[9273]コーア商事ホールディングス
[07月08日更新]
コーア商事ホールディングス<9273>(東1)は、医薬品原薬の輸入販売、および医薬品の製造販売・受託製造を展開している。20年6月期は大幅増益・増配予想である。新型コロナウイルスの影響は限定的だろう。中期的にも収益拡大を期待したい。株価は急伸した6月の上場来高値から一旦反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。なお8月12日に20年6月期決算発表を予定している。
■原薬販売事業と医薬品製造販売事業を展開
20年6月30日付で東証2部から東証1部に指定替えとなった。原薬販売事業および医薬品製造販売事業を展開している。商社機能と製造機能を併せ持つビジネスモデルである。19年6月期の売上高構成比は原薬販売事業72%、医薬品製造販売事業28%だった。
原薬販売事業は、コーア商事がジェネリック医薬品原薬を中心とする輸入販売を展開している。世界10ヶ国以上・90社以上の原薬製造企業から輸入し、国内100社以上の製薬企業向けに販売している。国内トップクラスの取引基盤・取扱商品を誇り、商社機能を核として「ジェネリックのベストパートナー」を目指している。
医薬品製造販売事業は、コーアイセイが医療用・一般用医薬品の製造・販売、および製薬企業からの受託製造を展開している。主力製品は炭酸ランタンOD錠(口腔内崩壊錠=口の中に入れると唾液で溶ける製剤)および注射剤である。
注射剤については3剤形(バイアル、アンプル、シリンジ)のうち、現在はシリンジを主力としている。19年6月には蔵王工場バイアルラインの引き渡しが完了し、バイアルの受託製造拡大を目指して受注活動を本格化させている。
中期成長戦略としては、原薬販売事業では長期収載品など新規マーケットの獲得、医薬品製造販売事業では蔵王工場における受託製造本格展開を推進する。原薬販売事業は安定収益源、医薬品製造販売事業は成長ドライバーという位置付けである。
■20年6月期大幅増益・増配予想
20年6月期連結業績予想(5月12日に売上高、利益とも上方修正)は、売上高が19年6月期比3.9%増の158億円、営業利益が61.1%増の19億50百万円、経常利益が54.3%増の19億70百万円、純利益が2.1倍の13億50百万円としている。配当予想(5月12日に期末6円上方修正)は、19年6月期比6円増配の30円(期末一括)である。
第3四半期累計は、売上高が前年同期比7.1%増の111億04百万円、営業利益が2.6倍の15億02百万円、経常利益が2.5倍の15億32百万円、純利益が4.1倍の10億56百万円だった。
原薬販売事業は1.0%減収、25.9%増益だった。高脂血症用剤用原薬が在庫調整などの影響で減少したが、抗生物質製剤など利益率の高い取引が好調だった。売上ミックス改善で大幅増益だった。医薬品製造販売事業は33.7%増収で黒字転換した。第2四半期から開始した一部製品の受託製造が寄与した。
通期も原薬販売事業における売上ミックス改善、医薬品製造販売事業における新規受託製造が牽引し、減価償却費増加などを吸収して大幅増益予想である。新型コロナウイルスの影響は限定的だろう。中期的にも収益拡大を期待したい。
■株主優待制度は毎年6月末の株主対象
株主優待制度は毎年6月末時点の株主に対して、保有株式数および保有期間に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)している。
■株価は上値試す
株価は急伸した6月の上場来高値から一旦反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。7月7日の終値は1947円、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS136円30銭で算出)は約14倍、前期推定配当利回り(会社予想の30円で算出)は約1.5%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS1353円80銭で算出)は約1.4倍、時価総額は約193億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月11日更新]
コーア商事ホールディングス<9273>(東2)は医薬品原薬の輸入販売、および医薬品の製造販売・受託製造を展開している。20年6月期大幅増益・増配予想である。新型コロナウイルスの影響は限定的だろう。収益拡大を期待したい。株価は上場来高値を更新した。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■原薬販売事業と医薬品製造販売事業を展開
原薬販売事業および医薬品製造販売事業を展開している。商社機能と製造機能を併せ持つビジネスモデルである。19年6月期の売上高構成比は原薬販売事業72%、医薬品製造販売事業28%だった。
原薬販売事業は、コーア商事がジェネリック医薬品原薬を中心とする輸入販売を展開している。世界10ヶ国以上・90社以上の原薬製造企業から輸入し、国内100社以上の製薬企業向けに販売している。国内トップクラスの取引基盤・取扱商品を誇り、商社機能を核として「ジェネリックのベストパートナー」を目指している。
医薬品製造販売事業は、コーアイセイの医療用・一般用医薬品の製造・販売、および製薬企業からの受託製造を主力としている。主力製品は炭酸ランタンOD錠(口腔内崩壊錠=口の中に入れると唾液で溶ける製剤)および注射剤である。
注射剤については3剤形(バイアル、アンプル、シリンジ)のうち、現在はシリンジを主力としている。19年6月には蔵王工場バイアルラインの引き渡しが完了し、バイアルの受託製造拡大を目指して受注活動を本格化させている。
中期成長戦略としては、原薬販売事業では長期収載品など新規マーケットの獲得、医薬品製造販売事業では蔵王工場における受託製造本格展開を推進する。原薬販売事業は安定収益源、医薬品製造販売事業は成長ドライバーという位置付けである。
■20年6月期大幅増益・増配予想
20年6月期連結業績予想(5月12日に売上高、利益とも上方修正)は、売上高が19年6月期比3.9%増の158億円、営業利益が61.1%増の19億50百万円、経常利益が54.3%増の19億70百万円、純利益が2.1倍の13億50百万円としている。配当予想(5月12日に期末6円上方修正)は、19年6月期比6円増配の30円(期末一括)である。
第3四半期累計は、売上高が前年同期比7.1%増の111億04百万円、営業利益が2.6倍の15億02百万円、経常利益が2.5倍の15億32百万円、純利益が4.1倍の10億56百万円だった。
原薬販売事業は1.0%減収、25.9%増益だった。高脂血症用剤用原薬が在庫調整などの影響で減少したが、抗生物質製剤など利益率の高い取引が好調だった。売上ミックス改善で大幅増益だった。医薬品製造販売事業は33.7%増収で黒字転換した。第2四半期から開始した一部製品の受託製造が寄与した。
通期も原薬販売事業における売上ミックス改善、医薬品製造販売事業における新規受託製造が牽引し、減価償却費増加などを吸収して大幅増益予想である。新型コロナウイルスの影響は限定的だろう。収益拡大を期待したい。
■株主優待制度は毎年6月末の株主対象
株主優待制度は毎年6月末時点の株主に対して、保有株式数および保有期間に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)している。
■株価は上場来高値更新
株価は高値圏モミ合いから上放れる形で上場来高値を更新した。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。6月10日の終値は1941円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS136円30銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想30円で算出)は約1.5%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1353円80銭で算出)は約1.4倍、時価総額は約192億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月20日更新]
コーア商事ホールディングス<9273>(東2)は医薬品原薬の輸入販売、および医薬品の製造販売・受託製造を展開している。20年6月期は上方修正して大幅増益・増配予想である。新型コロナウイルスによる業績への影響は、現時点では軽微としている。中期的にも収益拡大を期待したい。株価は急伸して年初来高値を更新する展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■原薬販売事業と医薬品製造販売事業を展開
原薬販売事業および医薬品製造販売事業を展開している。商社機能と製造機能を併せ持つビジネスモデルである。19年6月期の売上高構成比は原薬販売事業72%、医薬品製造販売事業28%だった。
原薬販売事業は、コーア商事がジェネリック医薬品原薬を中心とする輸入販売を展開している。世界10ヶ国以上・90社以上の原薬製造企業から輸入し、国内100社以上の製薬企業向けに販売している。国内トップクラスの取引基盤・取扱商品を誇り、商社機能を核として「ジェネリックのベストパートナー」を目指している。
医薬品製造販売事業は、コーアイセイの医療用・一般用医薬品の製造・販売、および製薬企業からの受託製造を主力としている。主力製品は炭酸ランタンOD錠(口腔内崩壊錠=口の中に入れると唾液で溶ける製剤)および注射剤である。
注射剤については3剤形(バイアル、アンプル、シリンジ)のうち、現在はシリンジを主力としている。19年6月には蔵王工場バイアルラインの引き渡しが完了し、バイアルの受託製造拡大を目指して受注活動を本格化させている。
中期成長戦略としては、原薬販売事業では長期収載品など新規マーケットの獲得、医薬品製造販売事業では蔵王工場における受託製造本格展開を推進する。原薬販売事業は安定収益源、医薬品製造販売事業は成長ドライバーという位置付けである。
■20年6月期は上方修正して大幅増益・増配予想
20年6月期連結業績予想(5月12日に売上高、利益とも上方修正)は、売上高が19年6月期比3.9%増の158億円、営業利益が61.1%増の19億50百万円、経常利益が54.3%増の19億70百万円、純利益が2.1倍の13億50百万円としている。配当予想(5月12日に期末6円上方修正)は、19年6月期比6円増配の30円(期末一括)である。
原薬販売事業における売上ミックス改善、医薬品製造販売事業における新規受託製造の寄与などで、売上高、利益とも上方修正した。売上高は減収予想から一転して増収予想となり、各利益は減価償却費増加などを吸収して大幅増益予想となった。
第3四半期累計は、売上高が前年同期比7.1%増の111億04百万円、営業利益が2.6倍の15億02百万円、経常利益が2.5倍の15億32百万円、純利益が4.1倍の10億56百万円だった。
原薬販売事業は1.0%減収、25.9%増益だった。高脂血症用剤用原薬が在庫調整などの影響で減少したが、抗生物質製剤など利益率の高い取引が好調だった。売上ミックス改善で大幅増益だった。医薬品製造販売事業は33.7%増収で黒字転換した。第2四半期から開始した一部製品の受託製造が寄与した。
新型コロナウイルスによる業績への影響は、現時点では軽微としている。中期的にも収益拡大を期待したい。
■株主優待制度は毎年6月末の株主対象
株主優待制度は毎年6月末時点の株主に対して、保有株式数および保有期間に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)している。
■株価は上値試す
株価は急伸して年初来高値を更新する展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。5月19日の終値は1670円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS136円30銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想30円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1353円80銭で算出)は約1.2倍、時価総額は約165億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
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