【市況一覧】
日経平均株価
36,391.47 -265.62 09/06
TOPIX
2,597.42 -23.34 09/06
マザーズ
643.88 -12.70 09/06
NYダウ平均
40,755.75 -219.22 09/06
ナスダック総合
17,127.66 +43.36 09/06


07月01日 マーケットコメント

07月02日 マーケットコメント

07月03日 マーケットコメント

07月04日 マーケットコメント


    【大引け概況】

    5日の日経平均株価は小幅ながら6営業日ぶりに反落し、終値は前日比1円28銭安の4万0912円37銭だった。
     
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    前日の米株式市場は独立記念日で休場だったが、欧州株式市場が上昇したことが好感され、日経平均株価は値を上げてスタート。一時4万1100円まで上昇し、3月22日につけたザラ場の史上最高値(4万1087円75銭)を上回った。

    ただ、日経平均株価は過去5日間で1500円を上回る上昇を演じてきただけに、利益確定売りも出やすく後場に入りマイナス圏に転じた。

    為替が1ドル=160円50銭台まで円高が進んだことや今晩は米6月雇用統計の発表が予定されていることも積極的な買いを手控えさせる要因に働いた。後場の日経平均株価は一時160円超の下落となったが引けにかけ下げ幅は縮小した。

    日経平均は6月下旬から騰勢を強め、4日には日経平均と東証株価指数(TOPIX)がそろって終値で史上最高値をつけた。短期的な過熱感や目先の達成感が意識され、このところ堅調だった東京海上やSOMPOといった金融株の一角などに売りが出た。日本時間今晩には6月の米雇用統計の発表を控え、午後は投資家の様子見姿勢も強まった。

    投資家心理は引き続き強気に傾いており、下値は限られた。市場では「日経平均が史上最高値を更新し、日本株を買い遅れることへの恐怖心が広がっているようだ。きょうはあくまでも強気相場における利益確定の局面だろう」との声も聞かれた。

    国内においても経済界では行き過ぎた円安に懸念を示したうえで、金利を上げるというメッセージを早急に出す必要があるとの認識を示している。7月下旬の金融政策決定会合で日銀による政策変更が意識されるなか、金融セクターなどへの物色も引き続き強まりやすいだろう。


    来週はパッシブ型ETF(上場投資信託)の決算日における分配金捻出のための売り需要が発生する。売り需給が警戒される局面があるだろうが、足もとでの急ピッチの上昇によって買い遅れているファンドにおいては、買いを入れるタイミングになりそうである。

    TOPIXは6営業日ぶりに反落した。終値は14.29ポイント(0.49%)安の2884.18だった。JPXプライム150指数も6営業日ぶりに反落し、0.70ポイント(0.05%)安の1273.01で終えた。

    東証プライムの売買代金は概算で4兆288億円、売買高は16億3561万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1314。値上がりは303、横ばいは28だった。

    個別銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループといった銀行株が安く、アドバンテスト、ディスコやレーザーテックも値を下げた。トヨタ自動車やホンダ、SUBARUが下落した。日立製作所も軟調で、日本郵船、川崎汽、商船三井など海運株も売られた。三菱商事、JTが下落した。

    半面、三菱重工業や川崎重工業が高く、東京エレクトロンやSCREENホールディングスが値を上げた。ファーストリテイリングやリクルートホールディングス、エーザイ、楽天グループがしっかり。三越伊勢丹ホールディングスが急伸した。



     


    東証スタンダード市場は過熱感などから利益確定の売りが出て上げ一服となった。スタンダードTOP20は反落。出来高3億5069万株。値上がり銘柄数505、値下がり銘柄数923と、値下がりが優勢だった。

    個別ではテクニスコ、ダイドーリミテッドがストップ高。アズジェントは一時ストップ高と値を飛ばした。協和日成、ソーバル、ドーン、キャンドゥ、シーズメンなど39銘柄は年初来高値を更新。日本精蝋、中広、倉元製作所、ソトー、キユーソー流通システムが買われた。

     一方、Shinwa Wise Holdingsがストップ安。ウエストホールディングス、構造計画研究所ホールディングス、日本マクドナルドホールディングス、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス、Abalanceなど16銘柄は年初来安値を更新。ジェイホールディングス、伊勢化学工業、西部電機、桂川電機、AIメカテックが売られた。
     


     

    東証グロース市場は新興市場銘柄にも出遅れ感から一定の買いが入ったものの、上値は重く狭いレンジ内での取引となった。グロース250とグロースCoreは続伸。東証グロース市場250指数は3日続伸した。終値は前日比3.53ポイント(0.54%)高の657.45だった。

    TOPIX、日経平均株価が昨日にいずれも最高値を更新する中、出遅れ感のある新興株にも物色が広がった。グロース250は寄り付き後に一時マイナス圏となる場面があったものの、下値は固く小幅に上昇して取引を終えた。
    とはいえ、東証プライム銘柄が大きな値動きを見せている状況で「新興株に資金を向けづらい」とする声もあった。

    グロース市場ではサンウェルズ、G-FACが上昇した。一方、サンバイオ、スカイマークが下落した。

    値上がり銘柄数258、値下がり銘柄数290と、値下がりが優勢だった。

    個別ではG-FACTORY、セルシードがストップ高。ストレージ王、フーバーブレイン、シェアリングテクノロジー、プレイド、網屋など11銘柄は年初来高値を更新。ジェイドグループ、グラッドキューブ、オンデック、ENECHANGE、PostPrime買われた。

     一方、シンカ、ENECHANGE、マクアケ、グリッド、ナイルなど7銘柄が年初来安値を更新。Recovery International、バリュークリエーション、リグア、AHCグループ、ティムスが売られた。


    5日の東京株式市場は、堅調な展開か。

    日経平均株価の予想レンジは、4万500円-4万1200円を想定、(4日終値4万913円65銭)

    日経平均株価は、きのう4日に終値ベースでの史上最高値を更新したことから、先高期待感が高まりそうだ。心理的なフシ目の4万1000円や、3月22日の取引時間中の史上最高値(4万1087円75銭)が意識される場面もありそう。ただ、週末を控えたポジション調整の売りや、現地5日の米6月雇用統計の発表を控え、様子見姿勢が強まる場面も想定される。


     日経平均が4万1000円を上回り、新たな記録を打ち立てて週を終えることができるかに注目したい。
     
    短期的な過熱感を指摘する声も聞かれるが、日経平均に続き、TOPIXも最高値を更新したことで、デフレ脱却が間近な日本株の見直し機運に繋がり、日本株全体の底上げが期待されるといった強気な見方もある。
    楽観視は禁物だろうが、下期入り後に連日でインデックス買いが続いており、日本見直しへの思惑は高まりやすいようだ。ピーク感はなく、過熱を冷ましながらの押し目狙いのスタンスに向かわせよう。



    【好材料銘柄】
     
    ■クスリのアオキホールディングス <3549>
    24年5月期の連結経常利益は前の期比5.1%増の201億円になり、従来予想の184億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。25年5月期も前期比27.4%増の256億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。24期連続増収、3期連続増益になる。同時に、今期の年間配当は14円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は29.3%増配とする方針とした。
     
     
    ■キユーピー <2809>
    24年11月期第2四半期累計(23年12月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の203億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の322億円→361億円(前期は204億円)に12.1%上方修正し、増益率が57.1%増→76.2%増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
     
    ■キユーソー流通システム <9369>
    24年11月期第2四半期累計(23年12月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比84.5%増の29.6億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の37億円→45億円(前期は34.7億円)に21.6%上方修正し、増益率が6.6%増→29.7%増に拡大する見通しとなった。
     
    ■オンワードホールディングス <8016>
    25年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比6.9%増の51.9億円に伸びた。併せて、3-8月期(上期)の同利益を従来予想の53億円→55億円(前年同期は44.1億円)に3.8%上方修正し、増益率が20.1%増→24.7%増に拡大する見通しとなった。上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の120億円→122億円(前期は101億円)に1.7%上方修正し、増益率が18.5%増→20.5%増に拡大する見通しとなった。
     
    ■イーサポートリンク <2493>
    24年11月期第2四半期累計(23年12月-24年5月)の連結経常損益は8200万円の黒字(前年同期は1100万円の赤字)に浮上し、通期計画の1億0800万円に対する進捗率は75.9%に達し、5年平均の50.0%も上回った。
     
    ■日本BS放送 <9414>
    24年8月期第3四半期累計(23年9月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比3.3%減の15.6億円に減ったが、通期計画の19.1億円に対する進捗率は81.7%に達し、5年平均の78.1%も上回った。
     

    【主な経済指標・スケジュール】 

    5(金)
    【国内】
    5月家計調査(8:30)
    5月景気動向指数(14:00)
    《決算発表》
    安川電、マニー、サンエー、アークランズ、ハイデ日高、トーセイ、サーラ、薬王堂HD、北興化、和田興産、岡野バル
     
    【海外】
    米6月雇用統計(21:30)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    4日のニューヨーク株式市場は、独立記念日のため休場。



     

    【シカゴ日本株先物概況】


     独立記念日のため休場。





    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数

    4日のFTSE100種総合株価指数は続伸し、前日比70.14ポイント(0.85%)高の8241.26で終えた。米利下げ期待などを支えに投資家心理が上向いた。英シェルなどエネルギー株が買われたほか、ドイツの消費者金融事業を売却すると公表したバークレイズなど銀行株も上昇した。  FTSEの構成銘柄では、アクティビスト(物言う株主)の出資が明らかになった医療機器大手スミス・アンド・ネフューが6.87%高、流通大手バンズルが2.90%高、金融大手バークレイズが2.84%高と上げを主導。一方、衣料小売り大手ネクストが1.91%安、蒸気システム大手スパイラックス・サーコが1.75%安。 


    ■ドイツ・フランクフルト株価指数

    4日のドイツ株価指数(DAX)は続伸し、前日比75.95ポイント(0.41%)高の1万8450.48と約3週間ぶりの高値で終えた。フランスなどの財政問題を巡る過度な懸念が足元で和らいでいる。米利下げ観測も支えに、欧州の他の主要株式相場とともに上昇した。

    個別では、2024年4〜6月期の業績が改善するとの期待から自動車部品大手コンチネンタルが9.54%高と上昇率トップ。防衛大手ラインメタルが2.02%高、医療機器のザルトリウスが1.72%高と続いた。一方、香料大手シムライズが0.96%安、業務用ソフトウエア大手SAPは0.34%安だった。



    ■フランス・パリ株価指数

    欧州株式市場でフランスの株価指数であるCAC40は続伸し、同0.83%高で終えた。ソシエテ・ジェネラルやクレディ・アグリコルなど銀行株を中心に幅広い業種・銘柄に買いが入った。

     

07月06日 マーケットコメント

07月07日 マーケットコメント



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