今の株価が割安か、割高か(=売られすぎか、買われすぎか)という相場の過熱感を判断するときに使われる代表的なテクニカル指標が「RSI」、「RCI」、「ストキャスティクス」です。
今回は、「RSI」について見ていきましょう。
「RCI」ってなに?
「RCI(Rank Correlation Index)」は、日本語に訳すと「順位相関指数」と呼ばれ、"日数(一般的に9日)"と"株価"それぞれに順位をつけ、両者にどれだけの相関関係があるのかを指標化しています。
RSIと同じように、指標が上昇して高値水準にいれば割高、安値水準にいれば割安と見て、買われすぎ、売られすぎの判断をします。
通常のRCIは、−100%から100%の範囲で計算されることが多いです。
RCIの数値は、計算期間の株価が一日も下がらないで上昇し続けると+100%になり、逆に計算期間の株価が一日も上がらないで下降し続けると−100%になります。
複雑な計算式を覚える必要はありませんが、「RCI」も、急騰、急落の局面ではタイミングが取りにくい指標となっています。
RCIで見る売買シグナルの目安
<買いシグナル>
マイナス95以下からの反発・・・底値圏からの出直り
マイナス80以下がマイナス80以上になる・・・上昇転換
その他マイナスゾーンでの反発・・・下降傾向の停止
<売りシグナル>
プラス95以上からの反落・・・天井圏からの反落
プラス80以上がプラス80以下になる・・・下降転換
その他プラスゾーンでの反落・・・上昇傾向の停止
実践で活かす分析方法として、短期線、中期線、長期線のクロスや転換で売買タイミングを判断できます。
・短期線・・・9週線(ほぼ2ヶ月線)
・中期線・・・13週線(ほぼ3ヶ月線)
・長期線・・・18週線(ほぼ4ヶ月線)
*株価の動きは「小回り3ヶ月」とか「足かけ3ヶ月」といわれ、3ヶ月ぐらいの上昇と下降が転換期となりやすく、13週線を挟んだ2本の線を組み合わせ売買タイミングを判断します。
あるトレンドの終了を見る上で、上昇トレンドとしてRCIが長い間プラス圏にいたのに、あるときを境にマイナス圏に突入というのは「トレンドの変換」が起こったと判断するサポート材料になります。
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