【む行】
■無額面株式(むがくめんかぶしき)
無額面株式とは、名称の通り株数の表示があるだけで額面金額の定めがない株券をいいます。従来、株式会社は無額面と金額表示がされる額面のいずれかを発行することができたが、2001年6月の商法改正によって無額面株式のみとなった。
それ以前に発行されていた額面株式は取締役会の決議によって回収して再発行することもできるが、手続きや費用の負担が大きいことから再発行を行う会社は多くない。その場合、額面金額は意味を持たない数字として取り扱われる。
【理由】会社資金の調達を容易にするため,1950年の商法改正に際し,アメリカ法にならって採用された。 2001年の商法改正により額面株式が廃止されたため,額面・無額面の区別はなくなり,株式はすべて無額面となった。
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