ガソリン高騰で家計に直撃している。
天候不順による野菜高騰や電気代上昇など、2018年も生活に身近な商品の値上げが続いている。
それに加えて、今年に入りガソリン価格がずいぶんと値上げを行ってきた。
18年5月にレギュラーガソリン価格(店頭価格)が150円を3年5カ月ぶりに超え、現在でも上昇し続けている。
資源エネルギー庁がまとめた9月25日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は1リットル154.3円となっている。
出典:資源エネルギー庁より Eimei.TVが作成
値上げが続く主な原因としては、原油(ガソリンの原材料)産油国のOPEC(石油輸出国機構)の協調減産が上げられる。
協調減産とは、原油の産油国で協力して、世界での原油の産出量を減らすことであり、産出量が減れば当然原油価格が上がってくる。
原油価格は、2016年の30ドル割れから18年9月現在で70ドル近くと倍以上の価格になっており、さらに当時より円安が進んでいることから一層ガソリン価格へ影響している。
また、ガソリン需要は年間2%程度の減少が続いており、安いガソリンが手に入りにくくなっている。 今まで販売量を追いかけていたスタンドも安値競争が難しくなってきている。
18年6月には、OPEC(石油輸出国機構)が増産を発表しているが、店頭ガソリン価格に反映されるまでには通常3カ月以上かかる見込みだ。
2018年は値上げの年であるが、2019年には、消費税増税も控えており、ますます家計が大変になってくる。
原油価格の動向は、経済に大きな影響を与えため、関連する銘柄に注目をしたい。
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