ヒトが集まったり、人気のある製品は株式市場でも話題になるものです。
それが新しい製品だったり、サービスだったりすると、特に注目度は高まります。
任天堂の「ポケモンGO」が登場したのは、2016年夏。
巷では、多くの人がたむろしてポケモンを探す姿が目につきました。
当時の株式市場では、任天堂の株は値幅制限いっぱいのストップ高となったり、1日の売買代金が歴代トップの7000億円を超えたりしました。
新製品の登場が、先行き不透明だった任天堂の株価を復活させたのです。
商品やサービスの開発が企業を変身させた良い例になりました。
アメリ力ではiPhoneがボロボロだったアップルをよみがえらせ、一時は同社の時価総額は1兆ドル(約110兆円)と、日本のトヨタ(22兆円)の5倍に。
インターネットで儲けるビジネスの筋道を付けたヤフー。
1997年に上場した時の株価は154万円でしたが、その後分割をくり返し、1株が81万9200株になっていますから、
ずっと持っていたら数億円の財産になったというのは、業界では有名な話です。
ちなみに、コンビニを日本にはじめて持ち込んだ当時のセブンイレブンは(今、セブンアイホールディングスになっていますが)
1979年の1000株が3万8000株になっていますから、やはり180万円→数億円。
時間効果とあいまって、資産の増加に役立ちました。1年あまりで90倍になったゲームアプリのガンホーなども記憶に新しいところでしよう。
バイオの業界も世界的に大化け株の多いセクターです。
つまり、株式相場は今までになかったものを求め、それが登場した時には、最大限の評価をすると言えます。
空飛ぶ自動運転自動車、体内を駆け巡る診察ナノカプセル、完全ヒト型ロボットなど未来の技術は目白押し。
現役をリタイアし、社会との接点が薄くなった60代にとって、株式市場は、実は未来を応援し実現できる夢のような場所なのです。
【株式名言】
株価は企業の将来を映す鏡