2019年の干支は「己亥(つちのと・い)」。
「己(つちのと)」は明るい中天の太陽。
「亥(い)」は暗闇の新月を象徴しているという。
十干である「己」と、十二支の「亥」の組み合わせ。
「己亥」は「ステップアップする充実したタイミングにありながら、どうも調子に乗るとチャンスを逃す年」。
ツチノトとは土の弟という意味で陰陽五行では陰の土にあたる。
土とは今、自分が立っているまさにその地のことを指し、全ての中心的存在という意味も持つ。
また、「己」は「おのれ」。
3本の棒に糸を巻きつけて糸束を作る糸車の象形文字で、多くの糸束を生み出す源。
転じて自分自身を意味するという。
決まり事や正しい行いといった意味もあり。
「己」は、生命が横溢して真っ盛りを迎えた時期。同時に正しい姿の自分という意味がある。
2019年はイノシシ年。
格言は「亥固まる」。
過去5回の相場では4回がプラス。
うち3回は2割以上も上昇している。
2007年 |
17,353.67円 |
→ |
15,307.78円 |
▲11% |
1995年 |
19,684.04円 |
→ |
19,868.15円 |
△ 1% |
1983年 |
8,021.40円 |
→ |
9,893.82円 |
△23% |
1971年 |
2,001.38円 |
→ |
2,713.74円 |
△35% |
1959年 |
671.28円 |
→ |
874.88円 |
△30% |
年も深まり2019年予想も出始めてきた。
サクソバンク証券2019年とんでも予想
1. |
アップルがテスラを1株あたり520米ドルで買収。その資金は用意した。 |
2. |
英国では、メイ首相に代わって、コービン労働党党首が首相に就任。「ポンド/米ドル」は為替の歴史上、初めて1.00に。保守党は内部から自己崩壊。 |
3. |
トランプ大統領がパウエルFRB議長に対して「お前はクビだ!」。これが実現すればFRB史上初めてのことになる。 |
4. |
世界通行税の徴収となれば、海運、航空産業に打撃。反グローバリゼーションと世界の温暖化が合体。 |
5. |
IMFがGDPの測定を止め、新たに生産性に関する指標の使用を促進。 |
6. |
太陽嵐が北米を通過。2兆ドルの損害が発生。 |
7. |
「メルケルママのお別れと、自動車産業の衰退」で、ドイツが景気後退期に突入。 |
8. |
EUがデットジュビリー(債務帳消し)を表明。 |
9. |
オーストラリアの住宅バブル崩壊で、オーストラリア準備銀行(RBA)が量的緩和策を実施。 |
10. |
企業の信用収縮でネットフリックスが倒れETFが下落する。 |
みずほ総研の2019年テールイベント
(1)米大統領弾劾
保護主義と国内分断による経済・社会への悪影響が露呈。共和党が民主党と組んでトランプ大統領を弾劾。
(2)英国EU離脱撤回
離脱協定が決裂し、メイ首相は辞任の上総選挙へ。労働党が勝利し、離脱取り止めの是非を問う国民投票を実施。離脱取り止めが選択される。
(3)中国、為替操作国認定
激化する米中関係を背景に米財務省は中国を為替操作国に認定。米中関係悪化に端を発したグローバルリスクオフを背景にドル円は100円割れ。原油価格40ドル割れで新興国不安に波及。
(4)北朝鮮開発に周辺国参画
米朝首脳会談、南北首脳会談が奏功。凍結されていた豆満江開発(中朝露国境)などが再始動。日本も条件付きでの参画を検討へ。
(5)新卒通年採用が急増
企業は就職協定廃止への対応を前倒し、新卒通年採用が急増。副業やテレワークも一気にブームとなり「働き方改革」元年に。
(6)消費増税再延期
米中貿易摩擦の激化と気候変動がグローバル経済の停滞を招き、安倍首相が3度目の増税延期を表明。日米欧の中央銀行は出口を封印、緩和モードへのバイアスも。
(7)自公維3党連立内閣発足
参院選で自公の議席が3分の2を割るが、維新の連立参加で対応。改憲の国民投票実施へ。IRにもはずみ。
(8)キャッシュレス
消費増税対策として導入されるポイント還元が追い風となり、急速にキャッシレス化が進展。2025年のキャッシュレス決済比率40%の目標を大幅な前倒しで達成。
(9)元年ベビーブームで関連消費が急増
新天皇即位と改元に合わせた元年ベビー誕生が相次いで、関連商品の販売は急増。2019年末の総人口はまさかの前年比プラスに。
(10)ラグビーW杯日本快進撃で経済効果
アジア初となる大会で日本代表チームが地の利を生かしてベスト4。インバウンド需要増加など経済効果も。訪日外客数4000万人を前倒しで達成。
来年の干支の亥を考えるヒント
年末年始の時期が近付くと、株式市場で毎年一定の人気を集めるのが、
来年の「干支銘柄」である。
来年の干支の亥を考えるヒントとしては、
猪+
鹿島(1812)+
蝶理(8014)大阪の繊維商社
■中国語では家猪は
ブタ
野猪がイノシシを意味し、単に「猪」といえば通常はブタのことを指す。
Sフーズ(2292)ブタ肉、
プリマ(2281)、
日ハム(2282)、
伊藤ハム米久(2296)、
丸大食品(2288)、
大株主三菱商事(8058)、
滝沢ハム(2293)
■猪八戒=西遊記ーインドを目指す
スズキ(7269)
GSユアサ(6674)本社は京都市南区吉祥院西ノ庄「
猪之馬場町」1番地
■NTT西日本と
日立製作所(6501)はICT(情報通信技術)機器を利用した鳥獣害対策システムを開発。総設置距離は5万9000キロ、 地球1周半:農作物の
鳥獣被害対策の防護柵。シカ・イノシシなどによる農作物の被害が深刻化。
防護柵は
日亜鋼業(5658)、
前田工繊(7821)。
漁網大手の
日東製網(3524)は鳥獣防止ネットを製品化。
猟銃メーカーでは
ミロク(7983)。
古野電気(6814)のGPSを利用した狩猟発信機ドッグナビ。
犬の首輪に着けると位置と周囲の音が確認できる。
ALSOK(2331)は「鳥獣わな監視装置」を販売。