毎日コラム
株の売買の基本の基本

一口に「株」と言っているが、証券会社を経由して、フツーに売買できるのは「上場企業」の株式だけというのは、長く仕事をしていれば、当然知っているだろう。
「一部上場企業」は、ちょっと敷居が高い存在だろう。
では、その上場企業はどれだけあるか、ご存じだろうか?

「一部上場企業」だけでも2000社強、ジャスダックやマザーズといった新興市場を加えると、3600社超もある。
そんなにもある銘柄の中で、どの銘柄を買ったらよいか考えると、途方に暮れてしまうかもしれない。

だから考え方を簡単にすることが重要だ。
手当たり次第に手を出さず、数十銘柄ほどに絞った中から、その時「上がる株」を選んで売買をする。

信用取引で空売りして「下がったところで利益を出す」様なワザは狙わない。

投資は、シンプルに「上がる株を買い、上がり切ったところで売る」。
これに徹して貰いたい。

「上がる株」は、実は上がっている銘柄の中にある。
狙っていた銘柄が上がりはじめたら、「待っていたぜ」と手に入れて欲しい。

そして「いつ売ればいいか?」のほうが難しい。
あれだけ欲しかった株なのに、買ってみると今度は怖くて仕方がなくなるからだ。

売り場探しの極意は2つ。
ーつは、最初に計画した売り園標に到達したら、構わずに売ること。
ますは、これで利益は確定になる。

「でも売った後にそれまで以上に、上がるんだよな」。
株価が上昇トレンドだから売れるんです。そんなこと当然でしょ。

だったら「目標値より上がっても、まだ持っておいて、下がりはじめたら売る」。
「少なくとも、最初の目標値よりも高い株価で売れる可能性がある」がもう一つの極意。
問題は、我慢できるかどうかになる。
50年、60年以上、鍛えてきたメンタル面の強さを、ここで発揮することが重要になるだろう。

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