毎日コラム
年末商戦に向けてゲーム機の競争加速へ
12月のボーナス、クリスマス、年末商戦に向けて、様々な商品(サービス)が売り出される。家庭用ゲーム機関連メーカーが目玉となる新商品を発表したり、スマートフォン向けゲームを手掛ける企業が最新情報を発信している。

この時期は、株式市場でも関心を集めている。

10/27 に、任天堂<7974>の大型タイトル「スーパーマリオオデッセイ」(NSW)が発売された。任天堂は10/31 に開催した 18/3 期上期決算説明会において同作の発売後 3 日間のセルスルーは全世界で 200 万本以上(同社推計)であったことを発表した。

また、10/31 に配信開始されたコロプラ<3668>スマホゲーム「ディズニーツムツムランド」のセールスランキングは徐々に上昇している。

パズルゲーム「ディズニーツムツムランド」は 11/8 に iOS セールスランキングで最高位 16 位を獲得し、堅調に推移している。
一方で 、11/2 に配信開始されたスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>のデジタルカードゲーム「ドラゴンクエストライバルズ」は 11/6〜7 に最高位 2 位を獲得したが、11/12 時点では 5 位にとどまっている。

ダウンロードランキングでも両者ともに配信開始からトップ 2 をキープしておりユーザー基盤の拡大が続いている。どちらも配信開始から 5 日間で、ディズニーツムツムランドは、累計利用者数が 200 万人突破(11/5 時点)、ドラゴンクエストライバルズはダウンロード数が 700 万を突破(11/7 時点)したことが各社 HP で公表されている。
また、ゲーム専用端末機のPS4、NSW、Xbox One シリーズ等は年末商戦に向けて競争加速している。

国内調査会社メディアクリエイトでは、 10/30〜11/5 週のハードの販売台数は、「Nintendo Switchが 6.4 万台と前週(12.6 万台)比でほぼ半減、「PlayStation4」は 2.8 万台(PS4 Pro 含む)と前週(2.4 万台)比で増加している。
クリスマス商戦に向けた増産効果がうかがえる。PS4 は、Activision Blizzard の大型ソフト「Call of Duty WWII」(販売本数16.8 万本)がけん引したとみられる。

Microsoftが放つ、Xbox One Xの発売が11月7日にマイクロソフトのハード「Xbox One」シリーズの上位機にあたる次世代ゲームコンソール「Xbox One X」が発売され、北米では人気になっている。

日本でも、事前予約分のみで日本向けの割り当ては完売となり、残念ながらXbox One Eliteに続いて店頭販売無しという状況になっている。
クリスマス商戦では PS4、NSW、Xbox Oneシリーズで競争が激しくなりそうだ。

株式市場ではこの時期、関連銘柄に先回り買いがみられる傾向がある。
しっかりチェックしておきたいテーマ株だろう。

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