Market Data
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【日経平均】
41190円68銭(▲1033円34銭=2.45%)
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【TOPIX】
2894.56(▲34.61=1.18%)
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【グロース250】
677.13(△21.27=3.24%)
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【プライム売買高】18億3255万株(△2539万株)
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【売買代金】5兆2369億円(△5278億円)
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【値上がり銘柄数】1020(前日:1251)
【値下がり銘柄数】573(前日:356)
【新高値銘柄数】101(前日:131)
【新安値銘柄数】8(前日:7)
【25日騰落レシオ】119.32(前日:118.57)
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■本日のポイント
1.日経平均は1033円安と4日ぶり大幅続落、4万2000円割る
2.前日の米国ではナスダック指数が大幅安、為替も大幅な円高進む
3.ディスコや東エレクなど半導体関連株に利益確定売りが膨らむ
4.トヨタなど自動車株や三菱UFJなど大手銀行株も軟調に推移
5.円高メリット株のニトリHDには見直し買いが入り値を上げる
今週は荒い動きが続いたが、週間では上昇した。
日経平均は週明け8日は米国株高を好感できずに下落したが、9日から11日までは3日連続で3桁の上昇。9日は半導体株が強く買われて800円近く上昇し、10日はファーストリテイリングなど指数構成銘柄に買いが入った。11日は米国株高を追い風に400円近い上昇となり、42000円を上回った。
ドル円が一時大きく円高に振れたことも警戒材料となり、12日は大型株が売り込まれて1000円を超える下落。それでも週間ではプラスで終えた。
日経平均は週間では約278円の上昇となり、週足では5週連続で陽線を形成した。
来週は底堅い展開か。東京市場は月曜15日が休場で4日立ち合い。
米国では経済指標の発表が多く、4-6月期の決算発表も出始める。欧州では18日にECB理事会が開催されることから、海外の材料に一喜一憂することになるだろう。ディスコ、ASML、TSMCの決算発表が予定されており、グローバルで半導体株の注目度が高まる展開が想定される。国内半導体株の多くは12日に大きく下落したが、これらの決算が良ければ押し目買いが入ると思われる。失望決算となった場合、半導体株は嫌われるだろうが、日本株全体では半導体株を見切って、別の業種に資金がシフトする可能性が高い。
米6月CPIが弱かったことから、米国の利下げに対する期待は一段と高まっている。多少不安定となりながらも、買い意欲の強い状態が継続すると予想する。
来週の日経平均株価の予想レンジは4万600〜4万1800円前後を想定。
市場関係者からは「相場の堅調地合いは強い」との声が聞かれる。ただ、東京市場は前のめり状態で上昇基調を強めただけに、今月下旬にかけていま一度足もとの状況を確認する場面となることも考えられそうだ。
■上値・下値テクニカル・ポイント(12日現在)
43216.04 ボリンジャー:+3σ(25日)
42940.76 ボリンジャー:+3σ(26週)
42115.20 ボリンジャー:+3σ(13週)
42054.15 ボリンジャー:+2σ(25日)
41519.57 ボリンジャー:+2σ(26週)
41419.99 6日移動平均線
41190.68 ★日経平均株価12日終値
41029.90 ボリンジャー:+2σ(13週)
40942.20 均衡表転換線(日足)
40913.65 新値三本足陰転値
40892.26 ボリンジャー:+1σ(25日)
40188.49 均衡表基準線(日足)
40098.39 ボリンジャー:+1σ(26週)
40021.89 均衡表転換線(週足)
39944.59 ボリンジャー:+1σ(13週)
39730.36 25日移動平均線
39089.00 75日移動平均線
38899.01 均衡表基準線(週足)
38859.29 13週移動平均線
38856.21 均衡表雲上限(日足)
38677.21 26週移動平均線
【大引け概況】
12日の日経平均株価は4日ぶりに大幅反落し、終値は前日比1033円34銭(2.45%)安の4万1190円68銭だった。
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下げ幅は4月19日の1011円を上回って今年最大となり、2021年2月26日(1202円安)以来およそ3年5カ月ぶりの大きさとなった。
前日の米株式市場では、NYダウは小幅に続伸したものの、半導体関連株などハイテク株が下落しナスダック指数は8日ぶりに急反落した。為替も一時1ドル=157円台へ急激な円高が進行した。政府・日銀による為替介入が実施されたとの観測も浮上した。これを受けた東京市場は値を下げてスタート。前日まで連日で史上最高値を更新していたこともあり利益確定売りが膨らんだ。円高の進行も警戒されるなか半導体関連株などに売りが膨らみ、日経平均株価は4万2000円を割り込み前日比で1000円を超す下落となった。今日は株価指数オプション7月物の特別清算指数(SQ)算出日で出来高も膨らんだ。半導体関連や自動車、銀行、機械株などが安く、不動産株がしっかり。
前日の米市場でナスダック総合株価指数は8営業日ぶりに反落した。東京株式市場でもこのところ上昇が目立っていた値がさ株が売られ、ソフトバンクグループ(SBG)が13営業日ぶりに反落したほか、東エレクやアドテストが大幅に下落した。株価指数オプション7月物の特別清算指数(SQ)の算出に向けて、株価水準を高く維持したい投機筋の思惑的な買いが前日までの日経平均の急上昇を演出していたとの見方があり、SQ算出をきっかけに利益確定売りが膨らんだ面があった。
外国為替市場で円相場が前日夕時点に比べて大きく円高・ドル安に振れ、円高基調への転換を警戒する雰囲気も輸出関連など主力株の重荷となった。政府・日銀が為替介入に踏み切ったとの観測に加え、日銀が対ユーロでレートチェックを実施したとの報道もあった。東京市場はあすから3連休となるが、連休中の為替介入などで円相場の水準が大きく変わる可能性も警戒され、持ち高調整の売りが出やすかった。
一方で出遅れ感のある内需関連などには見直し買いも入り、東証プライムの値上がり銘柄数は1020と全体の約6割を占めた。値下がりは573、横ばいは51だった。東証株価指数(TOPIX)の規模別株価指数では大型が1.74%安だった一方、小型は0.47%高にとどまり、市場では大型株に比べて出遅れていた小型株に物色が向かったとの見方があった。
日経平均は下期入り後の強い上昇が続き、過熱感は警戒されていた。そのため、きょうの下落も当然の一服と見る向きが多い。ただし、物色対象が変化したことから、この流れが継続するかを見極める必要があるだろう。米国では12日からJPモルガンなど金融機関の決算発表が始まるなど投資家の関心は徐々に企業業績に向かうことが想定され、米金融株の良好な決算が材料視されるようだと、ハイテク株からの資金シフトに向かわせる可能性はありそうだ。
東証株価指数(TOPIX)は4日ぶりに反落した。終値は34.61ポイント(1.18%)安の2894.56だった。JPXプライム150指数は4日ぶりに反落し、20.68ポイント(1.58%)安の1284.10で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で5兆2369億円、売買高は18億3255万株だった。
業種別株価指数(33業種)は保険業、電気機器、海運業、非鉄金属などが下落。不動産業、水産・農林業などは上昇した
個別銘柄では、ナスダック大幅安を受けて、ディスコや東京エレクトロン、レーザーテック、アドバンテスト、ルネサスエレクトロニクス、ソフトバンクグループが安く、トヨタ自動車やホンダ、日産自動車も値を下げた。決算を発表したファーストリテ、セブン&アイHDもきつい下落。金利低下を受けて、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループが売られ、T&Dホールディングス、東京海上HD、第一生命HDなど保険株の下げも目立った。ソニーグループや日立製作所、TDKが軟調。キーエンスやニデックも下落した。
半面、SHIFTやリクルートホールディングス、メルカリが高く、ベイカレント・コンサルティングやオリエンタルランドが値を上げた。円高メリット株のニトリホールディングスが見直し買いで上昇。ニチレイ、ニッスイが上昇。オムロン、安川電機、オークマが買われた。金利低下を材料に住友不動産、三井不動産、三菱地所、東急不動産HDなど不動産株が上昇したほか、積水ハウス、大和ハウスも買われた。
東証スタンダード市場は終日値上がり優勢。この日は大型株が最近の連騰の反動で下落したことから、出遅れ感のある小型株には買いが入った。
日経平均株価は連騰による過熱感から大型半導体株を中心に利益確定売りが出て指数の重しになった。
スタンダードTOP20は続伸。出来高3億1961万株。
値上がり銘柄数872、値下がり銘柄数533と、値上がりが優勢だった。
個別ではプライム・ストラテジーがストップ高。ネオマーケティング、アズジェントは一時ストップ高と値を飛ばした。コーアツ工業、クックパッド、東北新社、手間いらず、キャンドゥなど42銘柄は年初来高値を更新。パス、PKSHA Technology、日本色材工業研究所、まんだらけ、ジェクシードが買われた。
一方、福留ハム、フライトソリューションズ、テモナ、アドヴァングループ、シンシアなど6銘柄が年初来安値を更新。フィル・カンパニー、ポプラ、アスコット、リベルタ、MS&Consultingが売られた。
東証グロース市場は、東証グロース市場250指数は大幅に続伸した。終値は前日比21.27ポイント(3.24%)高の677.13で、約3カ月ぶりの高値を付けた。上昇幅は2月26日(21.69ポイント)以来となる4カ月半ぶりの大きさだった。グロースCoreも大幅高だった。
東証プライム市場の半導体関連や値がさ株が調整するなか、相対的に出遅れていた新興銘柄には見直し買いが入った。国内の長期金利が低下したことでPER(株価収益率)が高いグロース市場銘柄の相対的な割高感が薄れたのも買いを誘った。
12日の日経平均株価の下げ幅が今年最大となるなかで新興銘柄は上昇が目立った。グロース市場の上場銘柄の時価総額ランキングをみると、トライアルを筆頭にインテグラル、フリーなどが軒並み買われた。上位30社のうち下落はわずか2社だった。きょう下落が目立った半導体関連銘柄が少ないうえ、グロース市場には内需依存型の銘柄が多いため、外国為替市場での円安が一服しても収益への影響が小さいとの見方が、新興株の堅調さにつながったようだ。
市場では「バイオ関連や宇宙関連など個人投資家の関心が高い銘柄の売買が活況で、資金の回転が効いていた」との受け止めがあった。
グロース市場ではクオリプスやシンバイオなどバイオ関連が上昇したほか、QPS研究所といった宇宙関連も買われた。一方、セルシードやエヌピーシーは下落した。
値上がり銘柄数437、値下がり銘柄数126と、値上がりが優勢だった。
個別では、WOLVES HANDがストップ高。シンバイオ製薬は一時ストップ高と値を飛ばした。サンワカンパニー、バンク・オブ・イノベーション、Finatextホールディングス、AnyMind Group、unerryなど10銘柄は年初来高値を更新。ボードルア、トリプルアイズ、カバー、GMOフィナンシャルゲート、HENNGEが買われた。
一方、メドレックスがストップ安。VRAIN Solution、アストロスケールホールディングス、WACUL、エスネットワークス、アクアラインなど7銘柄は年初来安値を更新。TORICO、アイデミー、リックソフト、クリーマ、Amaziaが売られた。
12日午前の日経平均株価は大幅に反落し、午前終値は前日比835円10銭(1.98%)安の4万1388円92銭だった。
前日の米株式市場では、半導体関連などハイテク株が下落しナスダック指数が急落した。これを受け、連日の最高値更新を演じていた日経平均株価も下落に転じた。日経平均株価の下げ幅は一時1000円を超えた。日経平均に寄与度の大きいファストリなど値がさ株が軒並み下げた。為替は1ドル=159円20銭前後と前日夕方に比べ大幅な円高となったことも警戒された。政府・日銀による為替介入が実施されたとの観測も出ている。半導体や電子部品などハイテク株に利益確定売りが膨らみ、銀行や自動車株が安い。
前日の米市場でナスダック総合株価指数は8営業日ぶりに反落した。エヌビディアやアップルなどに短期的な過熱感を警戒した売りが出た。主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も大幅安となった。東京市場でもソフトバンクグループ(SBG)が13営業日ぶりに反落したほか、東エレクやアドテストが大幅に下落した。
外国為替市場で円相場が対ドルで大幅に上昇したことも重荷となった。当局が為替介入を実施したとの観測に加え、日銀が対ユーロでレートチェックを実施したとの報道もあり、円高進行への警戒も輸出関連や海外事業比率の高い銘柄の売りにつながった。前日までの日経平均の上昇は、株価指数オプション7月物の特別清算指数(SQ)に向けて、株価水準を高く維持したい投機筋の思惑的な買いが主導していたとの見方がある。朝方のSQ算出を契機に、投機筋が利益確定売りを出した面もあったようだ。
前引け時点の東証プライムの値上がり銘柄数は1085と、全体の7割近くを占めた。値下がりは508、横ばいは50だった。東証株価指数(TOPIX)の規模別株価指数では大型が1.50%安となったが、小型は0.55%高だった。市場関係者は「きょうは大型株に利益確定売りが出ている半面、このところの株高局面で出遅れていた小型株に物色が向かう展開となっている。指数の下げは目立つが、循環物色的な色合いが強く、相場全体の地合いとしては悪くない」とみていた。
為替は1ドル159円30銭台まで戻している。6月米CPI発表のタイミングで政府・日本銀行による円買い介入が実施されたとの観測だが、じりじりと円は売り圧力が強まりつつある。介入効果は一時的との見方もあることから、積極的なドル買いが入っているとの観測。後場の日経平均は、極端に下げている半導体株を中心に買戻しが入りそうな地合いか。相対的にTOPIXがしっかりしていることで、日本株の底堅さも確認できよう。
TOPIXは反落した。前引けは28.41ポイント(0.97%)安の2900.76だった。JPXプライム150指数は反落し、16.63ポイント(1.27%)安の1288.15で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆9720億円、売買高は9億9482万株だった。
業種別では、保険業、電気機器、銀行業、海運業、石油・石炭製品などが下落した一方、不動産業、建設業、繊維製品、水産・農林業、陸運業などが上昇した。
個別銘柄では、ナスダック大幅安を受けて、ディスコ、東京エレクトロン、レーザーテック、ルネサスエレクトロニクス、ソフトバンクグループが安く、ソニーグループやTDKが値を下げた。決算を発表したファーストリテイリング、7&iHDもきつい下落。トヨタ自動車やホンダが軟調で三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループが売られた。金利低下を受けて、T&Dホールディングス、東京海上、第一生命HDも下げた。
一方、金利低下を材料に住友不動産、三井不動産、三菱地所、東急不動産HD、東京建物など不動産株が上昇したほか、積水ハウス、大和ハウスも買われた。このほか、円高メリット銘柄のニトリホールディングス、ニチレイ、ニッスイ、オリエンタルランド、メルカリが上昇した。
東証スタンダード市場は好材料銘柄に買いが入った。一方で、プライム市場は過熱感が意識される中、米ハイテク株安を受けて利益確定売りが出た。為替相場の円高も輸出関連業種中心に株価の重しになった。
スタンダードTOP20は続伸。出来高1億8014万株。
値上がり銘柄数867、値下がり銘柄数496と、値上がりが優勢だった。
個別ではプライム・ストラテジーがストップ高。コーアツ工業、クックパッド、東北新社、手間いらず、キャンドゥなど34銘柄は年初来高値を更新。日本色材工業研究所、PKSHA Technology、Speee、イー・ロジット、タカチホが買われた。
一方、福留ハム、フライトソリューションズ、テモナ、アドヴァングループ、シンシアが年初来安値を更新。フィル・カンパニー、アズジェント、ポプラ、MS&Consulting、フューチャーベンチャーキャピタルが売られた。
東証グロース市場は前日まで上昇が目立ち短期的な過熱感も意識されていた東証プライム市場の主力株が総じて軟調ななか、相対的に出遅れていたグロース株に資金を移す動きがみられた。米国のインフレが落ち着いて利下げが進むとの見方から国内の長期金利が低下し、新興株の割高感が薄れたことも買い安心感につながった。
12日に日経平均株価は下げ幅が一時1000円を超えた一方、東証グロース市場250指数は3%上昇するなど、グロース市場銘柄の強さが目立った。市場では「成長期待が高いはずのグロース市場銘柄はこれまで出遅れ過ぎていた」との指摘があった。
グロース250、グロースCoreは大幅高。
東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前日比21.71ポイント(3.31%)高の677.57だった。
グロース市場ではカバーやクオリプスが上昇した。一方、セルシードやヴレインSは下落した。
値上がり銘柄数433、値下がり銘柄数113と、値上がりが優勢だった。
個別ではサンワカンパニー、バンク・オブ・イノベーション、AnyMind Group、ELEMENTS、ジーニーなど7銘柄が年初来高値を更新。ボードルア、GMOフィナンシャルゲート、L is B、カバー、グローバルセキュリティエキスパートが買われた。
一方、VRAIN Solution、アストロスケールホールディングス、WACUL、エスネットワークス、アクアラインなど6銘柄が年初来安値を更新。Amazia、TORICO、クリーマ<4017>、リックソフト、アイデミーが売られた。
【寄り付き概況】
12日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比555円16銭安の4万1668円86銭。
前日の米株式市場は、NYダウは32ドル高と小幅に続伸したが、半導体関連株などハイテク株は売られナスダック指数が急落した。これを受け、前日まで連日で最高値を更新していた日経平均株価も大幅安でスタートした。
12日の外国為替市場で円相場は1ドル=158円台前半と前日夕時点に比べ円高・ドル安で推移している。11日のニューヨーク外国為替市場では一時、157円台半ばと3週間ぶりの水準に上昇した。11日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)の伸び率は市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げを実施するとの見方から日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが入った。
市場では日本政府・日銀が為替介入を実施したとの観測もあり、トヨタなど輸出関連株も安い。
12日に算出を迎えた株価指数オプション7月物の特別清算指数(SQ)値は、QUICK試算で4万1531円26銭だった。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
個別では、ファストリやセブン&アイ、太陽誘電が下落している。一方、ニトリHDや関西電、丸井Gが上昇している。
「免罪符が効いてしまったが2・5・8の法則で考える」
「中小型株のラッセル2000は3.6%上昇」
木曜のNY市場で主要3指数はマチマチの動き。
ナスダック総合は1.95%安と4月30日以来の大幅な下落率。
S&P総合500も下落。
SOX指数は3%超の下落。
マイクロソフトとアマゾンは2%超、メタ4%下落。
テスラが8.4%急落。
アップルが2.3%安。
一方、中小型株は上昇。
ラッセル2000は3.6%上昇し、2022年3月以来の高値水準。
合算出来高は126億株と増加。
6月の消費者物価指数(CPI)は、前月比でマイナス0.1%と下落。
前月比でマイナスになるのは2020年5月以来約4年ぶり。
前年比では3.0%上昇。
伸びは5月の3.3%から鈍化。
23年6月以来最小となった。
市場予想は前月比0.1%上昇、前年比3.1%上昇だった。
CPIの前年比上昇率は、2022年6月の9.1%をピークに鈍化。
変動の大きい食品とエネルギー成分を除くコアCPIは前月比0.1%上昇。
伸びは前月の0.2%から鈍化し、21年8月以来最小。
家賃の伸びが0.3%と、21年8月以来最小の水準に鈍化した。
コア指数は前年比3.3%上昇。
伸びは前月の3.4%から鈍化し、21年4月以来最小となった。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万7000件減の22万2000件。
市場予想は23万6000件だった。
6月の財政収支は、赤字が前年同月比71%減の660億ドル。
5月の3470億ドルから急減。
市場予想は830億ドルの赤字だった。
5月は給付金の支払いがシフトしたことを背景に拡大していた。
6月の歳入は11%増の4660億ドル、歳出は18%減の5320億ドル。
9月の利下げ確率は93%に上昇。
10日時点では75%だった。
10年国債利回りは4.212%。
一時、4カ月ぶりの低水準となる4.181%を付けた。
5年国債利回りは4.144%。
2年国債利回りは4.515%。
3月11日以来の低水準となる4.488%まで低下した。
2年国債と10年国債利回り格差はマイナス0.305%。
5月の英国GDPは前月比0.4%増となり、市場予想の0.2%を上回った。
これを受け、8月1日に英中央銀行が利下げするとの見方が後退した。
ドル円は158円台半ば。
一時2%以上上昇し157円台に急騰する場面があった。
WTI原油先物8月限は0.52ドル高の82.62ドル。
ビットコインは0.72%高の5万7821ドル。
SKEW指数は151.09→156.96→152.23。
恐怖と欲望指数は57→52。
(昨年10月5日が20)。
木曜のNYダウは32ドル(0.08%)高の39753ドルと続伸。
高値39875ドル、安値39623ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは121.30(前日122.62)。
NASDAQは364ポイント(1.95%)安の18283ポイントと8日ぶりに反落。
高値18671ポイント、安値18238ポイント。
サイコロは10勝2敗。
騰落レシオは98.82(前日92.67)。
S&P500は49ポイント(0.88%)安の5584ポイントと8日ぶりに反落。
高値5635ポイント、安値5586ポイント。
サイコロは10勝2敗。
騰落レシオは107.56%(前日102.00%)。
ダウ輸送株指数は330ポイント(2.19%)高の15430ポイントと続伸。
SOX指数は204ポイント(3.47%)安の5699ポイントと反落。
VIX指数は12.92(前日12.85)。
NYSEの売買高は10.31億株(前日8.44億株)。
3市場の合算売買高は126億株(前日100億株、過去20日平均は115億株)。
水曜のシカゴ225先物円建ては大証日中810円安の41560円。
ドル建ては765円安の41605円。
ドル円は158.50円。
10年国債利回りは4.212%。
2年国債利回りは4.515%。
「日経平均採用銘柄のEPSは2401円過去最高水準を連日更新」
木曜の日経平均は寄り付き512円高。
終値は392円(△0.94%)高の42224円と3日続伸。
高値42426円。
安値42102円。
日足は3日ぶりに陰線。
日経平均は10日連続で一目均衡の雲の上。
雲の下限は38453円。
上限は38910円。
41889円→42102円にマド。
TOPIXは19.97ポイント(△0.69%)高の2929ポイントと3日続伸。
25日線(2800ポイント)を12日連続で上回った。
3日ぶりに日足陰線。
2909→2923にマド。
TOPIXコア30指数は3日続伸。
プライム市場指数は1.35ポイント(△0.21%)高の655.86と3日続伸。
東証スタンダード指数は5日ぶりに反発。
東証グロース250指数は10.27ポイント(△0.69%)高の655.86と3日ぶりに反発。
25日移動平均線からの乖離は△1.51%(前日△1.78%)。
プライム市場の売買代金は4兆7090億円(前日4兆7651億円)。
売買高は18.07億株(前日18.96億株)。
値上がり1251銘柄(前日638銘柄)。
値下がり356銘柄(前日931銘柄)。
新高値131銘柄(前日66銘柄)。
4日ぶりに3ケタ。
新安値7銘柄(前日31銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは118.57(前日111.14)。
東証グロース市場の騰落レシオは97.14(前日97.14)。
NTレシオは14.42倍(前日14.38倍)。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
TOPIXは9勝3敗で75.00%。
東証グロース市場指数は7勝5敗で58.33%。
上向きの25日線(39630円)から△6.55%(前日△5.93%)。
14日連続で上回った。
上向きの75日線は39078円。
13日連続で上回った。
上向きの200日線(36317円)からは△16.26%(前日△15.32%)。
316日連続で上回った。
上向きの5日線は41465円。
16日連続で上回った。
13週線は38938円。
26週線は38716円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.163%(前日▲18.158%)。
買い方▲4.734%(前日▲5.220%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲8.572%(前日▲8.412%)。
買い方▲20.879%(前日▲21.158%)。
空売り比率は36.8%(前日38.4%、3日連続で40%割れ)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.7%(前日7.0%)。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは17.79(前日17.47)。
日経平均採用銘柄のPERは17.58倍(前日17.46倍)。
8日連続で17倍台。
前期基準では17.79倍。
EPSは2401円(前日2395,88円)。
過去最高水準を連日更新。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.56倍(前日1.57倍)。
BPSは26894円(前日26815円)。
日経平均の予想益回りは5.69%。
予想配当り利回りは1.71%。
指数ベースではPERは23.56倍(前日23.34倍)。
EPSは1792円(前日1792円)。
PBRは2.19倍(前日2.17倍)。
BPSは19280円(前日19277円)。
10年国債利回りは1.080%(前日1.085%)。
プライム市場の予想PERは17.12倍。
前期基準では17.38倍。
PBRは1.47倍。
プライム市場の予想益回りは5.83%。
配当利回り加重平均は2.10%。
プライム市場の単純平均は21円高の3038円(前日は3016円)。
プライム市場の売買単価は2605円(前日2512円)。
プライム市場の時価総額は1018兆円(前日1011兆円)。
ドル建て日経平均は261.09(前日259.09)と3日続伸。
水曜のシカゴ225先物9月限円建ては大証前日比810円安の41560円。
高値42505円、安値41490円。
大証夜間取引終値は日中比740円安の41630円。
気学では金曜は「前後場足取りを異にして動くこと多し」。
火曜は「安値にあると急伸することあり。押し目買い良し」。
水曜は「高日柄なれど飛び付き警戒。吹き値売り方針」。
木曜は「人気一新。変化を見せる重要日」。
金曜は「目先のポイントを作る日」。
ボリンジャーのプラス1σが40769円。
プラス2σが41909円。
プラス3σが43048円。
週足のプラス1σが40213円。
プラス2σが41467円。
プラス3σが42762円。
週足陽線基準は40780円。
《今日のポイント7月12日》
(1)木曜のNY市場で主要3指数はマチマチの動き。
10年国債利回りは4.212%。
一時、4カ月ぶりの低水準となる4.181%を付けた。
5年国債利回りは4.144%。
2年国債利回りは4.515%。
3月11日以来の低水準となる4.488%まで低下した。
ドル円は158円台半ば。
一時2%以上上昇し157円台に急騰する場面があった。
SKEW指数は151.09→156.96→152.23。
恐怖と欲望指数は57→52。
(昨年10月5日が20)。
(2)ダウ輸送株指数は330ポイント(2.19%)高の15430ポイントと続伸。
SOX指数は204ポイント(3.47%)安の5699ポイントと反落。
VIX指数は12.92(前日12.85)。
NYSEの売買高は10.31億株(前日8.44億株)。
3市場の合算売買高は126億株(前日100億株、過去20日平均は115億株)。
水曜のシカゴ225先物円建ては大証日中810円安の41560円。
(3)プライム市場の売買代金は4兆7090億円(前日4兆7651億円)。
売買高は18.07億株(前日18.96億株)。
値上がり1251銘柄(前日638銘柄)。
値下がり356銘柄(前日931銘柄)。
新高値131銘柄(前日66銘柄)。
4日ぶりに3ケタ。
新安値7銘柄(前日31銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは118.57(前日111.14)。
東証グロース市場の騰落レシオは97.14(前日97.14)。
NTレシオは14.42倍(前日14.38倍)。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
(4)上向きの25日線(39630円)から△6.55%(前日△5.93%)。
14日連続で上回った。
上向きの75日線は39078円。
13日連続で上回った。
上向きの200日線(36317円)からは△16.26%(前日△15.32%)。
316日連続で上回った。
上向きの5日線は41465円。
16日連続で上回った。
13週線は38938円。
26週線は38716円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.163%(前日▲18.158%)。
買い方▲4.734%(前日▲5.220%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲8.572%(前日▲8.412%)。
買い方▲20.879%(前日▲21.158%)。
(6)空売り比率は36.8%(前日38.4%、3日連続で40%割れ)。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.7%(前日7.0%)。
日経VIは17.79(前日17.47)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは17.58倍(前日17.46倍)。
8日連続で17倍台。
前期基準では17.79倍。
EPSは2401円(前日2395,88円)。
過去最高水準を連日更新。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.56倍(前日1.57倍)。
BPSは26894円(前日26815円)。
日経平均の予想益回りは5.69%。
予想配当り利回りは1.71%。
指数ベースではPERは23.56倍(前日23.34倍)。
EPSは1792円(前日1792円)。
PBRは2.19倍(前日2.17倍)。
BPSは19280円(前日19277円)。
10年国債利回りは1.080%(前日1.085%)。
(8)プライム市場の単純平均は21円高の3038円(前日は3016円)。
プライム市場の時価総額は1018兆円(前日1011兆円)。
ドル建て日経平均は261.09(前日259.09)と3日続伸。
(9)ボリンジャーのプラス1σが40769円。
プラス2σが41909円。
プラス3σが43048円。
週足のプラス1σが40213円。
プラス2σが41467円。
プラス3σが42762円。
週足陽線基準は40780円。
今年の曜日別勝敗(7月11日まで)
↓
月曜15勝8敗
火曜16勝11敗
水曜9勝17敗
木曜15勝13敗
金曜16勝9敗
昨日前場編であえて弱気のデータを並べた。
更新すると・・・。
S&P500とナスダック総合のサイコロが10勝2敗。
日経平均の25日線からの乖離は6.55%。
ボリンジャーは拡大に転じたとはいえプラス3σが43048円。
信用評価損益率が▲4.63%。
そして東証プライム時価総額が名目GDPの1.6倍の1018兆円。
とはいえ日経平均採用銘柄のEPSは2401円と過去最高。
PER18倍なら43218円。
EPSが2500円まで増加するとPER18倍で45000円。
2・5・8の法則ならば昨日は42000-45000円のレベルだった。
今日は40000円ー42000円のレベル。
因みにNYでは大型ハイテク株が売られたが小型株のラッセル2000は大幅高。
SOX指数は3%超の下落だが、ダウ輸送株指数は2%超の上昇。
主役の交代かとも思われるが、単なる調整という印象ではある。
目先が変わらなければ相場は長続きしない。
そして「月満つれば欠く」。
そして「月欠ければ満つ」。
7月第1週(7月1日─7月5日)の週間海外投資家動向
現物1836億円買い越し(2週連続で買い越し)。
先物6928億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計8765億円買い越し(2週連続で買い越し)。
個人は現物4966億円売り越し(2週連続で売り越し)。
先物62億円買い越し(3週ぶりに売り越し)。
合計4904億円売り越し(2週連続で売り越し)。
信託銀行は現物518億買い越し(2週連続で買い越し)。
先物4430億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計3911億円売り越し(7週連続で売り越し)。
6月第4週(6月24日─6月28日)の週間海外投資家動向
現物1239億円買い越し(6週ぶりに買い越し)。
先物4724億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計5964億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
個人は現物4885億円売り越し(4週ぶりに売り越し)。
先物1559億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計6445億円売り越し(4週ぶりに売り越し)。
信託銀行は現物15億買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物328億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計312億円売り越し(6週連続で売り越し)。
◇━━━ カタリスト━━━◇
SOLIZE(5871)・・・動兆
自動車業界向けの人材派遣や開発受託が中核。
3Dプリンタ試作が主力で開発支援型企業。
ものづくりをデジタル化している。
業績は好調。
海外は米中印に拠点。
(兜町カタリスト櫻井)
[株価材料]
■円急騰 一時157円台 6月の米消費者物価は予想下回る3.0%上昇
■ファストリ<9983>
国内再成長 今期上方修正 訪日客需要取り込み
■大和証券G<8601>
スタートアップ支援のケップルに出資
■鹿島<1812>
CO2コンクリ封印 製造時の排出量4分の1
■エターナルホスピタリティG<3193>
鳥貴族・大吉店舗 30年に5割増
■ファナック<6954>
米に新拠点 180億円投資 ロボの保管・保守
■KADOKAWA<9468>
「【推しの子】」制作スタジオ買収
■セブン&アイ<3382>
49%減益 3-5月最終 国内外コンビニ不振
■不二越<6474>
今期純利益54%減 中国・欧州不振で下方修正
■日本企業のM&A 1-6月件数最大
■三協立山<5932>
今期最終黒字15億円 自動車回復見込む
■コジマ<7513>
今期19%増 税引き益上方修正 猛暑 エアコン好調
■OSG<6136>
純利益9%増 12-5月 航空機関連がけん引
■Sansan<4443>
前期最終黒字9.5億円
■ローツェ<6323>
3-5月純利益2.5倍 半導体需要回復で
■タマホーム<1419>
今期純利益5%増
■JR東日本<9020>
業務DX加速 全社員に生成AIツール
■テルモ<4543>
米で心血管疾患製品を強化 開発機能整備
■住友化学<4005>
複合材料を世界で10%増強 EV軽量化ニーズ取り込み
■巴川コーポ<3878>
半導体装置関連の新製品群を複数投入へ
■日本ペイントHD<4612>
車関連の次世代技術開発を加速
■富士フイルムHD<4901>
医療機器 次期設備投資へ
12日の東京株式市場は反落後、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株価の予想レンジは、4万1500円-4万2000円を想定。(11日終値4万2224円02銭)
米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は32ドル高の39753ドルで取引を終えた。
日経平均株価は、きのう11日に大幅続伸し、連日で終値ベースの史上最高値を更新していた反動から、売り先行スタートとなろう。売り一巡後も、週末要因や海の日で3連休となることから、手じまい売りに押される場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=158円台の後半(11日は161円62-64銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同175円19-23銭)と円高に振れている。輸出関連銘柄には、重しとして意識されそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比810円安の4万1560円だった。
【好材料銘柄】
■タマホーム <1419>
今期経常は7%増で2期ぶり最高益、前期配当を5円増額・今期は5円増配へ。
■コージンバイオ <177A>
麻布大学と「エクソソーム産生量増加のための培地の検討」に係る共同研究契約を締結。
■いちご <2337>
3-5月期(1Q)経常は2.5倍増益で着地。また、ドイツの再生可能エネルギー会社であるGIGA.GREENの株式24.39%を取得。43.7億円を出資。
■北日本紡績 <3409>
プライヤーズと防犯防災セキュリティ管理システムの販売で業務提携。
■PR TIMES <3922>
3-5月期(1Q)経常は41%増益で着地。
■ボードルア <4413>
3-5月期(1Q)最終は67%増益で着地。
■Sansan <4443>
前期経常は10倍増で2期ぶり最高益。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.16%にあたる20万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月12日から8月31日まで。
■日本色材工業研究所 <4920> [東証S]
上期経常を一転38%増益に上方修正、通期も増額。
■プライム・ストラテジー <5250> [東証S]
米国で戦略AI「David」に関する特許査定を取得。webコンテンツを自動的に高速表示する制御技術。
■日東精工 <5957>
医療用生体内溶解性高純度マグネシウム材料の米国特許を取得。
■コジマ <7513>
今期経常を一転7%増益に上方修正。
■三光合成 <7888>
今期経常は12%増で3期連続最高益更新へ。
■ビーウィズ <9216>
今期経常は26%増で3期ぶり最高益、前期配当を3円増額・今期は24円増配へ。
【主な経済指標・スケジュール】
12(金)
【国内】
オプションSQ
《決算発表》
ローソン、良品計画、コスモス薬品、マネフォワード、ビックカメラ、竹内製作、クリレスHD、サカタのタネ、IDOM、松竹、三益半、ドトル日レス、QPS研究、マテリアルG、光フード、D&Mカンパニ
【海外】
中国6月貿易収支
米6月卸売物価指数(PPI)(21:30)
米7月ミシガン大学消費者態度指数(23:00)
《米決算発表》
シティグループ、ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン・チェース、ファスナル、バンクオブニューヨークメロン
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
11日のNYダウ工業株30種平均は小幅に続伸し、前日比32ドル39セント(0.08%)高の3万9753ドル75セントで終えた。
5月下旬以来の高値。
朝方公表された注目の6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%上昇。伸び率は3カ月連続で低下し、市場予想を下回った。CPIを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げに踏み切るとの観測が台頭。心理的な下支え要因となり、ダウ平均は朝方から総じて強含みに推移した。
ただ、ダウは終日プラス圏を中心とした値動きとなったものの、マイクロソフトなど最近上昇基調のハイテク銘柄に売りが膨らみ、上値も重かった。
6月のCPIは前月比0.1%低下した。ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.1%上昇)に反して、2020年5月以来となるマイナスとなった。エネルギーと食品を除くコア指数の上昇率は前月比0.1%と市場予想(0.2%)を下回った。前年同月比では3.3%と、21年4月以来の低水準となった。
市場では「9月までに利下げ開始に必要な十分なデータが整うとの見方を固め、これまでの相場のけん引役から出遅れ銘柄へと循環物色が広がった」との声が聞かれた。高金利環境の長期化が業績の足かせになりやすい住宅関連や中小型株などに資金が向かった半面、これまで買いを集めてきた大型ハイテク株や半導体株は売られやすかった。
ダウ平均の構成銘柄では住宅関連としてホーム・デポが3%近く上昇した。スリーエムやダウといった景気敏感株も買われた。マクドナルドやメルクなどディフェンシブ株の一角も高い。中小型株で構成する株価指数ラッセル2000は3.5%上昇した。
ダウ平均は下げる場面もあった。前日に429ドル高と大きく上昇した後で、主力株の一部に持ち高調整の売りも出やすかった。前日まで上げが目立っていた半導体株やハイテク株は売りに押された。インテルは4%近く下げ、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コム、アップルも安かった。
ナスダック総合株価指数は8営業日ぶりに反落した。前日比364.041ポイント(1.95%)安の1万8283.407で終えた。前日まで7日連続で過去最高値を更新し、大型ハイテク株を中心に目先の利益を確定する売りが出やすかった。
エヌビディアやマイクロン・テクノロジーなど半導体関連株が軒並み下げた。メタプラットフォームズやアルファベットも安い。ロボタクシー(自動運転タクシー)の発表の延期報道があったテスラは8%下げた。
【シカゴ日本株先物概況】
11日のシカゴ日経平均先物は下落した。9月物は前日比910円安の4万1560円で終えた。
同日、NYダウ平均は、インフレ圧力減退を示す米物価統計が好感される中、続伸した。また、ナスダック総合株価指数が8営業日ぶりに大幅反落し、日経平均先物も売りが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
41560 ( -810 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
41605 ( -765 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
11日のFTSE100種総合株価指数は続伸し、前日比29.83ポイント(0.36%)高の8223.34で終えた。水道のセバーン・トレントや電力・ガス供給のナショナル・グリッドなど公益株が買われた。11日発表の5月の英実質国内総生産(GDP)が前月比0.4%増と市場予想以上に伸び、英経済の回復期待が広がったのも相場上昇を支えた。 水道の関連銘柄は、11日に英規制当局が2025年度以降の水道各社による一定程度の値上げを認める方針を示したことが支援材料となった。建機・産業機器レンタルのアシュテッド・グループといった資本財関連、住宅建設や小売り関連の銘柄にも買いが優勢だった。英シェルなどエネルギー株の下げは、指数の上値を抑えた。 中型株で構成するFTSE250種株価指数は堅調に推移した。終値は前日比1.24%高の2万1188.91と2022年4月上旬以来の高値を連日で更新した。 FTSEの構成銘柄では、水道大手セバーントレントが3.74%高、不動産サイト大手ライトムーブが3.51%高、格安航空大手イージージェットが3.26%高と大きく上昇。 半面、通信大手ボーダフォンは1.68%安、情報サービス会社RELXは1.45%安、複合企業DCCは1.41%安と売られた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
11日のドイツ株価指数(DAX)は続伸し、前日比127.34ポイント(0.69%)高の1万8534.56と6月12日以来、約1カ月ぶりの高値で終えた。11日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)を受けた米利下げ期待の高まりや欧米金利の低下が投資家心理を支えた。
個別では、医療機器のザルトリウスが5.27%高と急伸し、医薬大手メルクが2.90%高、電力大手RWEが2.89%高で続いた。一方、ドイツ銀行は0.69%安、航空機大手エアバスは0.58%安、化粧品大手バイヤスドルフは0.56%安で引けた。
■フランス・パリ株価指数
フランスCAC40種指数は0.71%高だった。
この日発表された6月の米消費者物価指数(CPI)は伸び率が3カ月連続で縮小し、市場予想も下回った。これを受けて市場では米早期利下げ観測が再燃。欧州株にも買いが波及した。
07月12日 毎日コラム
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櫻井英明の株式辞典【る行】 |
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