解説
■閑散に売りなし
大きな動きを繰り返した後、相場が上にも下にも行かず、出来高が減り、揉み合いになると商いが細っていく。
ついにはパッタリと株価が動かなくなったりします。
株価が動かなければ、売ろうにも買おうにも手の出しようがなく、したがって市場は閑古鳥が鳴くような寂しさとなる。
こういう状態が長く続けばたいていの人は嫌気がさし、持ち株があれば投げ出したくなるものです。
強気だった者も次第に弱気になって、ここで短気を起こさないこと。
そのような状態は、目先の売りも出尽くしていることから、何かの材料があると、きっかけとなり一気に上昇相場に転じることも多いので売らないほうがいいという考えで、チャンスを待つことです。
「閑散に売りなし」とは、そういう状況でうっかり売り込む愚を避けることを教えたものです。
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