.53%)安の37677円と8日続落。
    8日続落は2021年9月27日ー10月6日の8日続落以来。
    普通、記録はさかのぼり始めると途絶えるものだが。
    因みに9日続落は2009年7月1日→7月13日。
    10日続落は2008年6月19日→7月4日。
    高値38105円。
    安値37611円。
    日足は5日連続で陰線。
    日経平均は2日連続で一目均衡の雲の下。
    上限は38585円。
    雲の下限は38253円。
    12日は42102円→41754円にマド。
    18日は41054円→40587円にマド。
    25日は39096円→38557円にマド。
    「幻のSQ値41531円」に対して0勝10敗。
    日経平均は週間では2396円下落。
    2週連続4ケタの下落幅(前週は1126円下落)。
    週足は2週連続陰線。
    TOPIXは10.32ポイント(▲0.38%)安の2699ポイントと3日続落。
    25日線(2836ポイント)を5日連続で下回った。
    5日連続で日足陰線。
    200日線(2583ポイント)も下回った。
    16日は2923→2914にマド。
    18日は2909→2893にマド。
    25日は2791→2755にマド。
    TOPIXコア30指数は4日続落。
    プライム市場指数は5.33ポイント(▲0.38%)安の1389.38と3日続落。
    東証スタンダード指数は3日続落。
    東証グロース250指数は2.35ポイント(△0.37%)高の642.91と3日ぶりに反発。
    25日移動平均線からの乖離は▲2.38%(前日▲2.71%)。
    プライム市場の売買代金は4兆4350億円(前日5兆1999億円)。
    売買高は17.81億株(前日21.15億株)。
    値上がり705銘柄(前日277銘柄)。
    値下がり871銘柄(前日1326銘柄)。
    新高値15銘柄(前日9銘柄)。
    新安値58銘柄(前日118銘柄)。
    プライム市場の騰落レシオは96.50(前日96.85)。
    東証グロース市場の騰落レシオは95.91(前日95.91)。
    NTレシオは13.95倍(前日13.97倍)。
    サイコロは3勝9敗で25.00%。
    TOPIXは5勝7敗で41.66%。
    東証グロース市場指数は6勝6敗で50.00%。
    下向きの25日線(40053円)から▲5.96%(前日▲5.54%)。
    5日連続で下回った。
    下向きの75日線は39061円。
    2日連続で下回った。
    上向きの200日線(36685円)からは△2.68%(前日△3.31%)。
    325日連続で上回った。
    下向きの5日線は38777円。
    10日連続で下回った。
    13週線は39069円。
    26週線は38908円。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.010%(前日▲15.029%)。
    買い方▲11.239%(前日▲11.108%)。
    東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲4.854%(前日▲4.750%)。
    買い方▲23.735%(前日▲24.377%)。
    空売り比率は43.0%(前日43.3%、6日連続で40%超)。
    6月17日が45.9%だった。
    10月30日が54.3%。
    22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
    23年3月10日52.7%。
    空売り規制なしの銘柄の比率は9.0%(前日10.3%)。
    3日ぶりに10%割れ。
    昨年8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、昨年6月9日が16.1%。
    日経VIは22.20(前日22.02)。
    日経平均採用銘柄のPERは15.91倍(前日16.00倍)。
    前期基準では16.20倍。
    EPSは2367円(前日2366円)。
    直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは7月11日2401円、3月4日2387円。
    225のPBRは1.44倍(前日1.43倍)。
    BPSは26340円(前日26298円)。
    日経平均の予想益回りは6.29%。
    予想配当り利回りは1.91%。
    指数ベースではPERは20.75倍(前日20.92倍)。
    EPSは1815円(前日1810円)。
    PBRは1.94倍(前日1.96倍)。
    BPSは19416円(前日19321円)。
    10年国債利回りは1.055%(前日1.065%)。
    プライム市場の予想PERは15.76倍。
    前期基準では16.03倍。
    PBRは1.35倍。
    プライム市場の予想益回りは6.34%。
    配当利回り加重平均は2.28%。
    プライム市場の単純平均は4円安の2859円(前日は2863円)。
    プライム市場の売買単価は2490円(前日2458円)。
    プライム市場の時価総額は939兆円(前日943兆円)。
    ドル建て日経平均は245.21(前日248.08)と3日続落。
    週末のシカゴ225先物9月限円建ては大証前日比545高の38235円。
    高値38265円、安値37595円。
    大証夜間取引終値は日中比510円安の38200円。
    気学では月曜は「押し目買いの日」。
    火曜は「吹き値売りの日。初め高くても後安し」。
    水曜は「安日柄にして後場急落すること多し」。
    木曜は「弱体日。戻り売り方針で駆け引きせよ」。
    金曜は「高下して後場変化すること多し」。
    ボリンジャーのマイナス1σが38894円。
    マイナス2σが37735円。
    マイナス3σが36576円。
    週足のマイナス1σが38048円。
    マイナス2σが37027円。
    マイナス3σが36006円。
    アノマリー的には「天赦日、一粒万倍日」そして「変化日」。

    《今日のポイント7月29日》

    (1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
       10年国債利回りは4.193%。
       5年国債利回りは4.076%。
       2年国債利回りは4.387%。
       ドル円は153円台後半。
       SKEW指数は136.84→134.17→131.73。
       恐怖と欲望指数は39→45。
      (昨年10月5日が20)。

    (2)週末のダウ輸送株指数は260ポイント(1.66%)高の15919ポイントと続伸。
       SOX指数は97ポイント(1.95%)高の5103ポイントと4日ぶりに反発。
       VIX指数は16.39(前日18.46)。
       NYSEの売買高は9.35億株(前日11.65億株)。
       3市場の合算売買高は109.2億株(前日132.3億株、過去20日平均は116.1億株)。
       週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比545円高の38235円。

    (3)プライム市場の売買代金は4兆4350億円(前日5兆1999億円)。
       売買高は17.81億株(前日21.15億株)。
       値上がり705銘柄(前日277銘柄)。
       値下がり871銘柄(前日1326銘柄)。
       新高値15銘柄(前日9銘柄)。
       新安値58銘柄(前日118銘柄)。
       プライム市場の騰落レシオは96.50(前日96.85)。
       東証グロース市場の騰落レシオは95.91(前日95.91)。
       NTレシオは13.95倍(前日13.97倍)。
       サイコロは3勝9敗で25.00%。

    (4)下向きの25日線(40053円)から▲5.96%(前日▲5.54%)。
       5日連続で下回った。
       下向きの75日線は39061円。
       2日連続で下回った。
       上向きの200日線(36685円)からは△2.68%(前日△3.31%)。
       325日連続で上回った。
       下向きの5日線は38777円。
       10日連続で下回った。
       13週線は39069円。
       26週線は38908円。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.010%(前日▲15.029%)。
       買い方▲11.239%(前日▲11.108%)。
       東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲4.854%(前日▲4.750%)。
       買い方▲23.735%(前日▲24.377%)。

    (6)空売り比率は43.0%(前日43.3%、6日連続で40%超)。
       空売り規制なしの銘柄の比率は9.0%(前日10.3%)。
       3日ぶりに10%割れ。
       日経VIは22.20(前日22.02)。

    (7)日経平均採用銘柄のPERは15.91倍(前日16.00倍)。
       前期基準では16.20倍。
       EPSは2367円(前日2366円)。
       直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは7月11日2401円、3月4日2387円。
       225のPBRは1.44倍(前日1.43倍)。
       BPSは26340円(前日26298円)。
       日経平均の予想益回りは6.29%。
       予想配当り利回りは1.91%。
       指数ベースではPERは20.75倍(前日20.92倍)。
       EPSは1815円(前日1810円)。
       PBRは1.94倍(前日1.96倍)。
       BPSは19416円(前日19321円)。
       10年国債利回りは1.055%(前日1.065%)。

    (8)プライム市場の単純平均は4円安の2859円(前日は2863円)。
       プライム市場の時価総額は939兆円(前日943兆円)。
       ドル建て日経平均は245.21(前日248.08)と3日続落。

    (9)ボリンジャーのマイナス1σが38894円。
       マイナス2σが37735円。
       マイナス3σが36576円。
       週足のマイナス1σが38048円。
       マイナス2σが37027円。
       マイナス3σが36006円。
       アノマリー的には「天赦日、一粒万倍日」そして「変化日」。

    今年の曜日別勝敗(7月26日まで)

    月曜15勝9敗
    火曜17勝12敗
    水曜9勝19敗
    木曜15勝15敗
    金曜16勝12敗

    週間ベースで日経平均株価は6.0%安、2週続落(累計9.4%下落)。
    TOPIXは5.6%安、2週続落(同6.7%下落)。
    東証プライム市場指数は5.6%安、2週続落(同6.7%下落)。
    グロース250指数は4.9%安、2週続落(同5.1%下落)。
    東証スタンダード市場指数は2.7%安、2週続落(同2.9%下落)。
    東証グロース指数は4.5%安、2週続落(同4.6%下落)。
    東証REIT指数は、3%安、2週続落(同1.6%下落)。

    興味深かったのは金曜日経朝刊の広告。
    「この国のいいニュースを造ろう」というコピー。
    「2024年た7月、
    私たちは日本の中小製造業32社を統合し、
    「株式会社日本製造」としてこの国のものづくりを変えるための一歩を踏み出しました。
    世界にまだない製造業のプラットフォームとして、
    「造る」ことへの思いを込めたZo(ゾー)の名のもと、
    この国の、世界の、新しいものづくりを担っていきます」。
    Zoは製造のゾーだという。
    「日本の造るが集まれば、
    造るが変わる 世界が変わる」。
    新たな展開に映る。

    東証REIT指数が4か月ぶりの安値水準にある。
    たぶん背景は「金利上昇懸念」。
    しかし最近の取材でREIT側からは「利上げ以上の運用をする」という声が多い。
    他力本願ではなく、自力で稼げば金利上昇もそう恐れることはないという前向きな姿勢。
    望ましい姿に映る。
    因みに分配金利回りは平均で4%台後半。
    個別では5%以上のREITも散見される。
    「分配金利回りが5%以上であればREITは買い」と言ってきたが、その状況がまた訪れている。
    株もそうだが「下落は明日への肥し」だと考えたい。

    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    TDK(6762)・・・動兆

    磁気ヘッド大手。
    HVなどEVの先進運転システムが拡大。
    エッジAI搭載センサーモジュールに期待感。


    (兜町カタリスト櫻井)

    [株価材料]
     
    ■三菱自動車<7211> ホンダ<7267>・日産<7201>と車載ソフト共通化で協議
     
    ■兼松<8020> 
    大豆栽培にバイオ炭 新興と米で活用
     
    ■日本製鉄<5401>
     米世論好転へ懐柔策 USスチール社員と対話
     
    ■トヨタ自動車<7203> 
    九州にEV供給網 アジアの輸出拠点に
     
    ■日立製作所<6501> 
    米鉄道から1100億円受注 現地で200両製造
     
    ■吉野家HD<9861>
    吉野家値上げ 牛丼並盛は498円に
     
    ■エーザイ<4523 >
    認知症薬「レカネマブ」 欧州が否定的見解
     
    ■キーエンス<6861>
     純利益10%増 4-6月 4年連続最高
     
    ■信越化学<4063>
     純利益2%増 今期 塩ビ・半導体材料伸びる
     
    ■東京ガス<9531>
    7割営業減益 4-6月 期ずれ差益減
     
    ■帝国ホテル<9708>
    今期上振れ 宴会・訪日堅調 純利益47%減18億円に
     
    ■日東電工<6988>
    純利益27%増 今期上振れ
     
    ■東京製鉄<5423>
    単独税引き益21%減に上方修正 220億円 自社株買いも
     
    ■SCREEN<7735> 純利益6%増 今期 上方修正
     
    ■ミスミG<9962> 純利益52%増 4-6月 中国向けFA伸び
     
    ■SGHD<9143>
    純利益5%増 4-6月 国際物流の運賃上昇
     
    ■エムスリー<2413>
    純利益9%減 4-6月 治験振るわず
     
    ■栗本鉄工所<5602>
    鉄管生産再編 2拠点の上流工程統合
     
    ■GSユアサ<6674>
    ロケット向け熱電池の生産能力5倍に 29年3月期
     
    ■三菱重工業<7011>
    ベトナムで航空機部品生産増強 内製視野
     
    ■武田薬品工業<4502>
    宮柱氏 日本事業の成長軌道回帰に自信
     
    ■堀場製作所<6856>
     FC分析ソリュ強化 材料から製品まで
     

     

    29日の東京株式市場は反発後、堅調な展開か。

    日経平均株価の予想レンジは、3万7800円-3万8300円を想定。(26日終値3万7667円41銭)

    先週末の米国株は上昇。ダウ平均は654ドル高の40589ドルと値幅を伴った上げとなった。

    日経平均株価は、前週末26日まで8連敗している反動や、現地26日の米国株が反発した動きを追い風に、買い先行スタートとなろう。ただ、あす30日から31日にかけて、日本銀行の金融政策決定会合が開催されることから、買い一巡後は様子見姿勢が強まる場面もありそう。

    指数は過度な下値不安が後退することで、上を試しやすい地合いが続くだろう。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=153円台の後半(前週末26日は153円91-93銭)、ユーロ・円が1ユーロ=166円台の後半(同166円97銭-167円01銭)と小動き。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同26日の大阪取引所清算値比545円高の3万8235円だった。

     

    【好材料銘柄】  

    ■ランドネット <2991>
    今期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額。

    ■ファインデックス <3649>
    上期経常を24%上方修正・最高益予想を上乗せ。

    ■東京応化工業 <4186>
    上期経常を一転19%増益に上方修正、通期も増額。

    ■アズジェント <4288>
    東証が29日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。

    ■環境管理センター <4657>
    前期経常を63%上方修正、配当も7円増額。

    ■東京製鐵 <5423>
    上期経常を13%上方修正、通期も増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の6.26%にあたる680万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月29日から25年6月30日まで。

    ■オーナンバ <5816>
    上期経常を43%上方修正。

    ■エムケー精工 <5906>
    上期経常を一転5%増益に上方修正・最高益更新へ。

    ■日東電工 <6988>
    今期最終を一転27%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ。

    ■アストマックス <7162>
    4-6月期(第1四半期)営業利益は速報値ベースで前年同期比8.3倍の3億4900万円。

    ■第四北越フィナンシャルグループ <7327>
    上期経常を一転13%増益・最高益に上方修正。また、9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。そのほか、発行済み株式数(自社株を除く)の0.89%にあたる40万株(金額で12億円)を上限に自社株買いを実施する。

    ■SCREENホールディングス <7735>
    上期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も9円増額。

     

    【主な経済指標・スケジュール】

    29(月)

    【国内】
    配当・優待権利付き最終売買日
    《決算発表》
    コマツ、ファナック、塩野義、カプコン、大ガス、SCSK、小糸製、アコム、ガイシ、コーエーテクモ、BIPROGY、スタンレ電、MARUWA、住信SBIネ、九電工、日精工、マクニカHD、日電硝、コクヨ、大特鋼

    【海外】
    《米決算発表》
    マクドナルド、ロウズ、オン・セミコンダクター


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

07月29日 毎日コラム
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