買うと決めたらその方向で。
売ると決めたらその方向で。
場に向かってためらうことは望ましくありません。
指値で買おうとする時、そもそもその指値と現在の株価の差とは何でしょう。
少しでも安く買いたい、少しでも高く売りたいという欲望が指値の根源。
もっと大きな「上がる・下がる」という部分が忘れ去られているんです。
「成行」で注文すると、実際に買えた時に株価がいくらになるか不安という声も聞こえます。
それを防ぐためには
「寄り付き」か
「後場寄り」で売買すると良いでしょう。
これには理由があります。
寄り付きは板寄せと言い、高値の売りをマッチングさせていって、中心相場で最初の値段を決定します。
この時の成行注文は最優先でマッチングされるので、ほぼ確実に取引が成立します。
開場した後(ザラ場)は値段優先で、条件が同じなら発注が早いものから売買を成立させるオークション方式になるので、指値の場合は反対取引の相手が現れるまで成立しません。
寄り付きと引けの間のザラ場では、ウリカイの板が薄くなることもあります。
引けは売買できないこともあります。
しかし寄り付きは、確実に売買が成立します。
機関投資家の商いもほとんどは寄り付き。
株の売買は「寄りの商い」という姿勢を持つことができれば、少し前進したことになります。
【株式名言】
一文惜しみは天底逃がし
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