日経平均株価 | 39,058.32 | +147.13 | 10/18 |
TOPIX | 2,696.06 | +8.23 | 10/18 |
マザーズ | 623.01 | -4.69 | 10/18 |
NYダウ平均 | 43,239.05 | +161.35 | 10/18 |
ナスダック総合 | 18,373.61 | +6.53 | 10/18 |
16日の日経平均株価は反発で始まった。始値は祝日前の前週末比176円11銭高の4万1366円79銭。
15日の米株式市場は、NYダウが210ドル高と4日続伸。米利下げ期待が高まるなか、約2カ月ぶりに最高値を更新した。ナスダック指数も上昇した。米国株が値を上げた流れを受け、東京株式市場も買い先行でスタートした。為替は1ドル=158円10銭前後と先週末に比べ1円程度の円高で推移している。
積極的に上値を追う動きは限られている。外国為替市場では11日と12日に連日で日本政府・日銀による円買い介入観測が聞かれている。12日に複数の金融機関と事業会社が保有株の売り出しを発表したことによる短期的な需給悪化警戒もあり、利益確定売りが出て上値を抑えている。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、三菱重や川重など防衛関連が高い。トランプ氏は他国に軍事費の負担増を求めており、日本の防衛関連の業績拡大につながるとの見方から買いが入っている。ファナックやTDK、ソフトバンクグループ(SBG)、太陽誘電なども買われている。一方、ファストリやエーザイ、イオンは安い。
■電力8社の社債発行2.1倍 今年度
■住友商事<8053>
荷下ろしロボ AIでアーム制御
■ソフトバンクG<9984>
英半導体スタートアップを買収 AI戦略を推進
■SBI新生銀 NECキャピタル<8793>
株取得 持ち分法会社に
■シャープ<6753>
早期退職募集 堺で500人規模
■伊藤忠商事<8001>
台南で都市開発 バスルート AIで最適化
■ホシザキ<6465>
時短で鮮度保つ解凍機
■アシックス<7936>
政策保有株すべて売却へ 銀行側も売り出し
■松屋フーズ<9887>
深夜料金+7% 食材・人件費高騰で
■パソナグループ<2168>
今期純利益99%減 ベネワン売却益の反動で
■出前館<2484>
最大50億円自社株買い 株式の16.66%上限
■クリレスHD<3387>
14%減益 3-5月最終 人件費増で
■ドトール日レス<3087>
18%増益 3-5月最終 配当積み増し
■パナソニックHD<6752>
社長 結果にこだわり信賞必罰 株価低迷に危機感
■デンソー<6902>
AI活用しソフト強化 SDV普及見据え
■千代田化工建設<6366>
医薬品エンジ 先端領域の技術開発に力
■積水化学工業<4204>
機能性微粒子をソリュ型転換 自動車開拓
16日の東京株式市場は反発後、もみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは、4万1000円-4万1500円を想定。(12日終値4万1190円68銭)
東京市場が休場の間の米国株は、12日、15日と連日で上昇。ダウ平均は12日に247ドル高となって40000ドル台に乗せ、約2カ月ぶりに史上最高値を更新。15日は210ドル高の40211ドルで取引を終えた。
日経平均株価は、現地15日の米国株高や、前週末12日に大幅下落した反動から、買い優勢スタートとなりそう。
米国主導での株高が期待できる局面であるだけに、安く始まるようなら押し目買いが入ることが期待できる。場中はしっかりとした動きを見せ、プラスで終了すると予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=158円のトビ台(前週末12日は159円21-23銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同173円15-19銭)と円高に振れている。輸出関連銘柄には、重しとなりそうで、指数の上値を抑える場面も想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同12日の大阪取引所清算値比80円安の4万1090円だった。
【好材料銘柄】
■テンダ <4198>
今期経常は28%増で8期連続最高益、実質増配へ。
■BeeX <4270>
3-5月期(1Q)経常は37%増益で着地。
■サーバーワークス <4434>
3-5月期(1Q)経常は97%増益で着地。
■ヴィッツ <4440>
今期経常を一転21%増益に上方修正、配当も5円増額。
■ビザスク <4490>
今期経常は4.9倍増で4期ぶり最高益更新へ。
■室町ケミカル <4885>
今期経常は微増で2期連続最高益、前期配当を3円増額・今期は3円増配へ。
■リベルタ <4935>
猛暑対策商品「FREEZE TECH 衣類用冷感ミスト」の累計販売本数が32万本を突破。
■ELEMENTS <5246>
今期営業を一転黒字に上方修正。
■メタリアル <6182>
3-5月期(1Q)経常は67%増益で着地。
■東洋電機製造 <6505>
前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は14%増益、10円増配へ。
■アドテック プラズマ テクノロジー <6668>
今期経常を80%上方修正。
■AHCグループ <7083>
上期経常は黒字浮上で上振れ着地、今期配当を10円に修正。
■きずなホールディングス <7086>
燦ホールディングス <9628> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株2120円で12日終値を47%上回る水準。買い付け期間は7月16日から8月27日まで。
■ミアヘルサホールディングス <7129>
株主優待の実施回数を年2回に増やす。新制度では毎年3月末と9月末時点で100株以上を保有する株主に、保有株数に応じて1000~3500円分のQUOカードをそれぞれ贈呈する。
■松屋 <8237>
今期経常を一転70%増益に上方修正・最高益更新へ。
■インテリックス <8940>
今期経常は95%増益、15円増配へ。
■タキヒヨー <9982>
3-5月期(1Q)経常は52%増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
16(火)
【国内】
5月第3次産業活動指数(13:30)
《決算発表》
東宝、日置電、リテールPT、古野電、FPパートナー、AIT、日本国土、Chordia
【海外】
独7月ZEW景況感調査(期待指数)(18:00)
米6月小売売上高(21:30)
米6月輸出物価指数(21:30)
米6月輸入物価指数(21:30)
米7月NAHB住宅市場指数(23:00)
《米決算発表》
モルガン・スタンレー、ユナイテッドヘルス・グループ、ステート・ストリート、バンク・オブ・アメリカ、PNCファイナンシャル、プログレッシブ・コープ
15日のNYダウ工業株30種平均は4日続伸した。前週末比210ドル82セント(0.52%)高の4万0211ドル72セントで終え、5月17日以来、2カ月ぶりに最高値を更新した。米国のインフレが落ち着き、米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げを始めるとの見方から株買いが続いた。ダウ平均の上げ幅は350ドルを超える場面があった。
13日に起きた共和党のトランプ前大統領への銃撃事件を巡り、トランプ氏が大統領に返り咲けば各種規制が緩和されるとの思惑から、金融や医療保険サービス銘柄が上昇。「メキシコ国境の壁建設工事が増えるという連想」を背景に建機メーカーなども買われた。気候変動対策の後退が見込まれ、石油企業が値上がりした一方で、再生可能エネルギー関連銘柄は下落した。
15日発表の7月のニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス6.6と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(マイナス6.0)を下回った。米景気の減速感で物価上昇圧力が緩和し、FRBが金融緩和に動きやすくなるとの見方につながった。FRBのパウエル議長は15日、利下げ時期については明言を避ける一方、インフレの鈍化を歓迎するとの考えを示した。
15日の米債券市場では長期金利が上昇(債券価格は下落)した。
ダウ平均の構成銘柄では、キャタピラーとシェブロンが上昇した。朝に2024年4〜6月期決算を発表したゴールドマン・サックスが買われた。複数のアナリストが目標株価を引き上げたアップルも高かった。アメリカン・エキスプレスとユナイテッドヘルス・グループも上げた。半面、ナイキとボーイング、ベライゾン・コミュニケーションズに売りが出た。
ナスダック総合株価指数は続伸した。前週末比74.120ポイント(0.40%)高の1万8472.566で終えた。テスラやアルファベットが上昇した。一方、エヌビディアなど半導体株の一角には売りが出た。
S&P500種株価指数も続伸し、前週末比15.87ポイント(0.28%)高の5631.22で終えた。10日に付けた最高値(5633)を上回る場面があったが、取引終盤にかけて上げ幅を縮めた。
15日のシカゴ日経平均先物は下落した。9月物は前週末比120円安の4万1090円で終えた。同日はダウ工業株30種平均は、銃撃を受けたトランプ前大統領が11月の大統領選で勝利するとの見方が強まり、過去最高値を更新するなど米株式相場が上昇したが、日経平均先物には売りが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
41090 ( -80 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
41135 ( -35 )
( )は大阪取引所終値比
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 8182.96(-69.95)
15日のFTSE100種総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、前週末比69.95ポイント(0.84%)安の8182.96で終えた。高級ブランドの英バーバリー・グループが16%安と大幅に下げた。英GSKなど製薬株が売られたほか、銅など非鉄金属の先物価格が下落したのを背景にスイスのグレンコアといった資源株も売りに押された。
FTSEの構成銘柄では、2024年4〜6月期の既存店売上高が前年同期比21%減になったと公表。あわせて最高経営責任者(CEO)の交代と配当の停止を発表したバーバリーが16.08%安と下落率トップ。小売り大手フレイザーズ・グループと産銅大手アントファガスタは3.60%安と続いた。
一方、建機レンタルのアシュテッド・グループは2.45%高、プライベート・エクイティ会社3i(スリーアイ)グループは1.69%高と買われた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 18590.89(-157.29)
15日のドイツ株価指数(DAX)は4営業日ぶりに反落し、前週末比157.29ポイント(0.83%)安の1万8590.89で終えた。前週末にDAXが約1カ月半ぶりの高値をつけるなど足元で相場水準が切り上がっていたため、利益確定の売りに押された。
個別では、エネルギー大手シーメンス・エナジー(4.94%安)や電力大手RWE(3.42%安)、高級車メーカーBMW(2.56%安)が下げを主導した。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 7632.71(-91.61)
フランスCAC40種指数は1.19%安で引けた。
英高級衣料大手バーバリーが業績悪化に伴う配当停止を発表したことで、株価急落を招くなど、高級品銘柄が低迷したことが響いた。
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