[2362]夢真ホールディングス
[01月27日更新]
夢真ホールディングス<2362>(JQ)は建設技術者派遣や製造・IT業界向けエンジニア派遣を展開している。21年9月期増収増益予想としている。需要が堅調に推移する見込みだ。在籍人数の増加、高稼働率の維持、派遣単価の上昇などで収益拡大基調だろう。株価は11月の戻り高値圏から反落して上値を切り下げたが、調整一巡して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。なお2月5日に21年9月期第1四半期決算発表を予定している。
■建設技術者派遣を主力にエンジニア派遣も展開
19年10月純粋持株会社体制に移行した。建設技術者(建設現場の施工管理技術者)派遣を主力として、製造・IT業界向けエンジニア派遣、その他(人材紹介、フィリピン現地人材への日本語教育、ベトナム現地人材の採用支援、ITエンジニア育成等)も展開している。
20年9月期セグメント別(連結調整前)売上高構成比は建設技術者派遣および付随事業64.5%、エンジニア派遣および付随事業33.8%、その他1.7%、利益構成比は建設技術者派遣および付随事業94.1%、エンジニア派遣および付随事業9.3%、その他▲3.4%だった。期末の建設技術者数は5348人、エンジニア数は3579人だった。
建設業界では東日本大震災後に工事量が増加基調となり、技術者需要も増加しているが、就業人数減少や高齢化で需要増加に対応できない状況が続き、派遣に対する需要が高水準に推移している。こうした状況も背景として、未経験者を採用して育成する戦略で高成長している。
■中期成長に向けてM&Aも積極活用
成長に向けてM&A・アライアンスも積極活用している。19年4月ITエンジニア派遣のインフォーメーションポートを子会社化、社会人向けオンラインプログラミング学習サービスの侍を子会社化、19年6月子会社の夢テクノロジーがシステム開発のBlueMemeと業務提携、19年7月ITエンジニア派遣のガレネットを子会社化、20年4月システムエンジニアサービス事業のアローインフォーメーションを子会社化した。
中期経営計画(21年9月期〜25年9月期)では、目標値に25年9月期売上収益1140億円、営業利益165億円、営業利益率14.5%、グループ合計期末技術者数1万8200人を掲げている。セグメント別計画は、建設技術者派遣および付随事業が売上収益565億円、利益91億円、技術者数8200人、エンジニア派遣および付随事業が売上収益555億円、利益90億円、技術者数1万人としている。
建設技術者派遣および付随事業では、建設技術者派遣業界における圧倒的NO.1企業を目指し、未経験者を含めて積極的な採用を継続するとともに、定着率改善の取り組みを推進して在籍人数を着実に増加させる。エンジニア派遣および付随事業では積極的な採用による在籍人数の増加に加えて、育成型エンジニア派遣NO.1企業を目指し、再研修プログラム制度の拡充などでスキルアップを図り、単価上昇と利益率改善を推進する。
■21年9月期増収増益予想
21年9月期の連結業績(IFRS)予想は、売上収益が20年9月期比4.0%増の610億円、営業利益が13.1%増の60億円、親会社所有者帰属当期利益が6.8%増の38億円としている。配当予想は20年9月期と同額の35円(第2四半期末15円、期末20円)である。
建設技術者派遣および付随事業、エンジニア派遣および付随事業とも需要が堅調に推移する見込みだ。積極的な採用と未経験者の育成による在籍人数の増加、高稼働率の維持、派遣単価の上昇などで収益拡大基調だろう。
■株価は戻り試す
株価は11月の戻り高値圏から反落して上値を切り下げたが、調整一巡して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。1月26日の終値は712円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円39銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の35円で算出)は約4.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS154円20銭で算出)は約4.6倍、時価総額は約561億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月30日更新]
夢真ホールディングス<2362>(JQ)は建設技術者派遣や製造・IT業界向けエンジニア派遣を展開している。21年9月期も需要が堅調に推移し、在籍人数の増加、高稼働率の維持、派遣単価の上昇などで増収増益予想としている。収益拡大基調だろう。株価は11月の戻り高値圏から反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。
■建設技術者派遣を主力にエンジニア派遣も展開
19年10月純粋持株会社体制に移行した。建設技術者(建設現場の施工管理技術者)派遣を主力として、製造・IT業界向けエンジニア派遣、その他(人材紹介、フィリピン現地人材への日本語教育、ベトナム現地人材の採用支援、ITエンジニア育成等)も展開している。
20年9月期セグメント別(連結調整前)売上高構成比は建設技術者派遣および付随事業64.5%、エンジニア派遣および付随事業33.8%、その他1.7%、利益構成比は建設技術者派遣および付随事業94.1%、エンジニア派遣および付随事業9.3%、その他▲3.4%だった。期末の建設技術者数は5348人、エンジニア数は3579人だった。
建設業界では東日本大震災後に工事量が増加基調となり、技術者需要も増加しているが、就業人数減少や高齢化で需要増加に対応できない状況が続き、派遣に対する需要が高水準に推移している。こうした状況も背景として、未経験者を採用して育成する戦略で高成長している。
■中期成長に向けてM&Aも積極活用
成長に向けてM&A・アライアンスも積極活用している。19年4月ITエンジニア派遣のインフォーメーションポートを子会社化、社会人向けオンラインプログラミング学習サービスの侍を子会社化、19年6月子会社の夢テクノロジーがシステム開発のBlueMemeと業務提携、19年7月ITエンジニア派遣のガレネットを子会社化、20年4月システムエンジニアサービス事業のアローインフォーメーションを子会社化した。
中期経営計画(21年9月期〜25年9月期)では、目標値に25年9月期売上収益1140億円、営業利益165億円、営業利益率14.5%、グループ合計期末技術者数1万8200人を掲げている。セグメント別計画は、建設技術者派遣および付随事業が売上収益565億円、利益91億円、技術者数8200人、エンジニア派遣および付随事業が売上収益555億円、利益90億円、技術者数1万人としている。
建設技術者派遣および付随事業では、建設技術者派遣業界における圧倒的NO.1企業を目指し、未経験者を含めて積極的な採用を継続するとともに、定着率改善の取り組みを推進して在籍人数を着実に増加させる。エンジニア派遣および付随事業では積極的な採用による在籍人数の増加に加えて、育成型エンジニア派遣NO.1企業を目指し、再研修プログラム制度の拡充などでスキルアップを図り、単価上昇と利益率改善を推進する。
なお20年5月には、子会社の夢真が運営(18年8月オープン)している建設業界特化求人サイト「俺の夢」のサイト閲覧数が累計700万PVを達成している。
■21年9月期増収増益予想
21年9月期の連結業績(IFRS)予想は、売上収益が20年9月期比4.0%増の610億円、営業利益が13.1%増の60億円、親会社所有者帰属当期利益が6.8%増の38億円としている。配当予想は20年9月期と同額の35円(第2四半期末15円、期末20円)である。
引き続き建設技術者派遣および付随事業、エンジニア派遣および付随事業とも需要が堅調に推移し、積極的な採用と未経験者の育成による在籍人数の増加、高稼働率の維持、派遣単価の上昇などで増収増益予想としている。収益拡大基調だろう。
■株価は調整一巡
株価は11月の戻り高値圏から反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。12月29日の終値は702円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円39銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の35円で算出)は約5.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS154円20銭で算出)は約4.6倍、時価総額は約554億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月30日更新]
夢真ホールディングス<2362>(JQ)は建設技術者派遣や製造・IT業界向けエンジニア派遣を展開している。20年9月期(IFRS任意適用、レンジ予想)増収増益予想である。21年9月期も収益拡大を期待したい。株価は水準を切り上げて戻り歩調だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■建設技術者派遣を主力にエンジニア派遣も展開
19年10月純粋持株会社体制に移行した。建設技術者(建設現場の施工管理技術者)派遣を主力として、製造・IT業界向けエンジニア派遣、その他(人材紹介、フィリピン現地人材への日本語教育、ベトナム現地人材の採用支援、ITエンジニア育成等)も展開している。
19年9月期の売上高構成比は建設技術者派遣68%、エンジニア派遣29%、その他2%、期末の建設技術者数は6099人、エンジニア数は3640人だった。なお20年9月期から、セグメント区分を建設技術者派遣および付随事業、エンジニア派遣および付随事業、その他としている。
19年10月には子会社の夢テクノロジーが外国人人材受け入れ制度における登録支援機関の認定を受けた。19年12月にはグループの稼働人数が9000名を突破した。20年5月には、子会社の夢真が運営(18年8月オープン)している建設業界特化求人サイト「俺の夢」のサイト閲覧数が累計700万PVを達成した。
■中期成長に向けてM&Aも積極活用
成長に向けてM&A・アライアンスも積極活用している。19年4月ITエンジニア派遣のインフォーメーションポートを子会社化、社会人向けオンラインプログラミング学習サービスの侍を子会社化、19年6月子会社の夢テクノロジーがシステム開発のBlueMemeと業務提携、19年7月ITエンジニア派遣のガレネットを子会社化、20年4月システムエンジニアサービス事業のアローインフォーメーションを子会社化した。
中期経営計画(19年9月期〜21年9月期)では、目標値に21年9月期売上高762億円、営業利益100億円、純利益68億円を掲げている。株主還元策は18年9月期以降、1株当たり配当額35円以上を維持する。ROEは30%以上を目指す。
セグメント別の計画は、建設技術者派遣の売上高580億円、営業利益80億円、期末技術者数7800人、エンジニア派遣の売上高250億円、営業利益18億円、期末技術者数5500人としている。
■20年9月期増収増益予想、21年9月期も収益拡大期待
20年9月期の連結業績予想(第1四半期〜第3四半期は日本基準、通期からIFRSを任意適用、5月11日に下方修正してレンジ予想)は、売上高が580億円〜600億円、営業収益が58億円〜66億円、親会社所有者帰属当期利益が37億円〜42億円としている。配当予想は19年9月期と同額の35円(第2四半期末15円、期末20円)である。
新型コロナウイルスの影響で、工事の一時中断・延長、派遣先の人員調整などにより、新規稼働の減少や稼働決定スピードの鈍化が想定されるとして、レンジ予想(6月以降の採用活動を通常ペースに戻した場合、20年9月期末まで採用ペースを抑制した場合の2パターンを想定)としている。特別損失にはフィリピンの子会社に係るのれん減損損失4億19百万円を計上する見込みだ。
セグメント別の計画は、建設技術者派遣の売上高が377億円〜390億円、利益が62.5億円〜68億円、期末在籍人数が5040人〜5700人、エンジニア派遣の売上高が193億円〜200億円、利益が6.5億円〜9億円、期末在籍人数が3290人〜3690人としている。
第3四半期累計(日本基準)は売上高が前年同期比17.0%増の441億18百万円、営業利益が23.5%増の46億58百万円、経常利益が27.2%増の47億88百万円、純利益が1.7%増の25億49百万円だった。需要が高水準に推移して増収増益だった。建設技術者派遣は10.2%増収で18.0%増益、エンジニア派遣事業は28.2%増収で2.1倍増益だった。
新型コロナウイルスで緊急事態宣言が発令された4〜6月期で見ても、高稼働率の維持、派遣単価の上昇、採用費などの経費圧縮などで5.0%増収、17.6%営業増益と増収増益を維持した。一時的に採用を抑制して既存社員の稼働を優先させた。エンジニア派遣事業の稼働率は前年同期を上回った。
第3四半期累計の営業利益進捗率はレンジ下限値に対して80.3%、上限値に対して70.6%と順調である。通期ベースでも収益拡大を期待したい。さらに21年9月期も収益拡大を期待したい。
■株主優待制度は廃止
株主優待制度については20年5月に廃止を発表(詳細は会社HP参照)した。公平な利益還元という観点などから総合的に検討し、配当による利益還元を安定的に実施していくことを優先する。
■株価は戻り歩調
株価は水準を切り上げて戻り歩調だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。10月29日の終値は759円、前期推定連結PER(会社レンジ予想連結EP上限値55円22銭で算出)は約14倍、前期推定配当利回り(会社予想35円で算出)は約4.6%、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS155円75銭で算出)は約4.9倍、時価総額は約599億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
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