【市況一覧】
日経平均株価
37,965.10 -467.88 05/30
TOPIX
2,801.57 -10.45 05/30
マザーズ
745.24 +4.85 05/30
NYダウ平均
42,215.73 +117.03 05/30
ナスダック総合
19,175.87 +74.93 05/30


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    [概況]

    20日の東京外国為替市場は、豪ドル円が安値78.775円まで下落した後、79.120円まで上昇するという値動きだ。
    こうした動きは、豪州と経済的な結びつきの強い中国の株式市場の影響を受けたことが大きい。

    まず、序盤の中国株は米中の通商協議が難航しているという報道を嫌気し下落する。
    報道によると、中国側がデータサービスや製薬部門などについて、当初の合意から後退する姿勢を示しているそうだ。

    ところが終盤にかけては急速に買戻しが活発となり、水準を下落する前まで回復させる。
    この戻りは、昨日のトランプ米大統領の「中国との通商協議は順調」といった発言などを意識した、根強い通商協議への楽観的な見方が起因となったと思われる。
    このようなわけで、本日の豪ドル円は前述した値動きとなったのである。


    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

    【大引け概況】
    20日の日経平均株価は反発し、前日比42円07銭高の2万1608円92銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:38 容量:5.65M

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    売り買い交錯で始まった後、いったん売り優勢に傾いたが、前場後半を境に日経平均は戻り足に転じ前日比プラス転換。大引けは上げ幅こそ限定的だったものの、きょうの高値圏で着地した。
     
    3月期決算企業の権利付き最終売買日を26日に控え、値動きの軽い小型株を中心に配当や株主優待狙いの買いが優勢となった。国内年金の買い観測も浮上し、相場を支えた。市場では「これまで上値が重かった自動車株に持ち高調整の買いが入った」との声があり、トヨタやホンダが上げた。
     
    一方、米中の通商協議に対する楽観論の後退が相場の上値を抑えた。「(一部の米当局者は)中国が米国の要求に抵抗していると懸念している」と伝わり、交渉妥結までに時間がかかるとの見方が広がった。交渉進展への期待で株式相場が上昇してきただけに、市場では「これまで楽観視し過ぎだった」との声も聞かれた。
     
    ソニーが1銘柄で日経平均を6円超下押ししたほか、任天堂の下げも目立った。米グーグルが19日、ゲーム事業に参入すると発表し、ゲーム機を手掛ける両社にとって競争が激化するとの懸念で売りが優勢となった。
     
    JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比33.11ポイント高の1万4364.97だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、4.16ポイント高の1614.39で終えた。
     
    市場からは「FOMCを控えて基本様子見だが、結果を受けて為替相場や米国株式がどう反応するかが問題だ。ただ、下値は切り上がっており、無事通過となれば上向きだろう」との声が聞かれた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆863億円、売買高は11億4516万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1371、値下がりは676、変わらずは91だった。
     
    業種別株価指数(33業種)はパルプ・紙、金属製品、卸売業などが上昇し、下落は証券・商品先物取引業、その他製品、鉱業など。
     
    個別では、キーエンスが2000円超の上昇、村田製作所も堅調。三井金と日立建機が上昇した。楽天と丸井Gが上げた。ファーストリテイリングがしっかり、三井物産も買い優勢。楽天が物色人気となり、キャリアデザインセンターが値を飛ばした。ブイキューブ、JPホールディングスが大幅高、ルネサスエレクトロニクスも商いを伴い高い。ガンホー・オンライン・エンターテイメントも活況高となった。
     
    半面、任天堂が安く、ソニーも軟調。ソフトバンク、KDDI、NTTドコモなど通信株なども冴えない。スズキも売りに押された。鎌倉新書、スペースバリューホールディングスが大きく値を下げたほか、川崎汽や三井E&S、JR九州、千代田化工建設も売られた。双信電機が下値を探り、石川製作所も下落した。
     
    東証2部株価指数は前日比19.94ポイント高の6881.63ポイントと反発した。
    出来高5244万株。値上がり銘柄数は225、値下がり銘柄数は195となった。
     
    個別では、イムラ封筒、大丸エナウィンが昨年来高値を更新。リテールパートナーズ、ピーエイ、ラオックス、エリアクエスト、堀田丸正は値上がり率上位に買われた。
     
    一方、KHC、アドテック プラズマ テクノロジーが昨年来安値を更新。萬世電機、ストリーム、省電舎ホールディングス、川金ホールディングス、技研ホールディングスは値下がり率上位に売られた。
     

     
    日経ジャスダック平均は前日比7円12銭高の3455円74銭と小反発した。
    新規公開株の好調などを背景に、個人投資家が運用リスクを取りやすくなるなか、業績拡大へ期待が高い銘柄の物色が活発になり、相場全体を押し上げた。
    バイオ関連にも買いが目立ち、ジャスダック平均は午後にやや上げ幅を広げ、こう着状態の東証1部とは対照的だった。
    市場からは「値動きを求めて、ジャスダック市場に個人投資家が流れ込んだ」という声があった。
    値上がり銘柄数は340、値下がり銘柄数は279となった。
     
    個別では、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングがストップ高となった。アトムリビンテック、ワークマン、澤田ホールディングス、新潟放送、ホウライは昨年来高値を更新した。
    ケイブ、新日本建物、小田原エンジニアリング、パレモ・ホールディングス、やまねメディカルが買われた。
     
    半面、ラクオリア薬が続落し、UTGROUPは小幅安となった。
    イハラサイエンス、エヌ・シー・エヌ、共栄セキュリティーサービス、初穂商事、プリントネットが昨年来安値を更新した。
    エムティジェネックス、大和コンピューター、地域新聞社、日本アンテナ、シダーが売られた。

     


    東証マザーズ指数は前日比4.59ポイント高の942.19ポイントと反発した。
    朝方は前日終値水準でのスタートとなり、その後は14日につけた950ptまでの戻りを窺う場面もあった。好材料が出された銘柄や値動きの軽い銘柄に、春分の日を前にした個人投資家の買いが集まり、株価指数を下支えした。

    ただ、明日の春分の日や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を前に、様子見ムードも根強く個人の投資家による積極的な上値を追った動きは限られた。
    その一方で、直近の新規上場銘柄やバイオ関連銘柄の物色はみられた。
    値上がり銘柄数は132、値下がり銘柄数は137となった。

    きょう新規上場したIT(情報技術)人材仲介のギークスは午前に公開価格を50.3%上回る2900円で初値を付けた。午後も買いの勢いは続き、制限値幅の上限(ストップ高)水準にあたる3400円で初日の取引を終えた。

    個別ではCRI・ミドルウェア、シリコンスタジオ、バリューゴルフ、SKIYAKI、窪田製薬ホールディングスなど6銘柄がストップ高となった。中でも窪田製薬は連日のストップ高となった。
    そーせいグループ、リンクバルは一時ストップ高となった。
    マーケットエンタープライズ、はてな、EduLab、リンク、リックソフトなど9銘柄は昨年来高値を更新した。
    ASJ、カオナビ、ジーニー、エクストリーム、ファンデリーが買われた。
     
    一方、タイセイ、アクセルマーク、ミンカブ・ジ・インフォノイド、Delta−Fly Pharma、中村超硬が昨年来安値を更新した。
    シルバーエッグ・テクノロジー、オンコリスバイオファーマ、リネットジャパングループ、AmidAホールディングス、ラクスルが売られた。
     
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比18円75銭高の2万1585円60銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、2.87ポイント高の1613.10で始まった。
     
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに前日の終値近辺で横ばい。円相場の下落や米国での半導体株の上伸を背景に、東京市場でも同関連株などの値上がりが目立つ。
    しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前にした段階では積極的に上値を追う勢いはなく、日経平均の動きは限定的となっている。
    外国為替市場では、1ドル=111円60銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    日経平均構成銘柄では、三井金属、楽天、丸井G などが値上がり率上位。半面、千代化建、ソニー、長谷工 などが値下がり率上位。
     
    個別では、東エレク、村田製、信越化が値を上げ、キーエンスは上伸している。トヨタが高く、日立は底堅い。ZOZOが買い優勢で、ファーストリテは小じっかり。武田は堅調。三井住友が強含んでいる。
    半面、任天堂とソニーの下げがきつく、ソフトバンクG、スズキ、三菱UFJがさえない。
     
    本日の物色動向としても、国内証券による評価を受けた5Gテーマ株のほか、直近IPO銘柄やバイオ株についても選別色が出てきている。
    明日は、春分の日の祝日のため休場となるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとするムードは市場には根強く残っており、米中協議への警戒感も再燃していることから積極的に売買を手がける動きは限られている。
     
    後場も明確な方向感は出にくいとみられる。薄商いのなか、後場にかけて短期筋による先物を手仕舞う動きが強まる展開には注意が必要である。
     
     
    ランチバスケットは24件、174.99億円、10億売り越し。
     

    東証マザーズ指数は前日比6.48ポイント高の944.08ポイントと反発した。
    明日が春分の日の祝日で、飛び石連休となることもあり、値動きの軽い中小型株への物色が中心となっている。マザーズ市場では、好業績銘柄や材料株への個人投資家による押し目買いの動きが継続している。
    値上がり銘柄数は129、値下がり銘柄数は143となった。

    本日、上場したギークスは公開価格を50.3%上回る2900円で初値を付けた。
    前引けは3200円となった。
    同社はITフリーランスの働き方を支援し、企業向けに技術リソースのシェアリングを提供するIT人材事業、ならびにIT人材育成、ゲーム・動画制作などを手掛けている。

    個別では、シリコンスタジオがストップ高となった。CRI・ミドルウェア、そーせいグループは一時ストップ高となった。
    EduLab、リンク、リックソフト、窪田製薬ホールディングス、レアジョブなど6銘柄は昨年来高値を更新した。
    メルカリ、サンバイオ、バリューゴルフ、ASJ、リンクバル、ジーニー、ファンデリーが買われた。
     
    一方、タイセイ、ミンカブ・ジ・インフォノイド、中村超硬が昨年来安値を更新した。
    ラクスル、アンジェス、弁護士COM、シルバーエッグ・テクノロジー、リネットジャパングループ、クックビズ、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、アイリックコーポレーションが売られた。
     
     

    20日午前の日経平均株価は小幅に反発し、午前の終値は前日比16円78銭高の2万1583円63銭だった。
    朝方は米中の通商協議が難航しているとの見方が広がり、日経平均は軟調だった。
    休日を控えて、短期スタンスの海外投資家が株価指数先物に手じまい売りを出し、現物株の売買にも波及、市場参加者が限られ、方向感が出にくい相場展開だった。
    前引け間際には再度プラス圏に持ち直したが、全般的には、現地20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表やあすの祝日を控え、様子見気分となった。
     
    一方で、3月決算期決算企業の権利付き最終売買日を26日に控え、個人投資家による配当や株主優待狙いの買いが相場を押し上げた。ただ、米中の通商交渉が進むとの期待がやや後退し、株式相場の重荷となった。米中の通商協議を巡り「中国が米国の要求に抵抗していると懸念している」と伝わった。
     
    市場からは「FOMCの結果待ちで、あすが休場となれば手が出ず、開店休業状態だ。ただ、2万1500円固めの動きは続いている。FOMCを無事通過し、新年度相場に向けて値を保ってるかが注目される」との声が聞かれた。
     
    東証1部の出来高は5億3455万株、売買代金は9598億円。騰落銘柄数は値上がり1250銘柄、値下がり774銘柄、変わらず114銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、パルプ・紙、非鉄金属、卸売業などが上昇し、下落は証券・商品先物取引業、その他製品、小売業など。
     
    個別では、キーエンスが買われ、東京エレクトロン、村田製作所なども堅調。証券会社が投資判断を引き上げた三井金が上昇。楽天と丸井Gは上げた。トヨタ自動車も強い。キャリアデザインセンターが値を飛ばし、ルネサスエレクトロニクス、ブイキューブ、アイビーシーも高い。
     
    半面、ソフトバンクグループ(SBG)とファナックが下落した。米グーグルがゲーム事業に参入すると発表し、競争環境が激しくなるとの警戒感から任天堂、ソニーが下落した。スズキも売りに押された。鎌倉新書、スペースバリューホールディングスが大幅安、ジャパンディスプレイ、千代田化工建設も売られた。
     
    東証2部株価指数は前日比5.94ポイント安の6855.75ポイントと続落した。
    出来高2739万株。値上がり銘柄数は199、値下がり銘柄数は187となった。
     
    個別では、KHC、アドテック プラズマ テクノロジーが昨年来安値を更新。萬世電機、価値開発、ストリーム、FDK、省電舎ホールディングスが売られた。
     
    一方、イムラ封筒、大丸エナウィンが昨年来高値を更新。ピーエイ、リテールパートナーズ、村上開明堂、堀田丸正、誠建設工業が買われた。
     

    日経ジャスダック平均株価は小反発した。前引けは前日比5円33銭高い3453円95銭となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、東証1部の主力銘柄を手掛けにくくなるなか、値動きの軽い中小型株に投資余力のある個人投資家の買いが集まった。
    好材料発表銘柄、バイオ関連や最近、新規上場した銘柄の上昇が目立った。
    値上がり銘柄数は305、値下がり銘柄数は281となった。
     
    個別では、アトムリビンテック、ワークマン、澤田ホールディングスが昨年来高値を更新した。
    東映アニメ、フェローテク、ケイブ、新日本建物、アクセスグループ・ホールディングス、オールアバウト、パレモ・ホールディングスが買われた。
     
    一方、イハラサイエンス、エヌ・シー・エヌ、共栄セキュリティーサービス、プリントネットが昨年来安値を更新した。
    セリア、マクドナルド、ハーモニック、エムティジェネックス、シライ電子工業、多摩川ホールディングス、細谷火工、シダーが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    20日の日経平均株価は、前日比18円20銭安の2万1548円65銭と小幅に続落してスタート。手掛かり材料に乏しい状況が続くなか、昨日19日の弱い動きが継続し、売りが先行したようだ。
     
    前日のNYダウが小幅ながら5日ぶりに反落、東京市場も前日に続き利益確定売り圧力が意識される展開。ただ、米国ではナスダック総合指数は高く、外国為替市場でも1ドル=111円40銭近辺で推移するなどここ数日の円高基調に歯止めがかかっており、主力輸出株などは底堅さを発揮しやすい環境にある。
     
    また、配当権利取り狙いの買いなどが引き続き全体指数を支える可能性も。米FOMCの結果待ちで目先は売りも買いも積極的なポジションを取りにくい。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、15業種が高く、値上がり上位に石油、電力ガス、ゴム製品など。一方、値下がりで目立つのはその他製品、精密機器、水産など。
     
    個別では、ソニーは大幅安。日立、スズキが売られ、ファナックは軟調。任天堂が値を下げる。ソフトバンクGは軟化。JAL、三井住友、三菱UFJ、7&iHDが売られている。
     
    半面、キーエンスが上伸。トヨタが堅調。東エレク、武田は値を上げ、ZOZOは小幅高。JXTGは小じっかりの展開。

     
    225先物は、UBS・JP・日興・GS・シティが買い越し。
    野村・ソジェン・メリル・アムロが売り越し。
    TOPIX先物はJP・メリル・バークレイズ・アムロ・大和が買い越し。
    GS・モルスタ・シティ・ドイツ・野村が売り越し。
     
    テクニカル的には、石油資源(1662)、三住建設(1821)、フージャーズ(3284)、電算システム(3630)、日本紙(3863)、日曹達(4041)、一工薬(4461)、TOTO(5332)、文化シャッタ(5930)、アイチコーポ(6345)、日立(6501)、富士通(6702)、ファナック(6954)、大真空(6962)、エクセル(7591)、興銀リ(8425)、タカラレ(8897)、ニチイ学館(9792)が動兆。



     


    「一応株高の日の水曜日」
     
    NY株式市場は小動き。
    「FOMCでハト派姿勢が確認されるとの楽観的な見方が対中貿易交渉を巡る懸念に相殺された」との解釈だ。
    個別ではフォード、エヌエヌビディアが上昇。
    フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は一時1.6%上昇。
    6カ月強ぶりの高値水準を回復した。
    1月の製造業新規受注は市場予想に届かず着地。
    製造業出荷も4カ月連続のマイナスとなり、製造活動や米国経済の鈍化が一段と示された。
    「FOMCを控え大きな動きはないだろう。
    多くの市場関係者はドット・チャートがどうなるかに関心を寄せている」という見方だ。
    「市場予想を大幅に下回った2月の米雇用統計など今月発表された弱い経済指標がFRBの利上げ停止姿勢をサポートしている」という声も聞こえる。
    10年国債利回りは2.6%台。
    ドル円は111円台前半。
        
     
    火曜の日経平均は反落。
    寄り付き26円安、一時1円高があって大引けは17円安。
    日中値幅は150円以上あったが結局は小幅安だった。
    日足は何げに3日連続の陽線。
    TOPIXの下落率は0.21%(日経平均は0.08%)。
    下落寄与度が高かったのはユニー・ファミマ。
    1柄で24円分押し下げていた。
    「NY株高に連動できなかった点はネガティブだ。
    だが後場に崩れなかったことで、下値の堅さは印象づけられた」との見方もある。
    下値のポイントは5日線(21435円)や25日線(21401円)だった。
    値上がり597銘柄。値下がり1464銘柄。
    新高値12銘柄。新安値16銘柄。
    騰落レシオは103.71。
    25日線からは0.8%のプラスかい離。
    200日線からは1.9%のマイナスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.391%。買い方▲10.952%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.450%。買い方▲16.246%。
    空売り比率は41.9%。11日連続の40%超だ。
    空売り規制なし銘柄の比率は5.9%と低下。
    3月15日時点の信用買い残は499億円増の2兆4118億円(2週ぶりの減少)。
    同信用売り残は437憶円増加の9307億円(2週連続増加)。
    日経HVは13.3、日経VIは15.74。
    日経平均採用銘柄のPERは12.56倍でEPSは1717円。
    PBRは1.14倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比20円高の21390円。
    高値21520円、安値21275円。
    大証夜間取引終値は日中比30円高の21400円。
    ボリンジャーのプラス1σが21615円。
    とにかく21600円台の終値が欲しい水曜日。
    気学では「押し込んでも戻す日。悪目買い方針良し」。
    金曜は「数日来高いと吹き値売り方針で駆け引きせよ」
    一応「株高の日」。
     
    NYダウは26ドル高の25887ドルと5日ぶりの反落。
    NASDAQは9ポイント高の7723ポイントと3日続伸。
    S&P500は0.37ポイント安の2832ポイントと3日ぶりの反落。
    ダウ輸送株指数は137ポイント安の10277ポイント。
    SOX指数は1.37%上昇。
    VIX指数は13.58。
    225先物CME円建ては大証日中比20円高の21390円。
    ドル建ては大証比50ポイント高の21420ポイント。
    大証夜間取引終値は日中比30円高の21400円。
    ドル円は111.37円。
    10年国債利回りは2.617%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ファンデリー(3137)・・・動兆
     
    ファンデリーに注目する。
    同社は生活習慣病患者や予備軍向け等に健康食を宅配。
    定期注文型の健康弁当が拡大基調。
    新工場の工場内物流自動化や生産設備を拡大。
    同工場では味を訴求した若者向け弁当を生産、新たな顧客層獲得を狙う。


    (兜町カタリスト櫻井)
     

    20日の東京株式市場は、手掛かり材料に欠けるなか、もみ合いとなりそうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1400円-2万1700円。
    現地19日のNYダウ平均は5日ぶりに反落、26ドル安と下げは小幅だった。ナスダック総合指数がプラスで終え3日続伸した点は下支えとなるため、ネガティブな反応は限定的と考える。基本的にはFOMCを前に動きづらい展開が想定される
     
    株価指数の上値の重さが意識されるなか、明日が春分の日の祝日で、飛び石連休となることもあり、新たな手がかりには乏しい中、2万1500円を意識しながらの小動きが続くと予想する。値動きの軽い中小型株への物色が中心となりそう。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(19日終値は111円26-28銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の半ば(同126円24-28銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比20円高の2万1390円だった。

     
    【好材料銘柄】 
     
    ■キャリアデザインセンター <2410>
    上期経常を20%上方修正。好調な業績を踏まえ、株主優待を実施する。19年3月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に、新潟県魚沼産コシヒカリ(予定)5kgを贈呈する。
     
    ■日本コークス工業 <3315>
    今期経常を15%上方修正。発行済み株式数(自社株を除く)の1.69%にあたる500万株(金額で4億9000万円)を上限に、3月20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
     
    ■ソフトブレーン<4779>
    楽天損害保険が営業支援システム「eセールスマネージャーRemix Cloud」を導入。
     
    ■リテールパートナーズ<8167>
    発行済み株式数(自社株を除く)の6.43%にあたる300万株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月20日から8月23日まで。
     
    ■新日本建物<8893>
    利益配分に関する基本方針を変更。配当性向30%をメドに株主還元を実施する。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    20(水)
    3月の月例経済報告
    日銀金融政策決定会合議事要旨(1/22〜23開催分)
    《決算発表》
    クスリのアオキ、石井表記
     
    【海外】
    パウエルFRB議長会見
    半導体などの見本市「セミコン・チャイナ」(上海 〜3/22)
    《米決算発表》
    マイクロン・テクノロジ、ゼネラル・ミルズ
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
    ■大和ハウス<1925>
    21年度までに国内外の物流施設開発に4000億〜5000億円投入

    ■ALSOK<2331>
    屋外にも常駐可能な警備ロボット開発 工場警備向けなど

    ■キーコーヒー<2594>
    環境変化に強いコーヒー豆の生産に注力 産地減少受けて

    ■高千穂<2676>
    中国社製のAIを使った自動販売機を販売 映像分析で無人決済

    ■焼津水<2812>
    東南アに液体調味料の生産拠点開設へ 日本食人気で販路開拓

    ■三井化<4183>
    バイオマス発電所の診断事業を本格化 太陽光の分析技術を活用

    ■富士フイルム<4901>
    個人向けECモール事業に参入 画像データで好みを分析

     

    [概況]

    東京時間に当日安値111.145円まで下げたドルは其の後揉み合いに戻り、米株価指数先物が時間外取引で買われ、米国債利回りが上昇するとドルも買われてNY市場朝方にはそれまでの高値を上抜き、当日高値111.485円まで上昇した。
     
    其の後NY株式市場も上昇で始まったが、続いて発表された1月製造業受注と1月耐久財受注は共に予想を下回ってドルは上値を抑えられ、米中貿易協議で中国側が当初の合意から後退する姿勢を示していると報道されるとドルは売られ、NY市場中盤には上昇前の水準となる111.260円まで下落した。
     
    しかし下値を売り込む動きは無く、其の後は揉み合いとなり、最後は前日比-0.5銭の111.435円と前日とほぼ変わらずで引けた。ドルは111円前半で揉み合いが続いており、今後の動きはFOMC(日本時間21日3時)の結果待ちではないか。
     

    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

     19日のNYダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落し、前日比26ドル72セント安の2万5887ドル38セントで終えた。
     
    明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げに消極的な姿勢を示すとの見方から、買いが先行した。ダウ平均は上昇して始まり、上げ幅は一時195ドルに広がった。
    また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、両政府高官が来週から協議を再開すると報じた。協議は最終段階にあり、4月末の合意を目指しているといい、この報道が幾分株価を下支えしたもようだ。
     
    一方で、ブルームバーグ通信が19日、「(一部の米当局者は)中国が米国の要求に抵抗していると懸念している」と報じた。交渉が進んでいるとの期待が相場の支えになってきたため、先行き不透明感が嫌気された。この日は新規の買い材料に欠けたことも相場の重しとなった。
     
    FOMCの結果発表を20日に控えることも様子見ムードにつながった
    FOMCでは、2019年の利上げ回数の予想が前回会合の2回から、1回またはゼロ回に下方修正されるとみられている。「株式相場はかなりの『ハト派寄り』政策を織り込んでいるが、公表される実際の金利見通しを見極めたい投資家が買い手控えた」との指摘があった。
     
    市場関係者からは「株価がFOMCの政策決定の内容をほぼ織り込み、新たな材料がない中で、いったん利食い売りの動きが出た」との指摘が聞かれた。
     
    セクター別では、半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が上昇する一方で運輸や公益事業が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は3日続伸した。前日比9.468ポイント高の7723.946と昨年10月上旬以来の高値で終えた。エヌビディアなど半導体株の上昇が目立った。アマゾン・ドット・コムやアルファベット(グーグル)など主力株の一角も買われた。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,887.38−26.72
    S&P500種
    2,832.57−0.37
    ナスダック
    7,723.946+9.468
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,306.50+5.00   
    NY原油(ドル/バレル)
    58.98−0.05
    円・ドル
    111.39 - 111.40+0.13


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は小幅反落した。
    6月物は前日比15円安の2万1390円で引け、19日の大取終値を20円上回った。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を20日に控えて一段の買いに慎重ムードが広がり、日経平均先物は売りに押された。
    米経済紙は19日、米中貿易交渉について4月中の合意を目指すと伝えたが、反応は限られた。
    この日の6月物安値は2万1245円、高値は2万1495円。

    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    21390 ( +20 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    21420 ( +50 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】
     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7324.00(+24.81)
    FTSE100種総合株価指数は7日続伸した。前日の終値に比べ24.81ポイント高の7324.0と、2018年10月上旬以来、5カ月半ぶりの高値で引けた。構成銘柄の約7割が上昇した。資源株の値上がりが株価指数を押し上げた。
     
    個別銘柄では、資源商社のグレンコアは3.0%高と値上がりが目立った。鉱業のアントファガスタは、通期の利益は減少したものの、予想を上回る配当性向が好感され2.8%高と買われた。ネット専業スーパーのオカド・グループは5%超上がった。第1四半期の小売売上高が2桁の伸びを示したことが買い材料となった。
    スーパーマーケットのセインズベリーも上昇。同業のアズダとの経営統合をめぐり、英競争当局から先月に統合阻止か多数の店舗売却の必要性を指摘されたことに対応し、両社は19日に年10億ポンド相当の価格の引き下げを公約した。
    情報・出版のインフォーマと医薬品のヒクマ・ファーマシューティカルズはそれぞれ、アナリストによる投資判断引き上げが好感され、買われた。
     
    半面、ロシアの鉄鋼大手エブラズは4%近く下がった。ロシアの大株主による売却が響いた。出版のRELXも売られた。情報サービス大手レレックスは1.6%安、英銀大手スタンダード・チャータードは1.1%安とふるわなかった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11788.41(+131.35)
    ドイツ株式指数(DAX)は反発した。終値は前日と比べて131.35ポイント高の11788.41と、2018年10月上旬以来、約5カ月半ぶりの高値で引けた。
    米金融当局が利上げ停止の姿勢を強めるとの期待から、欧州各国の株式市場で買いが広がった。
    個別銘柄では、オンライン決済サービスのワイヤーカードと自動車のダイムラー、医薬・農薬大手のバイエルの値上がりが目立った。
    一方で、ドイツ銀行と電力のRWEは売られた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5425.90(+13.07)
     

03月20日 毎日コラム
株価は動く、そのシナリオを探す
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