【市況一覧】
日経平均株価
41,820.48 +761.33 08/08
TOPIX
3,024.21 +36.29 08/08
マザーズ
780.53 -0.92 08/08
NYダウ平均
43,968.64 -224.48 08/08
ナスダック総合
21,242.70 +73.27 08/08


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    【大引け概況】
    29日の日経平均株価は反落し、前日比162円28銭(0.56%)安の2万8906円88銭で終えた。下げ幅は330円を超える場面もあった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:57 容量:26.78M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が高安まちまちの展開で、新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株に対する過度な警戒感の後退から景気敏感株が買われたものの、半導体関連をはじめハイテクセクターが売られる展開となった。これを引き継ぐ形で半導体製造装置の主力どころが大きく値を下げたほか、一部の値がさ株への売り圧力が強く、全体指数を押し下げる形となった。香港や中国などアジア株市場が軟調な動きをみせたことも買いを手控えさせた。
     
    ただ、きょうは12月末の配当権利落ちに伴い37円程度日経平均を押し下げており、それを差し引けば下げ幅は120円あまりにとどまった。値上がり銘柄数は全体の7割強を占め、売買代金も2兆円台をキープした。
     
    新型コロナウイルスの変異型「オミクロン株」を巡っては、重症化リスクは少ないとの見方がある一方、欧米では新規感染者数が過去最多となるなど感染が急拡大している。国内でも市中感染が相次ぎ判明している。
     
    市場では「欧米の株式市場で再び警戒感が強まって相場が急落しかねないとの懸念もあり、持ち高調整の売りが出た」との指摘があった。
     
    日経平均は前日に約1カ月ぶりに2万9000円を上回り、戻り待ちの売りも出やすかった。
     
    半面、空運や陸運、小売りなど景気敏感株の一角は買いが優勢で相場を下支えした。日経平均は、朝方には上昇に転じる場面もあった。日本株には米株などに比べた出遅れ感も根強い。200日移動平均(2万8831円、28日時点)近辺では押し目買いも入った。
     
    JPX日経インデックス400は反落した。東証株価指数(TOPIX)も反落し、6.03ポイント(0.30%)安の1998.99で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆392億円。売買高は8億5258万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は540と、全体の約25%にとどまった。値上がりは1587、変わらずは49銘柄だった。
     


    業種別株価指数(33業種)ではゴム製品、食料品、ガラス・土石製品などが下落。海運業、空運業、水産・農林業などは上昇した。
     
    個別では、群を抜く売買代金をこなしたレーザーテックが小幅ながら安く引けたほか、東京エレクトロンも軟調。3営業日ぶりに売買が成立したレノバは35.5%安で終えた。キーエンスの下げも目立つ。ファストリは年初来安値を付ける場面があった。ERIホールディングスが大幅安となったほか、新日本科学、タムラ製作所、Gunosyなども大きく売られた。ネクステージも安い。
     
    半面、ソフトバンクグループ(SBG)がしっかり、Jフロントが大幅高。ANAHD、東電HDも高かった。商船三井など海運株も堅調な値動きだった。前日急落したアウトソーシングが反発したほか、JMDCも買いがやや優勢だった。愛知銀行が値上がり率トップに買われ、栃木銀行、中京銀行など地銀株に買いが目立った。トビラシステムズ、インフォコムも値を飛ばした。
     
    東証2部株価指数は前日比90.15ポイント高の7598.22ポイントと続伸した。
    出来高9854万株。値上がり銘柄数は326、値下がり銘柄数は96となった。
     
    個別では上村工業、セメダイン、瀧上工業、西部電機、キョウデンなど8銘柄が年初来高値を更新。ユニバンス、川上塗料、SECカーボン、関門海、リミックスポイントが買われた。
     
    一方、ライフドリンク カンパニー、古林紙工、中北製作所、ネポン、ラオックスなど8銘柄が年初来安値を更新。日本フェンオール、湖北工業、ウィル、ニチリン、フジマックが売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。終値は前日比13円44銭(0.35%)高い3858円53銭だった。この日は個人投資家などの循環物色が小型株に向かい、新興企業市場は堅調な展開となった。東証1部の主力銘柄が軟調に推移し、値動きの軽い中小型株に関心が向かった。年末の新規株式公開(IPO)ラッシュが一巡し、目先の需給悪化懸念が後退したことも追い風となった。
     
    国内自動車大手の自動運転を巡る報道をきっかけに関連銘柄のアイサンテクが買われた。一方、株主優待の権利落ち日を迎えたマクドナルドは下げた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で730億円、売買高は6644万株だった。
    値上がり銘柄数は472、値下がり銘柄数は151となった。
     
    個別では、アイサンテクノロジー、スリー・ディー・マトリックスがストップ高。大本組、イオン九州、佐藤食品工業、イメージ情報開発、田中化学研究所など10銘柄は年初来高値を更新。太洋物産、出前館、AKIBAホールディングス、ネクスグループ、リプロセルが買われた。
     
     一方、アミタホールディングスがストップ安。ソフトフロントホールディングス、アルテ サロン ホールディングス、イーサポートリンク、グッドライフカンパニー、フジタコーポレーションなど20銘柄は年初来安値を更新。中野冷機、共同ピーアール、光ビジネスフォーム、山田債権回収管理総合事務所、ウェッジホールディングスが売られた。
     
     


    東証マザーズ指数も小幅続伸。終値は前日比7.83ポイント(0.79%)高い997.82だった。一時は節目の1000を上回った。
    前日で損出し売りが一巡し実質的に新年度相場入りとなった東京株式市場では、直近軟調のマザーズ銘柄に買いが先行し、年初来安値圏にあるマザーズ指数は堅調スタート。しかし、取引開始後間もなくして1003.30ポイントとこの日の高値まで買われると、その後は騰勢が一服した。手掛かり材料難となるなか、現物株市場では引き続き指数インパクトのない直近の新規株式公開(IPO)銘柄を中心とした物色が主体となり、マザーズ指数はもみ合いが続いた。
    フロンテオが買われた。アジアQやセキュアなど直近にIPOを実施した銘柄にも資金が向かった。半面、メルカリやPアンチエイは下げた。
     
    マザーズでは引き続き上場から日が浅い銘柄が売買代金上位に並んだ。ただ、この日上場したIGSは「商いが膨らんだ割に、公開価格からの上振れ幅は広がらなかった」という。12月は新規株式公開(IPO)の件数が多かった上、「今年は相場の動きが荒く、懐が傷んだ個人は少なくなかっただろう」とされ、直近IPO銘柄も選別されている。
    売買代金は概算で1731.17億円。騰落数は、値上がり308銘柄、値下がり102銘柄、変わらず7銘柄となった。
     
    きょうマザーズに上場したIGSは9時33分に公募・売り出し価格(公開価格、1720円)を282円(16.4%)上回る2002円で初値を付けた。終値は1801円と初値を201円(10.0%)下回った。
     
    個別では、HYUGA PRIMARY CARE、エフ・コードがストップ高。サスメド、セキュアは一時ストップ高と値を飛ばした。日本アセットマーケティング、Green Earth Instituteなど6銘柄は年初来高値を更新。アジアクエスト、コパ・コーポレーション、Birdman、UUUM、フィーチャが買われた。
     
    一方、リボミック、フィードフォースグループがストップ安。Green Earth Instituteは一時ストップ安と急落した。網屋、ニフティライフスタイル、ビープラッツ、フレクト、True Dataなど15銘柄は年初来安値を更新。ハイブリッドテクノロジーズ、CS−C、ラバブルマーケティンググループ、サイエンスアーツ、アスタリスクが売られた。

     

    12/30は、下記のラッキーフードを食べ 株運つけて相場に勝つ!!


    一白水星 二黒土星 三碧木星 四緑木星 五黄土星 六白金星 七赤金星 八白土星 九紫火星
    カレー ポテトグラタン シーフードパスタ お茶漬け・雑炊 肉じゃが お茶漬け・雑炊 焼き鳥 かけそば 焼き肉


    ラッキーランチは同日内なら夕食でも大丈夫です!


    詳しくは下記サイトから




    昨年の大発会に書いたこと。

    生きている地球、生きている相場、生きている人間を相手にするという原点が見直されるべきでしょう。
    相場は上がり続けると「下がらない」という錯覚を招きます。
    下げ続けると「上がらない」という誤解を惹起します。
    そうではなく相場は鼓動と同じようにリズム。
    そして左右上下のハーモニー。
    この30有余年、勝ちグセに見放された者の意見ではなく白紙の思考に軍配が上がることでしょう。
    株式市場は明日もありますし未来永劫続くもの。
    ただしそれでもアクセントを持った値動きに微分されがちです。
    本来求められている積分の世界の相場観が今年の相場の守り神様。
    頭脳でとらえた数値の世界だけでなく「アレ変だ」という心の感覚を大切に相場に対峙していきたいと考えています。
    過去の常識は未来の非常識。
    その思考がようやく根付く年になって欲しいものです。

    そして紆余曲折を経ての大納会。
    年間値幅約11000円という未曽有の相場が1年の区切りを迎えました。
    コロナ禍という予想もしない材料が、世界の市場を駆け巡り、相場の変動を招いた1年。
    3月の「限界値示現」は「相場は下げなきゃ上がれない」と体験できた光景でした。
    5月の連休明けに作ったのは「相場は乗り越えられない試練は与えない」。
    これも体感できた年になりました。
    今年の相場を見ていて思うのは「相場は未来への希望を表現している」ということ。
    足元は「ステイホーム」とか「景気後退」とか「テレワーク」などで緊縮気味の風情。
    しかし株価指数は戻り高値を更新。
    足元ではなく、未来の明るさへの確信を市場は見ているということでしょう。
    これも相場の本質なのだと思います。
    そして、明らかになったのはトレンド追随型の古い相場観は、どんなに脚色や分析としても通用しないということ。
    データや罫線は遅行性が高く、リアルな相場ではそうしても一歩から数歩遅れがちになります。
    だから底値圏で「まだ下がる。株うを買うべきではない」。
    相場の高値圏で「まだ上がる。どこまで上がるかわからない」。
    既に起こってしまった過去の出来事を現実と錯覚しての相場分析の理路整然とした誤謬。
    後付け講釈など何の役にも立たないこと。
    あるいはむしろ反対指標として活用できることはよく理解できた1年だったと思います。
    相場は世相ですし世相に引きずられます。
    世情でも世態でも物情でも一緒。
    世間の動きを先取りするような後追いするような動きが相場だと言えます。
    だから逆に世相に引きずられるもの。
    世相が必ずしも正しいとは限りません。
    それでも世相の影響を受けるもの
    だから相場に必要なのは大衆心理の読み方。
    枝葉末節の数字と罫線に囲まれると、ココが見えなくなってきます。
    市場が求めているのは昨日までの記録ではなく「現在と未来」のハズ。
    だからこそ「白いキャンパスに自由に絵を描く」ことが重要視されるのです。
    「相場は想像、相場は未来。相場は創造、相場は作品」。
    個々の投資家さんの発想の原点にこの言葉は加えても良いでしょう。
    「30年」という時間軸を体験できた1年。
    ここからは過去の経験ではなく未来志向の展開。
    「百の講釈よりも一つの成果」。
    レトリックに騙されてはいけません。
    来年のキーワードは「戦略とスピード」。
    そして相場は「陰と陽、光と影、明と暗」の反復。
    ハットして、グッと来て、パッと目覚める銘柄探し。
    フッとした瞬間を大切にして株探しを心がけたいと思います。

    そして今年の大発会。

    「2021年株式市場開幕口上」

    「当月、辛丑の年の相場は幕明け初日。
    初日より賑々しくご見物くださり有難き幸せ。
    いずれさまのご尊顔、いずれ様の株価たちを拝しまして恐悦至極に存じまする。
    また厚く厚く御礼申し上げます。
    新型コロナという古今未曽有の災いに襲われながらも30年ぶりの高値に戻してまいりました東京株式劇場。
    投資家各位のご理解とお力添えを賜りまして、新たな未来への旅に今まさに出ようとしているところでございます。
    「上がれば強気、下がれば弱気」。
    とかく同じ方向を向きがちになる場の中で「知らざあ言って聞かせやしょう」。
    そんな気持ちになることも偶にはございます。
    「せまじきものは株価仕えじゃなぁ。株も啼かずば討たれまいに」。
    そんな気持ちも同居の世界。
    「しがねえ株の情が仇。近頃面目次第もございません」と謝ることもしきりの世界。
    それでも「こいつぁ春から縁起がいいわぇ」と始まって、
    「絶景かな、絶景かな」の大団円を待ちたい1年。
    西へ行きましても、東へ行きましても、とかく土地土地のお兄さんお姉さんに御厄介かけがちなる株式劇場。
    それでも投資家各位の夢と希望を乗せた願いに通じる扉の大発会。
    皆々様方に御願い申しあげ奉りまするは、主力から新興株に至るまで、
    未熟不鍛錬ものに御座りますれば、御目まだるき所は袖や袂で、幾重にもお隠しあって、
    よき所は拍手栄当栄当の御喝采、
    七重の膝を八重に折り、すみから、すみまで、ズズズイットウー。
    とくとご覧いただければ幸甚至極に存じる次第でございまする。

    【バイロン・ウィーンの「びっくり十代予想2021年版」36回目】

    (1)トランプ元大統領が自前のテレビ・ネットワークを持ち、インタビュー番組を始める。
       プーチン露大統領とのインタビューが史上最高視聴率を収める。

    (2)選挙中とは異なり、バイデン大統領は中国と建設的な外交・通商関係を回復する。
       中国A株が新興国市場の上昇を牽引する。

    (3)ワクチンや治療法改善により5月末までにある程度の「常態」が戻る。
       公共施設ではワクチン接種の証明書が必要になる。
       7月には東京オリンピックが観客を入れて開催される。

    (4)消費者はGoogleやFacebookにより恩恵を受けているとし、司法省は両社に対する姿勢を緩める。
       いくつか事業売却や監視・規制が強制されるが、欧州を除き、本格的な解体は支持されない。

    (5)経済は自律回復し、サービス株・航空株がアウトパフォーム。
       財政・金融政策は史上最も拡張的なままに維持。
       名目成長率は6%超へ急伸、失業率は5%へ低下。
       2010?2020年の景気サイクルを抜いて、史上最長の景気サイクルが始まる。

    (6)FRBと財務省は、拡張的政策が続くにつれ、大っぴらにMMTに取り組むようになる。
       インフレが緩やかに進み、年内、金は上昇し、暗号資産の評価が上がる。

    (7)「常態」が戻ることでWTI原油価格は65ドルまで上昇。
       エネルギー関連のハイイールドが上昇し、株式は最良のパフォーマンスを上げるセクターの1つとなる。

    (8)株式市場に厚みが増し、ヘルスケアやテクノロジー以外も上昇へ。
       年前半に20%近い調整が入るが、年後半にはS&P500は4500を付ける。
       循環株がディフェンシブに、小型株が大型株に勝り、市場での格差が縮小。
       その流動性を提供するのが大型テクノロジー株となり、そのため年内は出遅れる。

    (9)経済成長により米10年債利回りは2%に上昇、イールドカーブはスティープ化する。
       インフレ上昇で実質金利はゼロ近傍に。
       FRBは長期側の金利上昇を防ぐため、債券買入れの対象デュレーションを長期化する。

    (10)ドル安は反転。
        日欧の債務拡大や低成長を嫌う投資家が、ワクチン普及後の米国に回帰する。
        米国債はプラス利回りを維持し、キャリー・トレードが続く。

    おまけ(実現可能性が高くないもの3つ)

    (11)東欧・中東などからのサイバーアタックが増加・高度化し、損害が甚大に。

    (12)テスラが世界的な自動車会社を買収。
        イーロン・マスクCEOはこの10年のうちに内燃エンジンをなくすと宣言。

    (13)金正恩氏がロサンゼルスまで届く長距離ミサイルで脅しをかける。
        トランプ氏がテレビ番組で金氏を説得し、カメラに向かって言う。
        「みんな私が最高の交渉人だというよ。」
    昨日東京エレクトロン日経平均株価の構成比でトップに浮上した。
    同日の終値ベースの指数に対するウエイトは8.10%。
    長らくトップだったファーストリテイリングの8.02%を上回った。
    ファストリが指数構成比で1位から落ちたのは実に10年ぶり。
    その前はファナックがトップだった。

    ◎日経平均の上位構成比銘柄
    1位 東エレク(8035)                         8.10%
    2位 ファストリ(9983)                       8.02%
    3位 ソフトバンクグループ(SBG、9984)     3.83%
    4位 ダイキン(6367)                         3.21%
    5位 ファナック(6954)                       2.99%
    6位 アドテスト(6857)                       2.68%
    7位 リクルート(6098)                       2.55%
    8位 KDDI(9433)                         2.46%
    9位 信越化(4063)                           2.43%
    10位 テルモ(4543)                           2.41%
    11位 ソニーG(6758)                         1.78%
    12位 京セラ(6971)                           1.77%
    13位 エムスリー(2413)                       1.68%
    14位 TDK(6762)                           1.68%
    15位 NTTデータ(9613)                     1.50%
    (注)28日終値時点

    主要金融機関によるS&P500の2022年末予想。

    クレディ・スイス:5200
    ゴールドマン・サックス:5100
    RBC・キャピタル:5050
    JPモルガン:5000超
    UBS:4850
    BofA:4600
    モルガン・スタンレー:4400

    電子端末の指摘。

    2021年中はエヌビディアの上昇が際立った。
    データセンター事業が急成長したアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やマーベル・テクノロジーが躍進。
    旺盛な半導体需要を背景に半導体製造装置のアプライドマテリアルズ(AMAT)、KLA、ラムリサーチが上昇。
    車載半導体のNXPセミコンダクターズやマイクロチップ・テクノロジーも堅調に伸びた。

    業績は直近四半期の売上高と特別項目を除く1株利益。

    銘柄名           上昇率(%)  売上高       1株利益
    エヌビディア         132.3   71億300万(50%)  1.17(60%)**
    マーベル・テクノロジー    85.1    12億1100万(61%)  0.43(72%)**
    AMAT           85.0    61億2300万(31%)  1.94(55%)**
    AMD            67.0    43億1300万(54%)  0.73(78%)
    KLA            66.9    20億8400万(35%)  4.64(53%)
    ASML           65.0    52億4100万ユーロ(32%) 4.27ユーロ(68%)
    ザイリンクス         55.4   9億3600万(22%)  1.06(29%)
    ブロードコム         52.8    74億700万(15%)  7.81(23%)**
    ラムリサーチ         51.6    43億400万(35%)  8.36(47%)
    NXPセミコンダクターズ   45.3    28億6100万(26%)  1.91*(▲0.08)
    ケイデンス・デザイン・システムズ     39.3    7億5100万(13%)   0.80(14%)
    マイクロチップ・テクノロジー 27.5    16億5000万(26%)  1.07(37%)
    マイクロン・テクノロジー   23.6    76億8700万(33%)  2.16(176%)***
    クアルコム          21.3    93億3600万(12%)  2.55(76%)
    アナログ・デバイセズ     18.0    23億4000万(53%)  1.73(20%)**
    テキサス・インスツルメンツ  16.4    46億4300万(22%)  2.07*(43%)
    ウエスタン・デジタル     13.5    50億5100万(29%)  2.49(283%)
    インテル            3.9    191憶9200万(5%)  1.71(59%)
    スカイワークス・ソリューションズ        2.0    13憶1100万(37%)  2.62(42%)
    クォルボ           ▲5.9   12億5500万(18%)  3.42(41%)

    フィラデルフィア半導体株指数(SOX) 42.8
    ナスダック総合株価指数    22.5
    ダウ工業株30種平均      18.9



    (櫻井)


    29日午前の日経平均株価は反落し、前日比259円30銭(0.89%)安の2万8809円86銭で終えた。下げ幅は一時330円を超えた。きょうは12月末の配当権利落ち日で配当落ち分の37円程度、日経平均は下押しされる。
     
    前日の米国株市場でハイテク株が軟調な値動きとなったことを受け、主力株中心に売りがかさむ展開となった。先物主導のインデックス売りの影響もあり、日経平均の下げ幅は一時340円前後まで広がった。中国や香港株などアジア株市場が軟調な値動きになっていることで市場のセンチメントを冷やしており、大納会を目前に機関投資家の持ち高調整の売りも下げを助長しているもよう。ただ、前引けにかけて下値を拾う動きが観測され、日経平均は下げ幅を縮小した。
     
    ファストリが年初来安値を付けるなど、値がさ株が売られて相場を下押しした。日本時間29日午前の香港や上海の株式相場下落も重荷となった。市場では「年末高を期待していた投資家の一部が、28日の米式市場で主要指数が高安まちまちだったのに続いて(29日の)中国株相場も下落したのを見て買い持ち高を解消したようだ」(国内証券)との指摘があった。
     
    前日に日経平均が約1カ月ぶりに2万9000円を回復したことで、戻り待ちの売りが出やすかった。年末とあって市場参加者も限られるなか、小口の売りでも相場全体に波及して下振れしやすくなっているとの指摘があった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに下落した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9694億円と1兆円を下回った。売買高は4億214万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は758と、全体の約3割強だった。値上がりは1326、変わらずは92銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)はゴム製品、ガラス・土石製品、電気機器などが下落。海運業、空運業、石油・石炭製品などは上昇した。
     
    個別では、断トツの売買代金をこなしているレーザーテックが反落となったほか、東京エレクトロン、アドテストも安い。トヨタも軟調だった。レノバは3営業日ぶりに売買が成立し、前引けは33%安だった。キーエンスへの売りも目立つ。ERIホールディングスが大幅安、新日本科学、Gunosyなども大きく値を下げた。
     
    半面、ソフトバンクグループ(SBG)、ANAHDがしっかり、商船三井など海運株も買いが優勢となった。前日急落したアウトソーシングが反発したほか、J.フロント リテイリングも上昇した。インフォコムも買われた。
     
    東証2部株価指数は前日比48.58ポイント高の7556.65ポイントと続伸した。
    出来高6234万株。値上がり銘柄数は277、値下がり銘柄数は113となった。
     
    個別では、上村工業、セメダイン、西部電機、キョウデン、ユニバンスなど7銘柄が年初来高値を更新。Abalance、SECカーボン、児玉化学工業、YE DIGITAL、AIメカテックが買われた。
     
    一方、ライフドリンク カンパニー、中北製作所、ネポン、ラオックス、リンコーコーポレーションなど7銘柄が年初来安値を更新。日本フェンオール、湖北工業、ウィル、フジマック、ニチリンが売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。前引けは前日比3円98銭高い3849円07銭となった。東証1部の主力銘柄がさえず、新興企業向け市場に関心が向かった。きょうで年末の新規株式公開(IPO)ラッシュが一巡するため、需給悪化懸念の後退も意識された。
    フェローテクや出前館が買われた。一方、株主優待の権利落ち日を迎えたマクドナルドは下げた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で500億円、売買高は4675万株。値上がり銘柄数は427、値下がり銘柄数は159となった。
     
    個別では、スリー・ディー・マトリックスがストップ高。大本組、イオン九州、イメージ情報開発、田中化学研究所、エフアンドエムなど9銘柄は年初来高値を更新。出前館、太洋物産、AKIBAホールディングス、ネクスグループ、リプロセルが買われた。
     
    一方、ソフトフロントホールディングス、アルテ サロン ホールディングス、イーサポートリンク、グッドライフカンパニー、フジタコーポレーションなど18銘柄が年初来安値を更新。アミタホールディングス、中野冷機、ウェッジホールディングス、共同ピーアール、三和油化工業が売られた。

     


    東証マザーズ指数も小幅続伸。前引けは前日比2.92ポイント(0.29%)高い992.91だった。マザーズ指数は一時節目の1000を上回った。
    中国や香港株などアジア株市場が軟調な値動きになっていることで市場のセンチメントを冷やしている。
    フロンテオや日本電解が買われた。セキュアやアジアQなど直近に新規株式公開(IPO)した銘柄にも資金が向かった。一方、アスタリスクやメルカリは下げた。
    値上がり銘柄数は284、値下がり銘柄数は123となった。
     
    きょうマザーズに上場したIGSは9時33分に公募・売り出し価格(公開価格、1720円)を282円(16.4%)上回る2002円で初値を付けた。午前の終値は2013円だった。
     
    個別では、HYUGA PRIMARY CARE、エフ・コードがストップ高。サスメド、セキュアは一時ストップ高と値を飛ばした。日本アセットマーケティング、Green Earth Instituteなど6銘柄は年初来高値を更新。コパ・コーポレーション、ステラファーマ、UUUM、アジアクエスト、Birdmanが買われた。
     
     一方、網屋、ニフティライフスタイル、ビープラッツ、True Data、オンコリスバイオファーマなど12銘柄が年初来安値を更新。サイエンスアーツ、CS−C、ラバブルマーケティンググループ、アスタリスク、アイドマ・ホールディングスが売られた。
     

    【寄り付き概況】


    29日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比73円43銭安の2万8995円73銭と2万9000円を下回った。
     
    前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちの展開となり、NYダウは5日続伸となる一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反落した。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株は重症化しにくいとの見方が広がるなか、景気敏感株が買われたが、半導体セクターなどに売りが目立ち全体指数の上値を重くした。
    東京株式市場では前日に日経平均が400円近い上昇を示しフシ目の2万9000円台を回復したが、225先物主導でやや行き過ぎに買われた感もあり、きょうは目先利益確定の売りが上値を押さえそうだ。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに一進一退。
     
    連日で上場来高値を更新していた東エレク株など半導体関連株には売りが先行している。
     
    個別では、Jフロントが大幅上昇。三越伊勢丹、高島屋も高い。ANAHDも買われている。一方、レーザーテクが軟調。AGC、JTが売られている。



    「ビッドコインはリスククオフ」

    火曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
    NYダウは5日続伸。
    インドネシア政府が737MAXの運航再開を承認した ボーイングが1.46%高。
    一方でNASDAQとS&P500は5日ぶりに反落。
    方向感のない中、3市場の売買高が70億株台と薄商い。
    10年国債利回りは1.484%。
    2年国債利回りは0.755%。
    ドル円は114円台後半。
    WTI原油2月物は0.41ドル(0.54%)高の1バレル=75.98ドル
    ビットコインは6.13%安の47606ドル。
    前日終値から3111.19ドル下落。
    11月10日に付けた今年の高値(6万9000ドル)からは31%の下落。
    イーサは5.57%安の3812.6ドル。
    SKEW指数は151.87→153.21。
    恐怖と欲望指数は56→56。

    火曜のNYダウは95ドル(0.26%)高の36398ドルと5日続伸。
    高値は36527ドル、安値は35302ドル。
    NASDAQは89ポイント(0.56%)安の15781ポイントと5日ぶりに反落。
    高値は15901ポイント、安値は15757ポイント。
    S&P500は4ポイント(0.10%)安の4786ポイントと5日ぶりに反落。
    高値は4795ポイント、安値は4780ポイント。
    ダウ輸送株指数は2ポイント(0.01%)安の16390ポイントと3日ぶりに反落。
    SOX指数は1.17%安の3992ポイントと5日ぶりに反落。
    VIX指数は17.54と低下。
    合算売買高は75.5億株(前日77.6億株、直近20日平均は115.6億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比25円高の28965円。
    ドル建ては大証日中比80円高の29020円。
    ドル円は114.81円。
    10年国債利回りは1.484%。
    2年国債利回りは0.755%。

    「75日線回復」

    火曜の日経平均は寄り付き276円高。
    一時444円高まであって終値は392円高(△1.37%)高の29069円と3日ぶりに反発。
    日足は3日ぶりに陽線。
    「年末恒例の化粧買いの匂い」という場当たり的な観測も聞こえた。
    TOPIXは1.37%高と3日ぶりに反発。
    2000ポイント台を回復した。
    東証マザーズ指数は0.47%高と反発。
    日経ジャスダック平均は0.37%高と反発。
    東証1部の売買代金は2兆1689億円(前日1兆6895億円)。
    5日ぶりに2兆円台回復。
    値上がり1871銘柄(前日635銘柄)。
    値下がり252銘柄(前日1455銘柄)。
    新高値48銘柄(前日23銘柄)。
    新安値91銘柄(前日160銘柄)。
    騰落レシオは88.50(前日83.26)。
    NTレシオは14.50倍(前日14.50倍)。
    サイコロは7勝5敗で58.33%。
    下向きの25日線(28530円)からは△1.69%(前日△0.41%)。
    4日連続で上回った。
    下向きの75日線は29057円。
    24日ぶりに上回った。
    右肩上がりの200日線(28831円)からは△0.83%(前日▲0.53%)。
    8日ぶりに上回った。
    右肩上りの5日線(28777円)から△1.01%。
    5日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.654%(前日▲13.788%)。
    買い方▲9.591% (前日▲10.195%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.155%(前日▲3.299%)。
    買い方▲25.786% (前日▲26.112%)。
    空売り比率は40.8%(前日42.5%、2日連続で40%台)。
    空売り規制なしの比率は11.1%(前日11.8%)。
    12月24時点の信用売り残は496億円増の7989億円。
    2週ぶりに増加。
    同信用買い残は824億円減の3兆4344億円。
    4週連続で減少。
    信用倍率は4.30倍(前週4.69倍)。
    3週連続で4倍台。
    日経VIは19.03(前日19.66)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは13.88倍(前日13.72倍)。
    23日連続で13倍台。
    前期基準では18.78倍。
    EPSは2094円(前日2090円)。
    225のPBRは1.27倍。
    BPSは22889円(前日22941円)
    日経平均の益回りは7.20%。
    10年国債利回りは0.060%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは15.42倍。
    前期基準では21.17倍。
    PBRは1.30倍。
    東証1部単純平均株価は34円高の2401円。
    東証1部売買単価は2277円(前日2146円)。
    東証1部時価総額は740兆円(前日730兆円)。
    ドル建て日経平均は253.06(前日250.58)。
    火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比25円高の28965円。
    高値29070円、安値28815円。
    大証先物夜間取引終値は日中比20円高の28960円。
    気学では「変化注意日」。
    木曜は「転換日にして後場急変すること多し」。
    ボリンジャーのプラス1σが28977円。
    プラス2σが29424円。
    一目均衡の雲の上限が29358円。
    下限が29044円。
    7日連続で雲の下。
    勝手雲の上限は29697円。
    下限が28509円。
    2日ぶりに勝手雲の上。
    勝手雲は1月5日に白くねじれる。
    RSIが52.63(前日65.11)。
    RCIが79.40(前日52.737)。
    12月SQ値は28523円。
    12月月足陽線基準27935円。
    年足陽線基準は27258円。
    昨年比プラス基準は27444円。
    受け渡しベースは新年入り。
    配当落ち分は40円程度との観測。

    《今日のポイント12月29日》

    (1)火曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
       10年国債利回りは1.484%。
       2年国債利回りは0.755%。
       ドル円は114円台後半。
       SKEW指数は151.87→153.21。
       恐怖と欲望指数は56→56。

    (2)ダウ輸送株指数は2ポイント(0.01%)安の16390ポイントと3日ぶりに反落。
       SOX指数は1.17%安の3992ポイントと5日ぶりに反落。
       VIX指数は17.54と低下。
       合算売買高は75.5億株(前日77.6億株、直近20日平均は115.6億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比25円高の28965円。

    (3)東証1部の売買代金は2兆1689億円(前日1兆6895億円)。
       新高値48銘柄(前日23銘柄)。
       新安値91銘柄(前日160銘柄)。
       騰落レシオは88.50(前日83.26)。
       NTレシオは14.50倍(前日14.50倍)。
       サイコロは7勝5敗で58.33%。

    (4)下向きの25日線(28530円)からは△1.69%(前日△0.41%)。
       4日連続で上回った。
       下向きの75日線は29057円。
       24日ぶりに上回った。
       右肩上がりの200日線(28831円)からは△0.83%(前日▲0.53%)。
       8日ぶりに上回った。
       右肩上りの5日線(28777円)から△1.01%。
       5日連続で上回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.654%(前日▲13.788%)。
       買い方▲9.591% (前日▲10.195%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.155%(前日▲3.299%)。
       買い方▲25.786% (前日▲26.112%)。

    (6)空売り比率は40.8%(前日42.5%、2日連続で40%台)。
       空売り規制なしの比率は11.1%(前日11.8%)。
       12月24時点の信用売り残は496億円増の7989億円。
       2週ぶりに増加。
       同信用買い残は824億円減の3兆4344億円。
       4週連続で減少。
       信用倍率は4.30倍(前週4.69倍)。
       3週連続で4倍台。
       日経VIは19.03(前日19.66)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.88倍(前日13.72倍)。
       EPSは2094円(前日2090円)。
       BPSは22889円(前日22941円)
       日経平均の益回りは7.20%。
       10年国債利回りは0.060%。

    (8)東証1部時価総額は740兆円(前日730兆円)。
       ドル建て日経平均は253.06(前日250.58)。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが28977円。
       プラス2σが29424円。
       一目均衡の雲の上限が29358円。
       下限が29044円。
       7日連続で雲の下。
       勝手雲の上限は29697円。
       下限が28509円。
       2日ぶりに勝手雲の上。
       勝手雲は1月5日に白くねじれる。
       RSIが52.63(前日65.11)。
       RCIが79.40(前日52.737)。
       12月SQ値は28523円。
       12月月足陽線基準27935円。
       年足陽線基準は27258円。
       昨年比プラス基準は27444円。
       受け渡しベースは新年入り。

    今年の曜日別勝敗(12月28日まで)

    月曜26勝23敗
    火曜27勝22敗
    水曜21勝30敗
    木曜27勝20敗
    金曜25勝25敗

    改めて「寅年銘柄」

    トラスコ中山(9830)、リゾートトラスト(4681)、ベルトラ(7048)、
    日本トランスシティ(9310)、タイガースポリマー(4231)、
    イントランス(3237)、トライステージ(2178)、Jトラスト(8508)
    トランザクション(7818)、トラコス(9715)、
    阪神阪急(9042):タイガース
    ライドオン(6082):釜寅
    アシックス(7936):オニツカタイガー
    トヨクモ(4058):2010年創業
    オープンドア(3926):旅行のトラベルコ運営
    たくさんある。

    「昨年の12月29日(火)権利配当落ち日の日経平均は714円高の27568円」。
    地方の投資家さんの指摘。
    「売買代金は2兆2042億円」とも。


    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    BCC(7376)・・・動兆

    大手IT企業への営業アウトソーシング。
    介護派遣、介護施設の受託運営、販促支援ももう一つの柱。
    ヘルスケア事業関連のイベント出展や広告宣伝、基幹システムのネットワーク強化。
    レクリエーション介護士の育成・資格認定が拡大。
    介護ロボットなどで将来は大阪万博へ。


    (兜町カタリスト櫻井)


    29日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万8900円−2万9200円を想定。
    NYダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックは下落した。ダウ平均は95ドル高の36398ドルで取引を終えた。
    日経平均株価はきのう28日、3日ぶりに大幅反発し、2万9000円を回復した。堅調な地合いが継続することが期待されるものの、手がかり材料に乏しいことから、積極的な買いは限られるとみられ、戻り待ちの売りに上値を抑えられる場面も想定される。
    引き続き、時間外取引での米株価指数先物の動きや、アジア株動向に左右されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の後半(28日は114円84−85銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の後半(同129円97銭−130円01銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比25円高の2万8965円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■FRONTEO <2158>
    AIレビュープラットフォーム「KIBITAutomator」の活用により、会計不正調査案件の対象文書70%削減を達成。
     
    ■J.フロント リテイリング <3086>
    3-11月期(3Q累計)最終は黒字浮上・通期計画を超過。
     
    ■テクノアルファ <3089>
    前期経常は黒字浮上で着地・9-11月期(4Q)経常は77%増益、今期業績は非開示、前期配当を2円増額・今期も27円継続へ。
     
    ■セレス <3696>
    東証が29日付で貸借銘柄に選定。
     
    ■ケイブ <3760>
    生花やプリザーブドフラワーの通販サイトを運営するブランと資本業務提携。AR技術を活用した広告宣伝事業などで連携する。
     
    ■マルマエ <6264>
    9-11月期(1Q)経常は3倍増益で着地。
     
    ■ミナトホールディングス <6862>
    PALTEK傘下で画像・音声処理システム開発に強みを持つエクスプローラの全株式を取得し子会社化する。
     
    ■TAKARA & COMPANY <7921>
    上期経常が38%増益で着地・9-11月期は黒字浮上。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    29(水)
    【国内】
    《決算発表》
    ハイデ日高
     
    【海外】
    米11月NAR仮契約住宅販売指数(12/30 0:00)
    米7年国債入札
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
    ■車生産が急回復 11月国内、43%上昇 部品不足緩和も制約は続く
     
    ■アサヒGHD<2502>
    ビール「マルエフ」6倍に増産 来月の業務用
     
    ■東レ<3402>
    急速充電対応のEV部材 高電圧でも破損せず
     
    ■タカラバイオ<4974>
    血液がん治療薬の治験「年度内に」
     
    ■川崎重工<7012>
    30年度ロボ売上高4倍・4000億円 製造や医療に拡大
     
    ■トヨタ<7203>やマツダ<7261>
    来年めど 自動運転、高速で手放し標準搭載
     
    ■凸版印刷<7911>系とトヨタ<7203>
    船積み車両の管理自動化 ICタグで検知
     
    ■三菱UFJ<8306>
    地銀向け法人営業システム開発
     
    ■SBI<8473>
    事業承継の新ファンド設立 300億円規模
     
    ■JAL<9201>
    中国向けEC支援 対話アプリで一括提供
     
     


    28日のNYダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比95ドル83セント(0.3%)高の3万6398ドル21セントで終えた。新型コロナウイルスの感染が拡大しても、米経済への悪影響は限られるとの見方から景気敏感株を中心に買われた。11月8日に付けた過去最高値(3万6432ドル22セント)を上回る場面があった。一方、ハイテク株には利益確定の売りが出て、相場の上値を抑えた。
     
    米疾病対策センター(CDC)は27日、コロナ感染の推奨隔離期間について、無症状であれば従来の10日間から5日間に短縮する新たな指針を公表した。医療や鉄道・航空業界などでの人手不足を解消する狙いがある。
    これを受け、経済活動の制限に伴う景気後退への懸念が和らぎ、投資家心理は改善。株式市場では旅行関連株を中心に押し目買いが入った。年末5営業日と年初2営業日に相場が上昇しやすい「サンタクロース・ラリー」が続いている。
     
    経済活動の正常化の恩恵を受けやすい映画・娯楽のウォルト・ディズニーが上昇し、航空機のボーイングや化学のダウも上げた。小売りのウォルマートやドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスなど消費関連銘柄の一角も高い。
     
    一方、足元で上昇が続いたハイテク株は短期的な利益確定の売りが目立った。コロナ感染の拡大に対応し、ニューヨーク市の主要店舗を閉鎖したスマートフォンのアップルが下落。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムやソフトウエアのマイクロソフトも下げた。
     
    ナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落し、前日比89.538ポイント安の1万5781.724で終えた。エヌビディアなど半導体銘柄が全般に売られた。電気自動車のテスラやグーグルの親会社アルファベットも下落した。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    36,398.21+95.83
    S&P500種
    4,786.35−4.84
    ナスダック
    15,781.724−89.538
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,810.90+2.10
    NY原油(ドル/バレル)
    76.05+0.48
    円・ドル
    114.78 - 114.83−0.06
     
     


     

    【シカゴ日本株先物概況】



    28日のシカゴ日経平均先物は小幅に反落した。3月物は前日比5円安の2万8965円で引け、28日の大取終値を25円上回った。
    28日の米株式市場は、消費関連株の上昇がけん引しダウは終日堅調に推移。ナスダック総合株価指数が下げ、日経平均先物を下押した。一方で新型コロナウイルスへの警戒感の薄れから買われる場面もあり、下げ幅は限られた。


     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    28965 ( +25 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    29020 ( +80 )
    ( )は大阪取引所終値比
     





    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    28日のロンドン株式市場は、ボクシングデーで休場。
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 15963.70(+128.45)
    28日のドイツ株式指数(DAX)は5日続伸した。終値は前日と比べて128.45ポイント(0.81%)高の1万5963.70だった。アジアの株式相場が軒並み上昇したのを受けてドイツ株にも買いが及んだ。米国で、新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が制限されるとの警戒感が後退したのも相場を下支えした。
     
    輸送関連株や自動車株など幅広く上昇している。ただ経済指標の発表など重要イベントが予定されておらず、相場の支援材料には乏しいことから上値追いに慎重となる可能性があるだろう。
     
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 7181.11(+40.72)

     

    28日の日経平均株価は3日ぶりに反発した。392円70銭高の2万9069円16銭(出来高概算9億5000万株)と16日以来約2週間ぶりに2万9000円を回復して取引を終えた。日米での経済指標の改善を背景に景気回復への期待感から買い先行スタート。
    為替も1ドル=114円台後半まで円安が進んだこともあり、輸出関連株を中心に値を上げる銘柄が増加し、一時2万9121円01銭まで上げ幅を広げた。
    ただ、心理的な節目を突破したことに伴う達成感や時間外取引での米国株価指数先物安もあり、買い一巡後は上値の重い展開だった。
     
    本日が12月の権利取り最終日で、あすは実質1月相場入りとなる。相場の雰囲気が良くなり実需買いも期待できる中、日経平均が2万9000円より上で値を固めることができるかに注目したい。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(28日現在)
     
    29935.43  ボリンジャー:+2σ(13週)
    29871.74  ボリンジャー:+3σ(25日)
    29606.26  ボリンジャー:+1σ(26週)
    29424.81  ボリンジャー:+2σ(25日)
    29406.14  ボリンジャー:+1σ(13週)
    29358.62  均衡表雲上限(日足)
     
    29069.16  ★日経平均株価28日終値
     
    29057.71  75日移動平均線
    29044.70  均衡表雲下限(日足)
    28977.88  ボリンジャー:+1σ(25日)
    28876.84  13週移動平均線
    28875.30  均衡表基準線(週足)
    28831.17  200日移動平均線
    28792.50  均衡表雲上限(週足)
    28774.77  均衡表転換線(週足)
    28734.40  6日移動平均線
    28697.55  均衡表基準線(日足)
    28679.06  26週移動平均線
    28530.95  25日移動平均線
     
     
    ローソク足はマド空けを伴って上昇。200日移動平均線を上放れ、節目の29000円も上回った。一目均衡表では終値が雲下限を突破して三役逆転を解消し、転換線がわずかに上向いて上昇圧力の強まりを窺わせた。本日終値比横ばいなら来年1月4日の大発会で遅行線の強気シグナル発生が始まることになり、チャート形状の強気転換が期待される。
     
     
     



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