解説
■天井三日 底百日
チャートの形を見てみて下さい。
様々な形がありますが山脈のような形になっているものが目につくでしょう。
なだらかな山の稜線を描くようにゆっくり上昇していき、突如急勾配となり、それを登りつめたとたん、急坂を一気に下り、再び上昇に転じるまで長い期間横ばいを続ける、と言うのが相場の典型的なサイクルと言えます。
これを日数で表現したのがこの格言です。
長期投資の人には関係のない格言ですが、短期の売買を考えている人は「勝負どきはわずかな期間だけ」ということを肝に銘じておく必要があります。
銘柄は利益を確定しそこなうとずるずる下げてしまい、長期低迷に巻き込まれます。
そうなった場合、損をするよりも恐ろしいのが投下資金を固定されてしまう事です。
これは次の有効なチャンスに投資する資金がなくなってしまい、利益を得られなくなってしまう事に繋がります。
そのときを逃がすと、長い間辛抱しなければならない羽目になってしまいます。
ただし、全てのチャートがこのような山脈になっているわけではありません。
おそらく投資家の心理を表している部分も大きいのではないでしょうか。
人間、つらい時は長く感じ、楽しい時は短く感じます。
その心境を言い表しているのかも知れません。
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