【市況一覧】
日経平均株価
36,391.47 -265.62 09/06
TOPIX
2,597.42 -23.34 09/06
マザーズ
643.88 -12.70 09/06
NYダウ平均
40,755.75 -219.22 09/06
ナスダック総合
17,127.66 +43.36 09/06


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    Market Data
    --------------------------------------------
    【日経平均】
    39154円85銭(▲439円54銭=1.11%)
    --------------------------------------------
    【TOPIX】
    2793.12(▲40.27=1.42%)
    --------------------------------------------
    【グロース250】
    648.21(▲12.69=1.92%)
    --------------------------------------------
    【プライム売買高】16億4730万株(△2億5758万株)
    --------------------------------------------
    【売買代金】3兆8657億円(△3771億円)
    --------------------------------------------
    【値上がり銘柄数】122(前日:1127)
    【値下がり銘柄数】1499(前日:472)
    【新高値銘柄数】31(前日:48)
    【新安値銘柄数】60(前日:21)
    【25日騰落レシオ】104.45(前日:116.32)
    --------------------------------------------
    ■本日のポイント
     
     1.日経平均は大幅安で6日続落、急激な円高嫌気
     2.米株市場は様子見、東京市場も前場は方向感見えず
     3.後場に先物主導で急落、一時3万9000円大台攻防に
     4.半導体製造装置主力株は大商いのなか下値模索続く
     5.9割超が下落する全面安、売買代金は4兆円割れ継続
     
    日経平均をみると26週移動平均線と上方カイ離を解消する形で急接近している。この26週線は年初からの上昇相場で実はまだ一度も下回っていない。また13週・26週線のデッドクロスも目前に迫っている。この状況でも空売りがズッシリと載せられていれば、それは過去に繰り返されたショートスクイーズによる急反騰も期待できるが、市場関係者は「11日の最高値をつけにいった過程でショート筋は総撤退を迫られており、今回の下げでは買い戻しによるブレーキが利きにくい」と指摘する。日経平均が3万8000円台に突入すると、ほぼ自動的に26週線を下にブレークすることになり、テクニカル的にも今は綱渡りの最中にあるだろう。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(24日現在)
     
    41058.21  ボリンジャー:+2σ(13週)
    40761.64  均衡表転換線(日足)
    40344.93  均衡表基準線(日足)
    40151.82  ボリンジャー:+1σ(26週)
    40120.89  ボリンジャー:+1σ(13週)
    40120.04  25日移動平均線
    40063.79  新値三本足陽転値
    40021.89  均衡表転換線(週足)
    39939.35  6日移動平均線
    39183.56  13週移動平均線
     
    39154.85  ★日経平均株価24日終値
     
    39098.92  75日移動平均線
    39076.68  ボリンジャー:-1σ(25日)
    39065.68  均衡表基準線(週足)
    38965.83  26週移動平均線
    38585.26  均衡表雲上限(日足)
    38488.04  均衡表雲下限(日足)
    38246.24  ボリンジャー:-1σ(13週)
    38033.32  ボリンジャー:-2σ(25日)
    37779.84  ボリンジャー:-1σ(26週)
    37308.91  ボリンジャー:-2σ(13週)
    36989.96  ボリンジャー:-3σ(25日)
    36626.09  200日移動平均線
    36593.85  ボリンジャー:-2σ(26週)
     
    急降下を続ける5日移動平均線を上回ることなく推移し、75日線割れまで押される場面もあった。5日線は25日線を上から下に抜けた。25日線が上向きをキープしているためデッドクロスには該当しないが、地合い悪化のシグナルとして警戒が必要となろう。ローソク足は3日連続陰線で終了。小陰線の胴体部分から長めの上ヒゲを出して上値での強い売り圧力を窺わせた。25日線との下方乖離率は2.41%と売られ過ぎの5%ラインには至らず、東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は104.44%と中立圏中央の100%をまだ上回っており、連続安の後ではあるが反動高圧力は限定的とみられる。
     
     

    【大引け概況】


    24日の日経平均株価は6日続落し、終値は前日比439円54銭(1.11%)安の3万9154円85銭と、6月24日以来1カ月ぶりの安値だった。6日続落は2021年9月27日から10月6日までの8日続落以来、2年9カ月ぶりの長さとなる。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:52 容量:23.37M  ▼音声 VOICEVOX Nemo

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     前日の米国株市場は様子見ムードでNYダウ、ナスダック総合株価指数ともにわずかながら安く引けており、きょうの東京株式市場も方向感の見えにくい動きが予想されたが、後場に入ると先物主導で一気に売りが加速した。外国為替市場では取引時間中に円買いの動きが活発化、1ドル=154円台半ばまで円高が進んだことで、リスクオフの地合いを助長する形に。日経平均の下げ幅は一時500円近くまで広がる場面があり、3万9000円台攻防の様相をみせた。値ごろ感からの押し目買いは観測されたものの、その後も戻し切れず、3万9100円台で取引を終えている。
     
    円の急伸に歩調を合わせる格好で、株価指数先物には海外短期筋などから断続的に売りが出て、日経平均は先物主導で下げ幅を拡大した。このところの円安基調で輸出関連株には利益上積みを見込む声が増えていたが、この日の円高進行を受けて今期業績予想の上方修正期待がやや後退したとの見方が強まり、投資家心理を冷やした。東証プライム市場の値下がり銘柄数は9割に達し、全面安の様相だった。
     
    23日の米株式市場で主要3指数が下落したほか、同日に2024年4〜6月期決算を発表した電気自動車(EV)大手のテスラや米グーグル親会社のアルファベットが時間外取引で下落したことも重荷だった。もっとも日経平均は午前の取引では小幅ながら上昇に転じる場面もあった。前日までの5日続落で1600円あまり下げており、下値では押し目買いを入れる動きもみられた。
     
    日経平均は下値のめどとして意識されていた75日線水準まで下げてきたことから、いったんは調整一巡感が意識されやすいところである。ただし、決算発表が本格化するなか、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、積極的なリバウンド狙いの動きは期待しづらい。決算を手掛かりとした個別対応の流れのなか、先物主導によるインデックス売買の影響を受けやすくなりそうだ。
     

     
    東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は40.27ポイント(1.42%)安の2793.12だった。JPXプライム150指数は5日続落し、14.41ポイント(1.16%)安の1231.69で終えた。
     
    東証プライムの売買代金は概算で3兆8657億円、売買高は16億4730万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1499。値上がりは122、横ばいは24だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は全ての業種が下落した。
     
    個別では、売買代金で群を抜くディスコが下値模索を続けたほか、売買代金2位のレーザーテックも安い。このほか東京エレクトロン、アドバンテストなども冴えない。商船三井が利食われ、川崎重工業も安い。三菱自動車工業は大幅安となった。ホンダやスズキ、SUBARUが売られた。ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ(SBG)も安い。KOAが値下がり率トップに売られ、ヤマシンフィルタも急落。FIG、IBJなども大きく水準を切り下げた。
     
    半面、ニデックが商いを伴い大幅高、SCREENホールディングス、HOYAなどもしっかり。ローツェも買いが優勢だった。古河電池が急騰、サンケン電気、イーグル工業が値を飛ばしたほか、ヨシムラ・フード・ホールディングスも大きく値を上げた。U-NEXT HOLDINGSも物色人気に。中外薬や第一三共も上昇した。







     


     
    東証スタンダード市場は日米の金融政策決定会合を控え買い材料が乏しい中、午前9時時点から1円以上円高が進んだことを嫌気した売りに押された。
    スタンダードTOP20は軟調。出来高3億0079万株。
    値上がり銘柄数342、値下がり銘柄数1080と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では、メタプラネット、ジーダット、ビート・ホールディングス・リミテッドがストップ高。東北新社、ツカダ・グローバルホールディング、ウェルネット、オリエンタルコンサルタンツホールディングス、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションなど31銘柄は年初来高値を更新。フォーサイド、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、歯愛メディカル、メディアリンクス、イオン九州が買われた。
     
     一方、土屋ホールディングス、カドス・コーポレーション、フィットイージー、イメージ ワン、ミサワなど37銘柄が年初来安値を更新。リベルタ、ANAP、大和重工、プライム・ストラテジー、三ッ星が売られた。
     
     


     
    東証グロース市場は買い物薄の中で値下がりする銘柄が多かった。
    グロース250とグロースCoreは下落した。東証グロース市場250指数は反落した。終値は前日比12.69ポイント(1.92%)安の648.21で安値引けした。午後に日経平均株価が一段安となった流れをうけて、大型株の売りが中小型株にも波及した。東証グロース市場250指数は朝方プラス圏で推移する場面もあったがすぐに下落に転じ、その後は下げ幅を拡大する展開だった。
    売買代金上位では個別材料や値動きに注目した買いでにぎわう銘柄もあったが、決算発表を控えて全体には買いの勢いは鈍く、グロース250はじり安歩調をたどった。日経平均株価が6月までのもみ合い圏まで押されるなど、「株式市場全体に調整色が出ており、個人も手じまいに動きやすい」との指摘があった。
     
    市場では「これまで円安進行による日本企業の業績底上げ期待が株式相場の追い風になっていただけに、午後に一段と円高が進行するなかで中小企業を含めて日本株に資金が流れ込みにくくなった」との声があった。
     
    グロース市場ではセルシードやカバーが下落した。一方、ペルセウスやAIAIは上昇した。
    値上がり銘柄数144、値下がり銘柄数415と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では、Chordia Therapeutics、PRISM BioLab、ペルセウスプロテオミクス、モダリス、WASHハウスがストップ高。タスキホールディングス、富士山マガジンサービス、ボードルア、ビザスク、AIAIグループなど8銘柄は年初来高値を更新。ピクスタ、リボミック、ブルーイノベーション、W TOKYO、ライスカレーが買われた。
     
     一方、光フードサービス、イシン、グリーンモンスター、アストロスケールホールディングス、インテグループなど19銘柄が年初来安値を更新。アイビス、セルシード、揚羽、シンバイオ製薬、トラース・オン・プロダクトが売られた。
     
     

     

     
    24日午前の日経平均株価は続落し、午前終値は前日比85円55銭(0.22%)安の3万9508円84銭だった。
    きょう前場は方向感の定まらない展開で、日経平均は朝方安く始まった後に買い戻しが入り上昇に転じる場面もあったが、その後再びマイナス圏に沈んだ。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。もっとも下値では押し目買いも入り、小幅ながら上昇に転じる場面があった。前日の米国株市場ではNYダウが小幅反落し、ナスダック総合株価指数も引けにかけ軟化する展開で様子見ムードが強く、東京株式市場もリスクを積極的に取りに行く動きはみられない。外国為替市場でドル安・円高方向に振れていることも投資家心理を冷やし、輸出セクター中心に買いが手控えられている。
     
    24日午前の外国為替市場で円相場は一時1ドル=155円台前半と約1カ月半ぶりの円高・ドル安水準を付けた。円相場が上げ幅を広げる場面では歩調を合わせるように、海外短期筋などから株価指数先物に売りが出て、日経平均は先物主導で下げ幅を広げた。23日の米株式市場で半導体関連の下げが目立ったほか、2024年4〜6月期決算を発表した電気自動車(EV)大手のテスラや米グーグル親会社のアルファベットが時間外取引で下落したことも重荷だった。東京株式市場でもディスコやレーザーテクなど半導体関連の一角には売りが出て、相場を下押しした。
     
    日経平均は小幅ながら上昇に転じる場面もあった。前日までの5日続落で1600円あまり下げており、下値では押し目買いも入った。
     
    市場では「国内企業の24年4〜6月期の決算発表シーズンが始まり、決算内容を見極めたい投資家も多いが、1株当たり利益(EPS)の伸びは続いており、下落局面は買い場になる」との声が聞かれた。
     
    為替は1ドル155円20銭台、1ユーロ168円30銭台と、前日比では主要通貨に対して円は全面高となっていることから、後場の日経平均は前日終値水準をやや下回った水準でのもみ合いとなりそうだ。
     
    日米中銀会合が月末に迫っていることや、11月の米大統領選に対する不透明感の高まりなどを受けて、投機筋が引き続き円売りポジションを解消しているようだ。米商品先物取引委員会(CFTC)が公表した7月16日時点の円売りポジションは、差し引き15万1072枚と、過去2番目(07年6月、ネットで18万8077枚)の円売りポジション(18万4223枚)を記録した7月2日時点よりも3.3万枚減少した。今年1月の円売りポジションが5万枚台だったことから、ポジション調整はまだ続く可能性もある。決算発表のタイミングで円高が進むことで、円安を材料とした決算への期待感は低下するだろう。日経平均の重しとなりそうな状況だろう。
     
     
    東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは10.48ポイント(0.37%)安の2822.91だった。JPXプライム150指数は続落した。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆8384億円、売買高は7億8334万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1194。値上がりは385、横ばいは66だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は不動産業、鉱業、電気・ガス業などが下落。上昇は輸送用機器、精密機器、医薬品など。
     
    ファストリや富士フイルムが安い。KDDIやソフトバンクグループ(SBG)が下落した。ホンダや三菱自、SUBARUが売られた。一方、アドテストや東エレクは高い。トヨタや中外薬が上昇した。
     
    個別では売買代金断トツのディスコが下値模索、レーザーテックも軟調。ファーストリテイリングも売りに押される展開。日本郵船が利食われ、低調な第1四半期決算が嫌気されて三菱自動車工業は大幅安。長期金利の指標となる10年物国債利回りが1.07%まで上昇したことから住友不動産、東急不動産HDなど不動産株の一角が弱い。KOAが急落、ヤマシンフィルタなどの下げも目立つ。このほか、いすゞ、住友化学、アマダ、日立建機、シャープがさえない。
     
    半面、第1四半期営業利益が市場予想を上振れたことからニデックが大幅高、東京エレクトロン、SCREENホールディングスもしっかり。持ち合い株の解消を通じた資本効率の改善期待からトヨタ自も上昇。ローツェも買いが優勢となった。古河電池が急騰、ヨシムラ・フード・ホールディングス、サンケン電気も値を飛ばした。イーグル工業も大幅高。
    このほか、中外製薬、スクリーンHD、HOYA、あおぞら銀行、村田製作所、三菱電機が買われた。


     


     
    東証スタンダード市場は日銀の追加利上げ観測の高まりを背景に、朝方に比べて為替が円高に触れたことが嫌気された。スタンダードTOP20は弱含み。出来高は1億7788万株。
    値上がり銘柄数472、値下がり銘柄数846と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では東北新社、ツカダ・グローバルホールディング、ウェルネット、オリエンタルコンサルタンツホールディングス、セリアなど27銘柄が年初来高値を更新。メタプラネット、ジーダット、歯愛メディカル、ビート・ホールディングス・リミテッド、イオン九州が買われた。
     
     一方、カドス・コーポレーション、バイク王&カンパニー、サイバーステップ、Abalance、アピリッツなど20銘柄が年初来安値を更新。大和重工、リベルタ、ANAP、フィットイージー、IMVが売られた
     


     
    東証グロース市場は日経平均株価がマイナス圏で推移する中、決算発表が本格化する前に材料が乏しい新興株にも投資家の視線が向かいづらかった。東証グロース市場250指数は小幅安ではじまり、前引けにかけて徐々に下げ幅を拡大する展開だった。
    市場では「23日に日本スタートアップ大賞2024で文部科学大臣賞を受賞したと発表したコーディアの急伸が、他のバイオ関連銘柄の買いにつながっている」との声もあり、東証グロース市場全体が下げる中でもバイオ銘柄の売買は盛り上がった。
    グロースCore、グロース250はともに下落。東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前日比6.07ポイント(0.92%)安の654.83だった。
     
    グロース市場ではセルシードやカバーが下落した。一方、ペルセウスやピクスタは上昇した。
    値上がり銘柄数196、値下がり銘柄数327と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では、PRISM BioLab、WASHハウスがストップ高。Chordia Therapeuticsは一時ストップ高と値を飛ばした。タスキホールディングス、ボードルア、ビザスク、AIAIグループ、ジーニーなど7銘柄は年初来高値を更新。ピクスタ、リボミック、ペルセウスプロテオミクス、ブルーイノベーション、W TOKYOが買われた。
     
    一方、アストロスケールホールディングス、インテグループ、ジェイフロンティア、ベースフード、アクアラインなど8銘柄が年初来安値を更新。セルシード、アイビス、くすりの窓口、トリプルアイズ、NexToneが売られた。
     
     
     

    【寄り付き概況】

    24日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前日比257円65銭安の3万9336円74銭。

    前日の米国株市場では方向感の定まらない地合いとなり、主要株価指数が狭いゾーンで往来し結局、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに小幅に下落して引けている。

    これを受け東京株式市場でも目先様子見ムードが拭えない状況にある。日経平均は前日まで5営業日続落で下げ幅も合計1600円以上に達しており、目先その反動でリバウンドも期待されるところだが、足もと外国為替市場で1ドル=155円台半ばまで円高が進んでいることがハイテクセクターなどを中心に上値を押さえる要因となっている。


    東証株価指数(TOPIX)は反落している。

    個別では、ファストリやダイキンなど値がさ株が安い。日東電や富士フイルムが下落し、スズキやホンダが売られた。一方、トヨタが高い。ソフトバンクグループ(SBG)やフジクラが上昇した。



    「信用買い残は1371億円増の4兆9254億円と16年ぶりの高水準」

    「小反落」

    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って小反落。
    「一部主要企業のさえない決算が重し」との解釈。
    テスラは値下げや販売奨励策が奏功し、納入台数が予想を上回り、予想外の増収。
    アルファベットは売上高が14%増加し市場予想を上回った。
    ただ決算発表を控えテスラは2%安。
    アルファベットは0.1%高。
    小型株で構成するラッセル2000指数は1%上昇。
    6月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比5.4%減の389万戸。
    昨年12月以来の低水準。
    市場予想400万戸を下回った。
    前年同月比は5.4%減。
    中古住宅価格の中央値は前年同月比4.1%上昇して42万6900ドル。
    2カ月連続で過去最高を更新した。
    10年国債利回りは4.254%。
    5年国債利回りは4.166%。
    2年国債利回りは4.495%。
    自民党の茂木敏充幹事長は「日銀は段階的な利上げの検討も含めて、金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」とコメント。
    これを受けた格好での円高トレンド。
    ドル円は155円台半ば。
    WTI原油先物9月限は1.44ドル(1.84%)安の1バレル=76.96ドル。
    約1カ月半ぶりの安値水準。
    ビットコインは3.2%安の6万5985ドル。
    イーサは0.3%安の3479ドル。
    SKEW指数は146.99→141.38→137.00。
    恐怖と欲望指数は55→56。
    (昨年10月5日が20)。

    火曜のNYダウは57ドル(0.14%)安の40358ドルと反落。
    高値40527ドル、安値40319ドル。
    サイコロは7勝5敗。
    騰落レシオは129.45(前日130.15)。
    NASDAQは10ポイント(0.06%)安の17997ポイントと反落。
    高値18128ポイント、安値17968ポイント。
    サイコロは7勝5敗。
    騰落レシオは110.58(前日105.86)。
    S&P500は8ポイント(0.16%)安の5555ポイントと反落。
    高値5585ポイント、安値5550ポイント。
    サイコロは7勝5敗。
    騰落レシオは122.77%(前日120.77%)。
    火曜のダウ輸送株指数は244ポイント(1.54%)安の15655ポイントと反落。
    SOX指数は79ポイント(1.46%)安の5397ポイントと反落。
    VIX指数は14.72(前日14.91)。
    NYSEの売買高は8.76億株(前日9.03億株)。
    3市場の合算売買高は104.5億株(前日109.5億株、過去20日平均は113.3億株)。
    火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比40円安の39500円。
    ドル建ては15円高の39555円。
    ドル円は155.58円。
    10年国債利回りは4.254%。
    2年国債利回りは4.495%。

    「空売り比率は44.1%と3日連続で40%超」

    火曜の日経平均は寄り付き265円高。
    終値は4円(▲0.01%)安の39594円と5日続落。
    終値で4万円台を割り込み6月28日以来約1カ月ぶりの安値水準は2日連続。
    5日続落は昨年年9月28日ー10月4日の5日続落以来。
    高値39927円。
    安値39519円。
    日足は2日連続で陰線。
    日経平均は15日連続で一目均衡の雲の上。
    上限は38595円。
    雲の下限は38488円。
    12日は42102円→41754円にマド。
    18日は41054円→40587円にマド。
    「幻のSQ値41531円」に対して0勝7敗。
    TOPIXは5.86ポイント(△0.21%)高の2833ポイントと4日ぶりに反発。
    25日線(2834ポイント)を2日連続で下回った。
    2日連続で日足陰線。
    16日は2923→2914にマド。
    18日は2909→2893にマド。
    TOPIXコア30指数は5日ぶりに反発。
    プライム市場指数は3.02ポイント(△0.21%)高の1458.35と4日ぶりに反発。
    東証スタンダード指数は5日ぶりに反発。
    東証グロース250指数は3.65ポイント(△0.56%)高の660.90と4日ぶりに反発。
    25日移動平均線からの乖離は△0.55%(前日△0.13%)。
    プライム市場の売買代金は3兆4885億円(前日3兆3113億円)。
    売買高は13.89億株(前日13.49億株)。
    値上がり1127銘柄(前日236銘柄)。
    値下がり472銘柄(前日1375銘柄)。
    ややアンバランス。
    新高値48銘柄(前日30銘柄)。
    4日連続で2ケタ。
    新安値21銘柄(前日42銘柄)と再逆転。
    プライム市場の騰落レシオは116.32(前日107.40)。
    東証グロース市場の騰落レシオは100.15(前日96.88)。
    NTレシオは13.97倍(前日14.00倍)。
    サイコロは4勝8敗で33.33%。
    TOPIXは6勝6敗で50.00%。
    東証グロース市場指数は7勝5敗で58.33%。
    上向きの25日線(40093円)から▲1.24%(前日▲1.09%)。
    2日連続で下回った。
    横ばいの75日線は39107円。
    21日連続で上回った。
    上向きの200日線(36589円)からは△8.21%(前日△8.33%)。
    323日連続で上回った。
    下向きの5日線は40096円。
    7日連続で下回った。
    13週線は39217円。
    26週線は38982円。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.943%(前日▲16.580%)。
    買い方▲7.810%(前日▲8.284%)。
    東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲7.450%(前日▲5.789%)。
    買い方▲21.680%(前日▲22.280%)。
    空売り比率は44.1%(前日44.1%、3日連続で40%超)。
    6月17日の45.9%以来の大きさ。
    10月30日が54.3%。
    22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
    23年3月10日52.7%。
    空売り規制なしの銘柄の比率は8.9%(前日8.4%)。
    8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
    7月19日時点の信用売り残は225億円減の7605億円。
    2週連続で減少。
    同信用買い残は1371億円増の4兆9254億円。
    2週連続で増加。
    6月21日時点の4兆9117億円よりも増加。
    2006年6月以来約18年ぶりの高水準。
    ただ当時は東証時価総額の1.1%、現在は約0.5%程度。
    22年11月11日時点は2兆9417億円だった。
    昨年5月19日時点は3兆1363億円だった。
    4兆円台に乗せたのは2月22日時点。
    信用倍率は6.48倍(前週6.11倍)と2週連続で6倍台。
    日経VIは19.06(前日20.60)。
    日経平均採用銘柄のPERは16.77倍(前日16.81倍)。
    2日連続で16倍倍台。
    前期基準では17.05倍。
    EPSは2361円(前日2355円)。
    直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは7月11日2401円、3月4日2387円。
    225のPBRは1.51倍(前日1.50倍)。
    BPSは26221円(前日26390円)。
    日経平均の予想益回りは5.95%。
    予想配当り利回りは1.83%。
    指数ベースではPERは21.88倍(前日21.92倍)。
    EPSは1809円(前日1806円)。
    PBRは2.05倍(前日2.05倍)。
    BPSは19314円(前日19316円)。
    10年国債利回りは1.060%(前日1.060%)。
    プライム市場の予想PERは16.53倍。
    前期基準では16.79倍。
    PBRは1.42倍。
    プライム市場の予想益回りは6.04%。
    配当利回り加重平均は2.19%。
    プライム市場の単純平均は13円高の2963円(前日は2950円)。
    プライム市場の売買単価は2510円(前日2454円)。
    プライム市場の時価総額は985兆円(前日983兆円)。
    ドル建て日経平均は253.27(前日252.56)と5日ぶりに反発。
    火曜のシカゴ225先物9月限円建ては大証前日比40円安の39500円。
    高値39955円、安値39425円。
    大証夜間取引終値は日中比110円安の39430円。
    気学では水曜は「前日の足取りに反して動くこと多し」。
    木曜は「前後場逆行して動く日」。
    金曜は「上寄りしたら売り方針の日」。
    ボリンジャーのプラス1σが41169円。
    プラス2σが42245円。
    マイナス1σが39017円。
    マイナス2σが37940円。
    週足のプラス1σが39217円。
    プラス2σが41104円。
    マイナス1σが38273円。

    《今日のポイント7月23日》

    (1)火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って小反落。
       10年国債利回りは4.254%。
       5年国債利回りは4.166%。
       2年国債利回りは4.495%。
       ドル円は155円台半ば。
       SKEW指数は146.99→141.38→137.00。
       恐怖と欲望指数は55→56。
       (昨年10月5日が20)。

    (2)火曜のダウ輸送株指数は244ポイント(1.54%)安の15655ポイントと反落。
       SOX指数は79ポイント(1.46%)安の5397ポイントと反落。
       VIX指数は14.72(前日14.91)。
       NYSEの売買高は8.76億株(前日9.03億株)。
       3市場の合算売買高は104.5億株(前日109.5億株、過去20日平均は113.3億株)。
       火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比40円安の39500円。
       ドル建ては15円高の39555円。
       ドル円は155.58円。
       10年国債利回りは4.254%。
       2年国債利回りは4.495%。

    (3)プライム市場の売買代金は3兆4885億円(前日3兆3113億円)。
       売買高は13.89億株(前日13.49億株)。
       値上がり1127銘柄(前日236銘柄)。
       値下がり472銘柄(前日1375銘柄)。
       ややアンバランス。
       新高値48銘柄(前日30銘柄)。
       4日連続で2ケタ。
       新安値21銘柄(前日42銘柄)と再逆転。
       プライム市場の騰落レシオは116.32(前日107.40)。
       東証グロース市場の騰落レシオは100.15(前日96.88)。
       NTレシオは13.97倍(前日14.00倍)。
       サイコロは4勝8敗で33.33%。

    (4)上向きの25日線(40093円)から▲1.24%(前日▲1.09%)。
       2日連続で下回った。
       横ばいの75日線は39107円。
       21日連続で上回った。
       上向きの200日線(36589円)からは△8.21%(前日△8.33%)。
       323日連続で上回った。
       下向きの5日線は40096円。
       7日連続で下回った。
       13週線は39217円。
       26週線は38982円。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.943%(前日▲16.580%)。
       買い方▲7.810%(前日▲8.284%)。
       東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲7.450%(前日▲5.789%)。
       買い方▲21.680%(前日▲22.280%)。

    (6)空売り比率は44.1%(前日44.1%、3日連続で40%超)。
       空売り規制なしの銘柄の比率は8.9%(前日8.4%)。
       7月19日時点の信用売り残は225億円減の7605億円。
       2週連続で減少。
       同信用買い残は1371億円増の4兆9254億円。
       2週連続で増加。
       6月21日時点の4兆9117億円よりも増加。
       2006年6月以来約18年ぶりの高水準。
       ただ当時は東証時価総額の1.1%、現在は約0.5%程度。
       22年11月11日時点は2兆9417億円だった。
       昨年5月19日時点は3兆1363億円だった。
       4兆円台に乗せたのは2月22日時点。
       信用倍率は6.48倍(前週6.11倍)と2週連続で6倍台。
       日経VIは19.06(前日20.60)。

    (7)日経平均採用銘柄のPERは16.77倍(前日16.81倍)。
       2日連続で16倍台。
       前期基準では17.05倍。
       EPSは2361円(前日2355円)。
       直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは7月11日2401円、3月4日2387円。
       225のPBRは1.51倍(前日1.50倍)。
       BPSは26221円(前日26390円)。
       日経平均の予想益回りは5.95%。
       予想配当り利回りは1.83%。
       指数ベースではPERは21.88倍(前日21.92倍)。
       EPSは1809円(前日1806円)。
       PBRは2.05倍(前日2.05倍)。
       BPSは19314円(前日19316円)。
       10年国債利回りは1.060%(前日1.060%)。

    (8)プライム市場の単純平均は13円高の2963円(前日は2950円)。
       プライム市場の時価総額は985兆円(前日983兆円)。
       ドル建て日経平均は253.27(前日252.56)と5日ぶりに反発。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが41169円。
       プラス2σが42245円。
       マイナス1σが39017円。
       マイナス2σが37940円。
       週足のプラス1σが39217円。
       プラス2σが41104円。
       マイナス1σが38273円。

    今年の曜日別勝敗(7月23日まで)

    月曜15勝9敗
    火曜17勝18敗
    水曜9勝18敗
    木曜15勝14敗
    金曜16勝11敗

    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    ウィルテック(7087)・・・動兆

    製造請負・派遣、建設技術者派遣、EMSが3本柱。
    海外の大学と連携し技術系学生受け入れも。
    主力の製造派遣は半導体や車載向けを軸に生産回復。
    建設技術者派遣も24年問題受け人材ニーズが旺盛。
    前期買収した照明製造のホタルクスがフルに上乗せ。
    福島県須賀川市にEMS工場を建設(投資額10億円)、25年5月稼働予定。
    UV光を使った殺虫機器を共同開発し市場投入。
    今後はロボットエンジニアも視野に。


    (兜町カタリスト櫻井)


    [株価材料]
     
     

    ■日本製鉄<5401> 中国宝山と合弁解消 現地の生産能力7割減


    ■古河電池<6937> アドバンテッジが買収へ 鉛蓄電池の再編主導


    ■日立製作所<6501> 空調合弁株を独ボッシュに売却 1250億円利益計上


    ■トヨタ自動車<7203>株8000億円売却 三井住友海上など7社 政策株縮減


    ■日医工・サワイGHD<4887>増産 政府要請に対応 後発薬供給不安で


    ■ピジョン<7956> 母乳バンク支援 5300万円投じ処理能力3倍に


    ■ソラコム<147A> AI使うアプリ簡単作成 企業向けに提供


    ■東急不動産HD<3289> 民泊物件投資の窓口に オリコ<8585>などと連携


    ■ニデック<6594> 今期純利益48%増 1850億円に上振れ 株分割も公表


    ■リクルートHD<6098>執行役員 「インディード、下期増収」


    ■三菱自動車<7211> 純利益39%減 4-6月 主力の東南ア需要低迷


    ■タムロン<7740> 1-6月純利益50%増 レンズ好調で上振れ


    ■クレディセゾン<8253> リボ払い手数料引き上げ 金利上昇で


    ■ソフトバンク<9434> RTKコンパス開発 農機・船舶向け


    ■三井不動産<8801> マレーシアに賃貸住宅 駐在員向けサービス付帯


    ■三菱重工業<7011> 脱炭素向け事業を推進 グリーン水素など


    ■武田薬品工業<4502> 血漿分画製剤 国内の供給網強化に本腰


    ■アース製薬<4985> 佐藤上席執行役員 確かな質で海外拡大

     


    24日の東京株式市場は、弱含みの展開か。

    日経平均株価の予想レンジは、3万9300円-3万9800円を想定。(23日終値3万9594円39銭)

    米国株は下落。ダウ平均は57ドル安の40358ドルで取引を終えた。

    きのう23日の日経平均株価は朝高後、上値が重く、取引終了時に再度下げ転換して取引を終了。戻り待ち売りの強さが意識されるなか、現地23日の米国株式が下落したこともあり、売り先行スタートとなろう。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(23日は156円03-05銭)、ユーロ・円が1ユーロ=168円台の後半(同169円70-74銭)と円高方向に振れており、輸出関連株には重しになるとみられる。また、現地23日の通常取引終了後に決算を発表したテスラが、時間外取引で下落したことも意識されそうだ。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比40円安の3万9500円だった。

     

    【好材料銘柄】  

    ■ピクスタ <3416>
    24年12月期第3四半期に画像・動画素材3.6億円の大口受注。

    ■JTOWER <4485>
    KDDI <9433> と通信鉄塔の中長期的な整理統合を共同検討。

    ■オンコリスバイオファーマ <4588>
    OBP-801の眼科領域(「緑内障治療後の濾過胞線維化抑制」と「加齢黄斑変性症」)の用途発明で特許査定。

    ■リベルタ <4935> 
    冷感アイテムブランド「クーリスト」シリーズが累計販売個数150万個突破。

    ■日本郵船 <9101> 
    今期経常を一転57%増益に上方修正。


     

    【主な経済指標・スケジュール】

    24(水)

    【国内】
    40年国債入札
    《決算発表》
    オービック、キヤノンMJ、OBC、航空電、ジャフコG、未来工業、キヤノン電、FFE&C

    【海外】
    米7月製造業購買担当者景気指数(PMI)(22:45)
    米6月新築住宅販売件数(23:00)
    米5年国債入札
    《米決算発表》
    フォード・モーター、アイビーエム、サービスナウ、ドイツ銀行、オーティス・ワールドワイド、TEコネクティビティ、サーモフィッシャー、ボストンサイエンティフィック、ローパー・インダストリーズ、AT&T、ゼネラル・ダイナミックス、ネクステラエナジー、インターパブリック、ラム・ウェストン・ホールディングス、CMEグループ、インターナショナル・ペーパー、アンフェノール

     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    23日のNYダウ工業株30種平均は反落し、前日比57ドル35セント(0.14%)安の4万0358ドル09セントで終えた。取引終了後の大型ハイテク企業の決算発表を前に様子見の姿勢が広がり、持ち高調整の売りが優勢だった。相場全体を動かす材料に乏しいなか、決算発表など個別に材料が出た銘柄の売買が目立った。

    米企業の決算発表が相次いでいるが、この日の取引終了後にグーグルの親会社アルファベットやテスラの業績公表が予定されており、市場では模様眺め気分が強まった。午前のダウ平均は前日終値を挟んで比較的狭いレンジでの値動きが続いた。
    両社の決算のほか、今週は極めて重要な米経済指標である国内総生産(GDP)速報値、個人消費支出(PCE)物価指数も明らかになるため、動きづらい展開。午後のダウも方向感に乏しく、終盤に売りが膨らんだが、下げ幅は限定的だった。

    この日発表された6月の中古住宅販売件数は、前月比5.4%減の389万戸(季節調整済み、年換算)と、市場予想を大幅に下回ったが、相場への影響は限られた。

    市場では「関心は企業の決算発表に向かっており、材料が出た個別株の動きが中心になった」との見方もあった。ダウ平均の構成銘柄ではないが、決算を発表した音楽配信のスポティファイ・テクノロジーや航空エンジンのGEエアロスペースが大幅高となった半面、物流のUPSと自動車のゼネラル・モーターズは下げが目立った。

    ダウ平均の構成銘柄では、大口投資家が株式を売却したと伝わったウォルト・ディズニーが3%下げた。米原油先物相場が下落し、シェブロンも安い。マクドナルドやナイキ、インテルも売られた。

    一方、ボーイングは4%高となった。22日開幕した世界最大級の航空ショー「ファンボロー国際航空ショー」で日本航空(JAL)を含む複数の航空会社からの受注を明らかにした。アナリストが目標株価を引き上げたアマゾン・ドット・コムも買われた。コカ・コーラは小幅高となった。朝に発表した2024年4〜6月期決算で売上高と1株利益が市場予想を上回ったうえ、24年12月期通期の見通しを引き上げ、好感した買いが入った。

    ナスダック総合株価指数は小幅に反落した。前日比10.217ポイント(0.05%)安の1万7997.351で終えた。エヌビディアなど半導体関連株は売りが優勢だった。テスラも下げた。メタプラットフォームズやアルファベットは小幅に上昇した。




    【シカゴ日本株先物概況】

    23日のシカゴ日経平均先物は下落した。9月物は前日比450円安の3万9500円で終えた。NYダウ平均は、注目度が高い米企業決算を控え、様子見ムードが広がる中、反落した。同日は日経平均株価と米主要株価指数がともに下落し、シカゴ市場の日経平均先物は売り優勢となった。

    シカゴ日経225先物 (円建て)

    39500 ( -40 )


    シカゴ日経225先物 (ドル建て)

    39555 ( +15 )
     

    ( )は大阪取引所終値比






    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数

    23日のFTSE100種総合株価指数は反落した。前日に比べ31.41ポイント(0.38%)安の8167.37で終えた。原油先物相場が軟調に推移するなか、英アングロ・アメリカンやスイスのグレンコア、英BPなど資源関連銘柄が下落し、指数の重荷となった。一方、業績が良好な銘柄には買いが入り、相場全体を支えた。

    FTSEの構成銘柄では、資源大手グレンコアが2.24%安、鉱業大手アングロ・アメリカンが2.22%安、不動産投資信託会社のロンドンメトリック・プロパティーが2.18%安と下げを主導した。半面、給食サービス大手コンパス・グループは4.52%高、航空機エンジン大手ロールス・ロイスは3.77%高、投資会社メルローズ・インダストリーズは2.07%高となった。

     


    ■ドイツ・フランクフルト株価指数

    23日のドイツ株価指数(DAX)は続伸し、前日比150.63ポイント(0.81%)高の1万8557.70で終えた。

    個別では、医療機器のザルトリウスが7.73%高、市場予想を上回る増益となった2024年4〜6月期決算を発表したソフトウエアのSAPが7.15%高と急伸。ヘルスケア大手フレゼニウスも4.47%高と大きく買われた。

    一方、業績見通しを下方修正した高級車メーカーのポルシェが5.09%安と急落。商用車大手ダイムラー・トラックは4.38%安、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズも3.33%安と売られた。

     


    ■フランス・パリ株価指数

    フランスの主要な株価指数であるCAC40は反落し、前日比23.39ポイント(0.30%)安の7598.63で終えた。


     

07月24日 毎日コラム
「なぜ、あの人とは話が通じない!」イラッとくる
・・・続き



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