20年ほど前から日本で普及してきた「タピオカ」ですが、ここ最近若者を中心に再び大ブレイクしています。
タピオカを飲むことを「タピる」、タピオカ店をめぐり、写真をSNSに投稿するような行動をタピオカ活動、略して「タピ活」というそうです。
このブレイクのきっかけは、黒タピオカドリンク発祥の店である台湾の「春水堂」が13年に海外1号店として代官山にオープンし、店舗を拡大したことです。
世界最大チェーン店である「CoCo都可」も17年に渋谷センター街で日本1号店をオープンさせるなど、じわじわと普及したタピオカは、個性的なビジュアルから「インスタ映え」すると、トレンドに敏感な女性を中心に爆発的にヒットしたのです。
そもそもタピオカとはどのような食べ物かというと、原料はキャッサバという南米原産のイモの一種です。
これを毒抜きし、根茎から採ったでんぷんを丸く固め乾燥させると「タピオカパール」となります。
このタピオカパールを2時間ほど茹でると「タピオカ」になり、通常乳白色のものをカラメルなどで色付けすると、私たちがよく目にする黒いタピオカになるそうです。
独特な食感が癖になるとともに、原料がでんぷんであることから腹持ちのいいおやつにもってこいですね。
このブームにあやかろうと、様々な企業がタピオカ商品を生み出しています。
神戸物産(3038)からは、自宅で簡単にタピオカドリンクが楽しめる冷凍タピオカ商品を売り出しており、欠品が相次ぐなど大人気商品となっています。
ファミリーマート(8028)では、定番ドリンクとしてタピオカミルクティーが登場しているほか、人気のフラッペにタピオカが入った斬新な商品が数量限定で発売されています。
エクセルシオール(3087)やタリーズ(2593)といったチェーンのカフェでも気軽にタピオカが楽しめます。
タリーズでは、有料ですが好きなドリンクにタピオカをトッピングすることが出来るそうです!
また、カフェではありませんが、かっぱ寿司(7421)でもタピオカドリンクを販売しているそうです。
お寿司屋さんのタピオカ、気になりますね。
しかしこのタピオカ人気、楽しんでばかりはいられないかもしれません。
なぜなら「
タピオカブームは株価暴落の前兆」というアノマリーがあるからです。
タピオカブームが初めて起こったのはバブルが崩壊している最中の1992年と言われています。
そして、第二次ブームが起こったのはリーマンショックが発生した2008年でした。
現在の第三次タピオカブーム、何事もないことを祈るばかりです。
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