毎日コラム
若い女性も殺到!!

「ワークマン」といえば、作業着でおなじみですね。
最近、「ワークマン女子」という言葉があるようにワークマンを利用する女性が続出している。
ワークマンは、低価格・高機能の特性を活かし、新業態「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」でファストファッション分野に進出。
アパレル業界で苦戦を強いられる企業が多いなか、ワークマンの新業態「ワークマンプラス」が大ブレーク中。
ワークマンプラスとワークマンで、コンセプトに大きな違いはない。

ワークマンプラスは、ワークマンの膨大な商品群のうち、一般受けするカジュアルウエアを中心に“切り出した”専門店。
ユニクロをはじめとしたファストファッションや、スポーツウエアブランドは数あれど、日本のアパレル市場には圧倒的な低価格と、職人品質の機能性を両立させたブランドはなかった。
ワークマンは、そこに目を着け、作業服のカジュアル化と、作業服起点で機能性を打ち出したワークマンのPB開発という2つの動きが重なり、一般消費者にも受け入れられる素地が整ったというわけだ。
 
ワークマンプラスは、女性客の取り込みに成功したことで、一般的に女性客が多いとされる大型商業施設への出店も可能になった。これは大きな収穫といえるだろう。
 
なおかつそこには「低価格高機能ウェアの潜在市場規模は4000億円」とのこと。
なかなかの規模となる市場ではあるが、目立った競合もおらず、同社としては積極出店により市場を独占したい考えだ。まずは数年で100店程度を展開し、200億円の売り上げを目指すとしている。
 
 
7月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比16.3%増と22か月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。
日照不足と低温で空調ファン付作業服など猛暑関連商品が伸び悩んだものの、長梅雨の影響により、「肌がさらさらZERO DRY半袖Tシャツ」や自社開発のドライ生地を使用した「AERO STRETCHカーゴパンツ」など衣服内の快適性を保つウェアが好調に推移。また、降雨日が多かったことでレインウェアや長靴など雨関連商品も売り上げを牽引した。
 
20年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)が前年同期比52.5%増の50.7億円に拡大して着地している。
ワークマン<7564>の株価は、この1年で約2.5倍に上昇している。
 

 
今後の動向に注目したい。
 
 
さて、女性が殺到といえば、近頃は、投資セミナーでも起きている。
「投資」や「資産運用」というと、どこかネガティブなイメージだったものが、最近では少しずつその考え方が変わり始めている。
私の講演する株式セミナーの参加者は、男性だけでなく、特に20代、30代、40代の女性の参加が増えてきている。
 

「老後2000万円問題」が騒がれたのは6月初旬のこと。
もとより今の20〜30代の方は、公的年金制度の先行きに疑問を持っていた。
もちろん政府も「貯蓄から投資」というスローガンを掲げ、iDeCoやNISAなどの認知を広めた事も、イメージの改善に一役買っているかもしれない。
 
「老後2000万円不足」問題は、金融業界のみならず日本全体にとってターニングポイントとなったことは間違いない。
私たち金融業界に携わる者たちが責任を持って取り組んでいくべき非常に大きな課題だろう。投資の意義や必要性を伝えていくのはもちろん、資産形成する機会をより幅広く、より大きな規模で提供していきたいと考えている。
 

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