【市況一覧】
日経平均株価
38,408.95 +686.55 05/29
TOPIX
2,811.45 +41.94 05/29
マザーズ
741.12 -1.82 05/29
NYダウ平均
42,098.70 -244.95 05/29
ナスダック総合
19,100.94 -98.22 05/29


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    【大引け概況】
    27日の日経平均株価は反落した。前日比49円66銭安の2万1378円73銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:16 容量:11.54M

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    3月期末の配当の権利落ち日にあたり、落ち分(171円程度)が指数を押し下げたほか、前日に大幅高となった反動で戻り待ちの売りも出た。
    一方で前日の米国株の上昇や円高一服を好感した買いに支えられ、底堅く推移した。午後は中国・上海市場や米国株先物の時間外取引が堅調だった、また、日銀のETF(上場投資信託)買い期待を支えに日経平均の下げ幅は縮小した。戻りは限定され、配当落ち分を埋めるまでには至らなかった。
     
    市場からは「全体感としては方向性がない。明日から実質新年度入りとなるが、月末ドレッシング買いが入るかどうかが注目される一方、機関投資家の売りが4月月初に出ると言われており、売り買いが交錯するのではないか」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比67.51ポイント安の1万4318.12だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、8.45ポイント安の1609.49で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆3799億円、売買高は13億1128万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1266、値上がりは792、変わらずは67だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)はその他金融業、卸売業、銀行業が下落し、上昇はサービス業、鉱業、電気機器など。
     
    個別では、トヨタ自動車が売られ、任天堂や武田薬品工業も軟調。KDDIやユニファミマが安い。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友FGなどメガバンクも冴えない。三菱商事も売りに押された。スズデンが値下がり率トップに売り込まれ、アルコニックス、双葉電子工業も大きく値を下げた。原田工業、ヤマウラなども下落した。
     
    半面、中外薬や塩野義など医薬品株の一部が高い。ファストリや花王、キーエンスが買われ、日本電産、SMCも上昇した。JR東海が高く、サイバーエージェントも物色人気。花王も堅調。東京機械製作所が値を飛ばしたほか、デファクトスタンダード、ソディックも大幅高だった。CARTA HOLDINGS、新日本科学も人気を集めた。ツガミが活況高となり、サイボウズも値を上げた。
     
    東証2部株価指数は前日比10.67ポイント安の6806.23ポイントと反落した。
    出来高3765万株。値上がり銘柄数は188、値下がり銘柄数は230となった。
     
    個別では、KHC、福留ハム、ユタカフーズ、ヤギ、テクノアソシエなど6銘柄が昨年来安値を更新。フレンドリー、トーソー、共和コーポレーション、日新商事、ラオックスが売られた。
     
    一方、金下建設、エスプール、北日本紡績が昨年来高値を更新。大和重工、パス、カーチスホールディングス、浜井産業、フュートレックが買われた。







     

    日経ジャスダック平均株価は小幅ながら続伸した。終値は前日比6銭高の3447円36銭。
    内需関連銘柄を中心に個人投資家の資金が向かい、大引けにかけて買いが優勢になった。時価総額の大きい主力株の一部が売られ、朝方の相場は安く推移する場面が目立った。
    ジャスダック市場でもバイオ関連株に買いが波及したほか、好業績銘柄などに短期資金がシフトしたことで、大引けにかけて小幅にプラスに転じた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で466億円。売買高は8497万株だった。
    値上がり銘柄数は351、値下がり銘柄数は295となった。
     
    個別では、ジョルダンが一時ストップ高と値を飛ばした。ヒビノ、東映アニメーション、ワークマンなど4銘柄は昨年来高値を更新。アクセスグループ・ホールディングス、santec、ユビテック、ベクター、アクサスホールディングスは値上がり率上位に買われた。
     
    一方、地域新聞社がストップ安。大成温調、大木ヘルスケアホールディングス、東京貴宝、マミーマートは昨年来安値を更新。SDエンターテイメント、滝沢ハム、ホリイフードサービス、エムティジェネックス、プラザクリエイト本社が売られた。

     


    27日のマザーズ指数は大幅続伸となった。前日比20.36ポイント高の961.12ポイントと続伸。
    1月29日以来およそ2カ月ぶりの高水準だった。
    前日の米国株式市場における主要3指数が揃って上昇したほか、重症虚血肢対象のHGF遺伝子治療用製品で条件・期限付製造販売承認を取得した指数インパクトの大きいアンジェスへと関心が向かったことで、朝方からマザーズ市場には買いが先行した。
    また、その他のバイオ関連にも個人投資家による関心が波及したことでマザーズ指数は前場中ごろにかけて一段高をみせた。
     売買代金は概算で1564.96億円。騰落数は、値上がり213銘柄、値下がり56銘柄、変わらず1銘柄となった。
     
    個別では、値上がり率上位にMマートやAppBank、G-FACTORYなどのストップ高水準まで買い進まれた銘柄が並んだ。売買代金上位では、ンジェスのほか、オンコリス、そーせい、ALBERT、窪田製薬HD、ギークスなどが上昇した。
     
    一方で、資本金及び資本準備金の額を減少し、その他資本剰余金を処分すると発表したサンバイオのほか、メルカリやGDHは軟調であった。夢展望、コラボス、フェイスネットワーク、ベガコーポレーション、ゼネラル・オイスターは値下がり率上位に売られた。

     
    値上がり銘柄数は217、値下がり銘柄数は60となった。
     
     
     
    個別では、エディアは一時ストップ高となった。
    エニグモ、ソフトマックス、ウォンテッドリー、gooddaysホールディングス、アンジェスなど12銘柄は昨年来高値を更新した。
    ギークス、PKSHA Technology、リンクバル、CRI・ミドルウェア、メディアフラッグ、アイリックコーポレーション、が買われた。
     
    一方、夢展望、コラボス、フェイスネットワーク、ベガコーポレーション、ゼネラル・オイスターが売られた。
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比125円17銭安の2万1303円22銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、15.44ポイント安の1602.50で始まった。
    新規の買い材料がないため日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに配当落ち分を埋められず、マイナス圏でもみ合っている。
    外国為替市場では、1ドル=110円50銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    個別では、トヨタ、日産自の自動車株や、ソニー、東エレク、ファナックは安い。新日鉄住、住友鉱、出光興産が値を下げ、住友商は反落している。三井住友、三菱UFJがさえず、エーザイ、武田が甘く、任天堂、KDDI、ファーストリテも下落している。
    半面、ソフトバンクGが小高く、ガンホー、資生堂、ZOZOは反発している。サイバエジェは続伸。キーエンスが堅調で、日本電産、信越化は買われている。
     
     
    英議会は27日、EU離脱を巡り「示唆的投票」を実施する予定。メイ英首相の離脱案採決の見通しや首相の進退に関し様々な報道が出ている。また週後半には米中の閣僚級協議が予定されており、全般に手控えムードが強まりそうだ。
    マザーズでは国内初となる遺伝子治療用製品の承認を取得したアンジェス<4563>が活況となっている。このため、個人投資家の物色は中小型株で値幅取りを狙う展開が続きそうだ
     
     

    「売り」

    ヘッジ・ロスカットについての市場関係者さんたちのコメント。
    ★「ヘッジ!? 
    あれって、掛け捨て保険と同じようなもの。
    波乱の度にヘッジしていたら財産をなくす。
    しかも、波乱時でのヘッジってオプションとか普通の株式投資ではなく、完全にバクチ。
    素人以下」
    ★「ロスカット!? 
    波乱の度にロスカットしていたら財産をなくす。
    ロスカットするような戦い方をする方がおかしい。
    そもそもロスカットするような銘柄を買う自体が負け戦。
    マーケット退場」
    正しい思考法だと思う。
    というよりも・・・。
    多くの投資家さんを見てきて思うこと。
    「ロスカットで逃げるよりも利食いをきっちりやることが重要」。
    結局株価を買っているので、人気離散すると間違いなく塩漬け。
    しかし塩漬けになる前に利食いのタイミンがあったケースが多い。
    目標を決めておきましょうと言っても、相場は生き物。
    下がったらナンピンというのもアリかも知れないが、下がったら利食いという発想も必要だ。
    株はたやすく買えるが売りは相当難しい。

    NYではダウデュポンがNYダウ除外、子会社のダウが採用。
    4月2日の算出分から入れ替えられるという。
    子会社のダウが指数に及ぼす影響もダウデュポンに近いものになるという。
    今回の銘柄入替は2018年以来。
    その時はゼネラル・エレクトリック(GE)が除外。
    ドラッグストア大手のウォールグリーン・ブーツ・アライアンスが採用された。
    ダウデュポンは4月に素材化学部門、6月1日に農業事業を分社して事業構成が大きく変わる予定。
    いっそアマゾンやアルファベットなどの主力ハイテク企業が採用されるのでは無いかとの期待感もあった。
    しかしダウ工業株30種平均の名前通りかどうかは不明ながらソフトウェアやネット関連企業の採用はまたしても見送り。

    (櫻井)
     


    27日午前の日経平均株価は反落し、午前の終値は前日比130円66銭安の2万1297円73銭だった。東証株価指数(TOPIX)は15.65ポイント安の1602.29と、ともに反落した。
     
    朝方は、3月期末配当落ち分(170円強)の影響で安く始まり、軟化した。また、前日の大幅高を受け利益確定を目的とした売りも出た。
    ただ、前日の米国株市場が高かったほか、中国・上海株や香港株が堅調な推移をみせたこともあって、全体指数は下値に対し抵抗力を発揮し、実質的にはプラス圏の着地となっている。
     
     市場からは「配当落ち分を考慮すれば、実質でプラスと言える。アジア株は総じてしっかりしており、崩れることはないだろう。ただ、米経済指標にらみの展開は続くとみられ、当面は指数横ばい圏のなかで個別株物色になるだろう」との声が聞かれた。
     
    東証1部の出来高は6億2491万株、売買代金は1兆820億円。騰落銘柄数は値上がり581銘柄、値下がり1492銘柄、変わらず52銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、石油・石炭製品、その他金融業、電気・ガス業の下落が目立ち、上昇はサービス業、精密機器、医薬品の3業種。
     
    個別では、ソニーが軟調、トヨタ自動車も下値を探った。KDDIやファナック、東京エレクトロンも冴えない。三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほFGなどメガバンクも軟調。スズデンが大幅安で値下がり率トップ、アルコニックスも大幅安となった。
     
    半面、アステラスや第一三共といった医薬品株が上昇した。ソフトバンクグループ(SBG)、キーエンスが高く、サイバーエージェントは大きく上値を伸ばした。東京機械製作所が物色人気、デファクトスタンダードも値を飛ばした。ソディックも大幅高となった。
     
    東証2部株価指数は前日比2.47ポイント安の6814.43ポイントと反落した。
    出来高2351万株。値上がり銘柄数は161、値下がり銘柄数は240となった。
     
    個別ではKHC、福留ハム、ユタカフーズ、テクノアソシエ、アシードホールディングスが昨年来安値を更新。フレンドリー、共和コーポレーション、日新商事、新潟交通、日本製麻が売られた。
     
     一方、金下建設、エスプール、北日本紡績が昨年来高値を更新。カーチスホールディングス、浜井産業、カワセコンピュータサプライ、南海辰村建設、大和重工が買われた。

     

    東証マザーズ指数は前日比20.53ポイント高の961.29ポイントと続伸した。

    マザーズでは、国内初となる遺伝子治療用製品の承認を取得したアンジェスが活況となっており、全市場で任天堂に次ぐ売買代金2位にランクインとなっている。他のバイオ株にも買いが波及し相場全体の不安定感を警戒しつつ、中小型株で値幅取りを狙う展開が続いている。
    値上がり銘柄数は219、値下がり銘柄数は56となった。
     
    個別では、レアジョブ、AppBankがストップ高となった。エニグモ、ソフトマックス、ウォンテッドリー、gooddaysホールディングス、アンジェスなど10銘柄は昨年来高値を更新した。
    Mマート、G−FACTORY、アイリックコーポレーション、リンクバル、窪田製薬ホールディングスが買われた。
     
    一方、夢展望、コラボス、フェイスネットワーク、フォーライフ、ベガコーポレーションが売られた。

    日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。前引けは前日比9円09銭安の3438円21銭だった。
    時価総額の大きな銘柄の一部に売りが出た。
    もっとも個人投資家の物色は中小型株に向かいやすくなっている。好材料の出た銘柄には買いが入り、ジャスダック平均は朝方の安値を底にじりじりと下げ渋った。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で278億円、売買高は5143万株。
    値上がり銘柄数は313、値下がり銘柄数は299となった。

     
    個別では、大成温調、大木ヘルスケアホールディングスが昨年来安値を更新した。
    セキ、SDエンターテイメント、創健社、センコン物流、サンメッセが売られた。
     
    一方、ジョルダンが一時ストップ高なった。東映アニメーション、ワークマンなど3銘柄は昨年来高値を更新した。
    ベクター、アルファクス・フード・システム、ユビテック、アクセスグループ・ホールディングス、アミタホールディングスが買われた。

    【寄り付き概況】

    27日の日経平均株価は、前日比74円78銭安の2万1353円61銭と反落してスタート。
     
    前日の米国株市場では後半伸び悩んだもののNYダウが140ドル高と続伸。景気減速への懸念と金融緩和期待との綱引きとなっており、目先大きく売り込まれた反動から買い戻しが優勢となり、これが東京株式市場でも主力株中心に追い風材料となっている。ただ、きょうは3月期決算の配当落ち分の下げ圧力が170円程度日経平均に反映されることもあって全体はマイナス圏でのスタートとなった。
     
    一方、外国為替市場では1ドル=110円台半ばで推移しているほか、原油価格も急反発に転じるなど外部環境はリスクオンの流れにあり、下値は限定的との見方がある。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、鉱業、医薬品、サービスの3業種が高い。一方、値下がりで目立つのは銀行、その他金融、保険など。
     
    個別では、日産自は大幅安で、トヨタ、武田は下落。任天堂が軟調。JAL、ANAが売られ、JR西日本も値を下げる。三井住友、みずほFGは軟化し、オリックスが安い。
     
    半面、キーエンスがしっかり。資生堂が堅調。国際帝石、ZOZO値を上げる。
     
    225先物は、野村・メリル・クレディ・ドイツ・モルスタが買い越し。
    アムロ・SBI・GS・シティ・楽天が売り越し。
    TOPIX先物は野村・みずほ・クレディ・バークレイズ・ソジェンが買い越し。
    メリル・日興・三菱・HSBC・パリバ・SBIが売り越し。
     
    テクニカル的には、ヒューリック(3003)、ホットランド(3196)、ニッケ(3201)、帝国繊維(3302)、稲葉製作(3421)、ホギメディ(3593)、ネクソン(3659)、アバント(3836)、日東エフシー(4033)、オービック(4684)、フューチャー(4722)、三谷セキ(5278)、ホッカン(5902)、小森(6349)、前澤給(6485)、日信号(6741)、エレコム(6750)、ホシデン(6804)、アズビル(6845)、イリソ電(6908)、中山福(7442)、アズワン(7476)、マルシェ(7524)、スノーピーク(7816)、松風(7979)、忠(8001)、山善(8051)、新光商(8141)、ファースト住(8917)、小田急(9007)、JR西(9022)、近鉄(9041)、C&F(9099)、東陽倉(9306)、安田倉(9324)、宇徳(9358)、朝日放送(9405)、イオンディ(9787)、モリト(9837)、関西スパ(9919)が動兆。
     



    「謹賀新年度」
     
    NY株式市場は上昇。
    前日1年3ヶ月ぶりの水準に低下した国債利回りが安定。
    5日続落していた金融セクターが持ち直した。
    原油高を受けたエネルギーセクターの上昇も牽引役。
    アップルの上昇も寄与した格好となった。
    ただ3市場の売買高は65.5億株と低調(過去20日平均は76.6億株)。
    「久々にリスク資産に安定化の兆しが見受けられる。
    過去数日続いた慎重ムードがやや和らいだようだ」という声が聞こえる。
    住宅着工件数は年率換算で前月比8.7%減の116万2000戸と市場予想を下回った。
    8カ月ぶりの大幅なマイナス。
    一戸建て住宅は2017年5月以来1年9カ月ぶりの低水準。
    CB消費者信頼感指数は前月比7.3ポイント低下の124.1。
    2017年12月以降で2番目に低い水準となった。
    S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数の前年比上昇率は3.6%。
    市場予想の4%を下回り2012年9月以来の低水準。
    ただ、これらの指標は影響薄。
    10年国債利回りは2.42%台。
    3ヶ月短期証券と10年国債の利回りは「逆イールド」のままではある。
    ドル円は110円台半ばでの推移
     
     
    火曜の日経平均は寄り付き197円高、大引け451円高。
    NYダウの14ドル高に対して日経平均451円高。
    「逆イールドは景気後退の予兆という呪文に惑わされるな」という格好だった。
    東証1部の売買代金は3兆2338億円と前日比35%近く増加。
    先物出来高も92354枚まで膨らんだ。
    「配当再投資が後押しした追い風参考記録」という声もある。
    日経平均は前日の下げ分を7割方取り戻す急反発となった。
    残念ながら25日移動平均線(21488円)を回復できなかった。
    しかし下ヒゲなしの日足陽線は評価されよう。
    TOPIXやマザーズ指数は前日の下げ分を上回る上昇だったのは救いだった。
    値上がり2001銘柄。値下がり116銘柄。
    新高値27銘柄、新安値8銘柄。
    騰落レシオは102.02。
    勝手雲の上限(21399円)は上抜けた。
    NT倍率は13.37倍。
    25日線(21448円)からは0.1%のマイナスかい離。
    200日線(21957円)からは2.4%のマイナスかい離。
    75日線が21023円、5日線が21441円。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.860%。
    買い方▲12.014%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.973%。
    買い方▲17.849%。
    3月22日時点の信用買残は209億円減の2兆3907億円。
    同売り残は1329億円増の1兆636億円。
    期末の配当権利取りのための現物買い信用売の影響もあろう。
    マーケット的にはニュートラルの動きとも言える。
    空売り比率は42.8%と15日連続40%超。
    空売り規制なし銘柄比率は11.0%。
    3月8日の14.6%以来の高水準だがこれも期末要因が一部あるに違いない。
    日経HVは18.5、日経VIは17.95。
    日経平均採用銘柄のPERは12.55倍。
    EPSは1707円、PBRは1.14倍。
    東証1部の株式益回りは7.06%(25日が7.24%)。
    シカゴ225先物終値は大証日中比120円高の21270円。
    高値21345円、安値20940円。
    大証夜間取引終値は日中比140円高の21290円。
    25日の寄付き値21267円を下抜けないことが重要だ。
    現物は権利配当落ち分を即日埋める水準21428円が目標だ。
    前日比変わらずは実質170円高の価値がある。
    13週線(20918円)がサポートし26週線(21367円)がキャップ。
    24ヶ月線(21544円)は近くて遠い。
    ボリンジャーのマイナス1σが21253円、マイナス2σが21057円。
    上はプラス1σが21644円、プラス2σが21840円。
    気学では「関門注意日にして後場仕成りの急変を見る」。
    木曜は「変化を起こす重要日。前日来の足取りに注意せよ」。
    金曜は「一方に偏して動く。波動について駆け引きせよ」。
     
    アナリスト予想に届かなかったとして売られる株がある。
    「未達」とまで言われる。
    あるいはアナリスト予想を上回ったとして買われる株がある。
    「想定以上」とさえ言われる。
    市場ではあまり言われないが、考えておきたいのは主客の逆転ということではなかろうか。
    「未達」や「想定以上」になったのは企業の業績である。
    企業の行動の結果がそうなったことは間違いない。
    しかし・・・。
    「未達」や「想定外」を惹起したのはアナリスト予想。
    簡単に言えばアナリストが読み間違えたということに他ならない。
    それでも市場は企業を攻めるのが風潮。
    「市場コンセンンサス」至上主義も甚だしい。
    本来は「企業が間違ったのではなく市場の予想が間違えた」というのが正しいように思える。
     
    日経朝刊の特集は「市場再編」。
    サブタイトルは「東証1部、3割期待はずれ」。
    東証1部役2100社のうち直近まで3年連続でROEが8%に届かなかった企業数は684社。
    3分の1が期待ハズレということだ。
    ただROE8%という基準は単に一部の学者が言っているだけのこと。
    本当に市場が求めているのかどうかは微妙なところだ。
    もう一つは低PBRの問題。
    TOPIXのPBRは1.22倍。
    NYダウが3.79倍、NASDAQが4.35倍。
    独DAXが1.56倍、英FTSEが1.72倍。
    主要先進国では最低水準との指摘だ。
    PBR1倍割れは東証1部で約1000社。
    「市場が厳しい評価を下している」との解釈だ。
    しかし、低PBRは企業のせいなのかどうか。
    市場に資金が流入しないから、低PBRで放置されているとも言える。
    何でもかんでも企業のせいにするのではなく、市場の責任ということも問うことが必要だろう。
    因みに・・・。
    89年12月30日の東京証券取引所1部市場全銘柄のPERは61倍。
    PBRは5.6倍。
    当時は単体ベースだったから現在の連結ベースとはやや差がある。
    しかし「バリュエーションの高さは尋常ではない」という声は当時はなかった。
    しかし後に「デタラメなバブルの時代」と言われる。
    むしろ日本の株式市場が成熟したと評価しても良いのかも知れない。
     
    ほとんど報じられなかったがアンジェス(4563)がようやくやってくれた。
    昨日の1つ目のプレス。
    「重症虚血肢を対象としたHGF遺伝子治療用製品の開発を進めてまいりました。
    2019年3月26日、厚生労働省から条件及び期限付製造販売承認を取得いたしました。
    遺伝子治療用製品の国内承認はこれが初めてです。
    アンジェスは、販売開始後、売上高に応じた一定の対価を田辺三菱製薬から受領します。
    HGF遺伝子治療用製品は、アンジェスが設立以来手がけてきた主力のプロジェクト。
    再生医療等製品として2018年1月22日に、製造販売承認申請を行っておりました。
    今回の条件及び期限付承認では
    (1)重症化した慢性動脈閉塞症に関する十分な知識・治療経験を持つ医師のもとで、創傷管理を複数診
    療科で連携して実施している施設で本品を使用すること。
    (2)条件及び期限付承認後に改めて行う本品の製造販売承認申請までの期間中は、本品を使用する症例
    全例を対象として製造販売後承認条件評価を行うこと。
    が承認の条件とされ、その期限は5年となっております。
    なお、安静時疼痛及び潰瘍の改善を目的として製造販売承認申請を行っておりましたが、
    そのうち重症虚血肢の「標準的な薬物治療の効果が不十分で血行再建術の施行が困難な慢性動脈閉塞症における潰瘍の改善」を
    効能、効果又は性能として条件期限付で承認を取得しました。
    安静時疼痛の改善につきましては、今後アンジェスで臨床試験等を実施していくことを予定しております」。
    そして・・・。
    「今回製造販売承認を取得した本品をはじめとする開発プロジェクトの推進に全力を傾け、
    遺伝子医薬のグローバルリーダーになることを目指すとともに、
    企業理念である人々の健康と希望にあふれた暮らしの実現に向け取り組んでまいります」。
    これで第一歩だ。
     
    もう一つは「継続企業の前提に関する注記の記載解消」。
    「このたび3月26日に厚生労働省からHGF遺伝子治療薬の条件及び期限付き製造販売承認を得たことにより事業基盤を構築することができました。
    また2018年12月期において現金及び預金を57億8400万円保有しており財務状況も短期的には問題ないと考えております。
    これらの結果、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められなくなったと判断。
    3月29日提出予定の有価証券報告書において「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消することといたしました。
    関係者の皆様にはご心配をおかけいたしましたが、当社はさらなる事業基盤の拡大と財務基盤の強化に努めてまいります」。
    実に長い時間だった。
    しかし、これが「株価」ではなく「株」を買うということの本来の姿なのだと思う。
     
    NYダウは140ドル高の25657ドルと続伸。
    NASDAQは53ポイント高の7691ポイントと3日ぶりの反発。
    S&P500は20ポイント高の2818ポイントと3日ぶりの反発。
    ダウ輸送株指数は106ポイント高の10107ポイント。
    SOX指数は1.01%の上昇。
    VIX指数は14.68まで低下。
    3市場の売買高は65.5億株と減少(過去20日平均は76.5億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比120円高の21270円。
    ドル建ては大証比140ポイント高の21290ポイント。
    大証夜間取引終値は日中比140円高の21290円。
    ドル円は110.62円。
    10年国債利回りは2.424%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    日精樹脂(6293)・・・動兆
     
    日精樹脂工業に注目する。
    同社は射出成形機最大手。
    日米で自動車関連向けが好調。
    受注残は高水準。
    業績は堅調。
    気が付かれていない銘柄。


    (兜町カタリスト櫻井)


    [概況]

    売られて始まった欧州株式市場が上昇に転じると為替市場は円売り優勢となり、序盤にドルは東京株式市場での高値を上抜き、中盤にユーロは当日高値125.020円まで上昇した。ドルは其の後も上値も伸ばし、NY市場で発表された2月住宅着工件数と1月S&Pケースシラー住宅価格は予想を下回ったが、NY株式市場が上昇で始まるとドルは序盤に当日高値110.700円まで上昇した。
     
    しかし続いて発表された3月コンファレンスボード消費者信頼感指数も予想を下回り、ドルは上値を抑えられてNY株式市場の下げと共に上げ幅を削り、NY市場終盤には110.400円まで値下がりした。
     
    しかし下値は買われて値を戻し、最後は前日比+65銭高の110.630円と110円後半に乗せて引け、株価上昇によるリスク選好の円売りに、南アランド(-0.5銭)以外の主要通貨も上昇した。ドルの下値は堅く買いだと思うが、上値も重い為に上昇したところは利食いしておいた方が安心ではないか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    27日の東京株式市場は、日経平均株価で権利落ちの影響が172円程度見込まれるが、落ち分を埋めることができるかが注目される。
    落ち分を即日埋める展開も期待できそうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1300円-2万1500円。
    きのう26日の強い地合いや現地26日の欧米株式が上昇したことなどから、堅調な展開が期待される。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(26日終値は110円19-20銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円65-69銭)と小動き。対ドルでの円高一服感から、輸出関連銘柄に見直しの動きもありそうだ。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比120円高の2万1270円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■アンジェス<4563>
    国内初の遺伝子治療用製品、HGF遺伝子治療薬の条件及び期限付製造販売承認を取得。また、3月29日提出予定の有価証券報告書で「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消する。
     
    ■コンテック<6639>
    今期最終を32%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■博展<2173>
    グループ会社のスプラシアが自動動画生成エンジンを活用したビジネス動画制作サービス「CM STUDIO」を提供開始。
     
    ■信和<3447>
    アルコニックス <3036> らと中国に建設用仮設資材を製造販売する合弁会社を設立。
     
    ■CRI・ミドルウェア<3698>
    サウンド再生ミドルウェアが富士ゼロックスのデジタル複合機「ApeosPort-VII C / DocuCentre-VII C」シリーズ16機種に採用。
     
    ■チェンジ <3962>
    金融機関向けFintechソリューションを提供する米・シンフォニー社と開発パートナー契約。
     
    ■ソースネクスト <4344>
    韓国・シュピゲン社と事業提携。通訳機「ポケトーク」をシュピゲン社のOEM製品として韓国で提供する。
     
    ■アステラス製薬 <4503>
    経口JAK阻害剤「スマイラフ錠」について、既存治療で効果不十分な関節リウマチ治療薬として日本で製造販売承認を取得。
     
    ■ゼリア新薬工業 <4559>
    鉄欠乏性貧血治療剤「フェインジェクト」の製造販売承認を取得。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    27(水)
    《決算発表》
    ニイタカ、ヒマラヤ
     
    【海外】
    米1月貿易収支(21:30)
    米10-12月期経常収支(23:00)
    《米決算発表》
    レナー、ペイチェックス、PVHコープ
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
     
    ■大東建<1878>
    他社の賃貸オーナー向け建て替え需要開拓 次期新中計で注力
     
    ■古河機<5715>
    全固体電池の材料を25年にも商用化 独自技術を活用
     
    ■ジーテクト<5970>
    女性登用など人材活用に多様性持たせる取り組みを積極化
     
    ■日本郵政<6178>
    傘下の日本郵便が配送車にEVを本格導入 首都圏で1200台
     
    ■やまびこ<6250>
    米国で芝刈り用業務ロボ市場に参入 学校などプロ向け
     
    ■パナソニック<6752.T>と日東工<6651.T>が配電盤事業で協業 一部で生産委託
     
    ■キヤノン電<7739>
    植物工場を自動化する装置を外販 人員を5分の1に
     
    ■メディパル<7459>
    IoT活用した物流拠点の効率化を加速 埼玉に新拠点
     
    ■MTG<7806>
    肩こりや腰痛対策のスマホアプリ手がけるバックテックに出資
     
    ■セイコー<8050>
    腕時計の高価格帯を拡大 グランドセイコーで800万円台


    26日のNYダウ工業株30種平均は続伸し、前日比140ドル90セント高の2万5657ドル73セントで終えた。
     
    前週末に株安を引き起こした世界経済の先行き懸念が一服し、この日は続伸して寄り付いた。前週末の大幅安を受けた値頃感や日欧の株高を背景に、NYダウは一時280ドル近くまで上昇する場面もあった。この日は先週半ば以来軟調だった金融株を含め、全セクターが上昇した。
     
    中でも原油相場の反発に支援され、エネルギー株に買いが集まった。
    主要産油国による協調減産が続くとの見方に加え、ベネズエラで25日に今月2回目の大停電が発生し26日に原油の輸出港が操業を停止していると伝わり、原油先物相場が上昇。収益改善期待からエクソンモービルやシェブロンなど石油株が買われた。
     
    米長期金利の低下が26日はひとまず一服した。利ざや悪化への警戒感から売りが続いていたゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株が買われたのも指数押し上げにつながった。
    工業製品・事務用品のスリーエム(3M)など中国への収益依存度が高い銘柄が買われた。ダウ平均の上げ幅は一時280ドル近くまで拡大した。
     
    一方、半導体大手のクアルコムがアップル製スマートフォンの米国への輸入と販売の差し止めを米国際貿易委員会(ITC)などに申し立てていた問題で、ITCが26日に特許侵害を認め一部の「iPhone」の輸入禁止を勧めたと伝わった。アップルが売られダウ平均の上値を抑えた。
     
    セクター別では、電気通信サービスや銀行が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器やヘルスケア機器・サービスが下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、53.981ポイント高の7691.522で終えた。クアルコムが買われ、証券会社が「買い」で投資判断を始めた画像処理半導体(GPU)のエヌビディアなどが上げた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,657.73+140.90
    S&P500種
    2,818.46+20.10
    ナスダック
    7,691.522+53.981
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,315.00−7.60   
    NY原油(ドル/バレル)
    60.04+1.22
    円・ドル
    110.62 - 110.63+0.43

     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は反発した。
    6月物は前日比335円高の2万1270円で引け、26日の大取終値を120円上回った。
    米長期金利の下げ一服や今週後半に再開する閣僚級の米中貿易協議への期待から米株とともに買われた。円安も支援材料になり、6月物は一時2万1345円まで上げた。
    この日の6月物安値は2万0940円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    21270 ( +120 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    21290 ( +140 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7196.29(+18.71)
    FTSE100種総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。前日の終値に比べ18.71ポイント高の7196.29で引けた。投資家のリスク回避姿勢が後退し、世界的に株高が進んだことを追い風に買いが先行した。ただ、日経平均株価が大きく上昇する一方で、上げ幅は小幅にとどまった。構成銘柄の約7割が上昇した。
     
    個別銘柄では、ネット専業スーパーのオカド・グループは4%超上がった。豪スーパー大手コールズとの提携で合意したことが好感された。アナリストが投資判断と株価目標を引き上げた鉱業のフレスニージョの値上がりも目立った。外食デリバリーサービスのジャスト・イートは3.8%高と買われた。
     
    半面、銀行株は売られた。クルーズ運航のカーニバルは8%超の下落。燃料価格の上昇などを理由に通期の利益見通しを引き下げたことが嫌気された。建設資材のファーガソンも7%超下がった。同社は通期利益が市場予想の下限にとどまるとの見通しを示した。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11419.48(+72.83)
    ドイツ株式指数(DAX)は5営業日ぶりに反発した。終値は前日と比べて72.83ポイント高の11419.48だった。
     
    個別では、オンライン決済サービスのワイヤーカードは26%上昇した。一時は31%高をつけた。外部の再調査で、会計不正疑惑の証拠は見つからなかったと発表したことが好感された。医療機器のフレゼニウスの値上がりも大きかった。
    一方で、ハイデルベルクセメントと電力のRWEは下落した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5307.38(+46.74)

03月27日 毎日コラム
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