株価が右肩上がりに上がって、過去最高の輝かしい歴史を刻んだ時の値を「上場来高値」と言います。
今年一番が、「年初来高値」。
「ストップ高で年初来高値を更新」なんて見出しを見ると、勢いを感じます。
さて日々これらを更新する銘柄を「まだ上がる」と見るか、「もう限界」と見るか。
ここで考えたいのは「きちんとした理由がありそう」なのか「上昇の背景は不明」なのか違いです。
新製品の登場や外部環境の変化で業容が上向いているならば、上場来高値もその先への一里塚。まだまだ上がる可能性に賭けられます。
そうでないならば「人気先行型の線香花火」の可能性があります。
高値を更新しなければ、株は次の高値に進めません。
「下手なナンピン、素寒貧(すっかんぴん)」の格言の通り、下がった株よりも上がった株
に勝機は多いのです。
(ナンピンとは、保有株で買値より下落した株を買います)
人生の熟達者にとっては、ジックリ考える時間があるのはチャンスです。
高値を連続して更新した銘柄をじっくり見て、自分自身が納得する「上がる理由」を探してみましょう。
その理由に納得できたら、MY銘柄の仲間入りです。
今が買い時と思えば、手に入れたらいいでしょう。
参考ですが、年初来高安値が、1000銘柄を超えれば、相場全体は反発・反落のタイミングです。これは滅多にありませんから、年初来高安値が400〜500になってきたら、そろそろ相場全体が反転するかもしれない、と備えたいものです。
【株式名言】
辛抱する木に金がなる