文部科学省が発表した新しい「学習指導要領」で、2020年から小学校にて「プログラミング教育」が必修化されることが決まりました。
経済産業省が発表した調査では、IT社会がさらに進んでいく中、技術者が不足することが予想されているため、技術者不足を補うためのきっかけとなることも期待されています。
小学生のうちからプログラミング教育を受けさせることはこうした言語能力や論理的思考力を培う上でとても役に立つものです。
文部科学省によると、
プログラミング教育とは、子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育むこと、との見解が出ています。
プログラミング教育とは、実際にどんなものがあるのでしょうか。
1.プログラミング学習用ソフト「Scratch」(スクラッチ)で簡単なプログラミングを学ぶ
「Scratch」は小学生向けプログラミングスクールの教材としてよく使われています。
8歳から16歳向けに開発された教育用のプログラミング言語です。
Scratchではプログラミングと聞いて連想されるような複雑なソースコードを記述することなくプログラムを構築することができる初心者でも取り組みやすいのが特徴です。
本格的なプログラミングに取り組む前の教材としても優秀です。
本格的なプログラミングを学ばせたいと思っている人は「scratch」を学べるスクールなどで学習するのも有効です。
2. 「ロボットプログラミング」で学ぶ、自分で組み立てたロボットなどを動かす
「ロボットプログラミング」は画面上で組み立てたプログラムを動かす一般的なプログラミングとは違って、実際にロボットを組み立てそのロボットをプログラムによって動かすといったものです。
「ロボットを思い通りに動かすにはどんなプログラムを組めばいいのか」、「こんな動きをさせたいけどどんなロボットを組むのが最適か」など工作感覚で楽しむことができます。
「ロボットプログラミング」を起点にして様々な技術に触れることで、子どもなら、将来、夢の仕事に就けたり、大人なら、仕事に活用できるアイデアが生まれたりするきっかけになるかもしれませんね。
3. スマホアプリの開発に取り組みながらプログラミングの基礎、応用を学ぶ
スマートフォンは現在、日常生活に必要不可欠なデバイスです、小さい頃からスマートフォンを使うお子さんも多いのではないでしょうか?
お子さん向けのプログラミング教育の中には、スマートフォン上で動作するアプリを開発するスタイルのプログラミング教育もあり、子供のうちからスマートフォンに慣れ親しんでいる子は自分でアプリを作れるため、興味を持って取り組むことができるのではないでしょうか。
単純な操作を少しずつ楽しみながらやっていくことで、プログラミングに必要な論理性と批判的思考の力を養うことができると言うことです。
「プログラミング教育」といってもその内容は様々です。
「どんなプログラミング教育を受けさせるといいのだろうか?」と迷ってしまうかもしれません。
無理なく継続的に学習するためにはお子さんの興味・関心に合ったものを選ぶこと需要です。
2020年の小学校におけるプログラミング必修化に備え、プログラミング教室の需要が増加していると報じられています。
初歩的な入門講座に加え、高度な内容の講座も人気になっています。
「ソフトウェアを使いこなせる」だけではなく、「ソフトウェアを作りだすことができる」のがいま求められているIT人材像です。
AIやRPAの知名度向上を背景に、プログラミングへの関心は高まっており、今後も引き続き堅調な需要が続くことが予想されています。
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