東証グロース(大引け)
値上がり優勢、米中貿易摩擦の激化懸念
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、米中貿易摩擦の激化懸念

 
東証グロース市場は米株安の影響で下落して始まったものの、関税の影響を受けにくいことや、主力株の一角に買いが集まったことで引けにかけて上昇に転じた。
ワタミ子会社との人手不足解消に向けた業務提携が好感され、タイミーが大幅続伸。月次売り上げが好調だったトライアルHDが大きく買われ、サンバイオも上昇した。一方、業績を下方修正したNPCが大幅反落。SynsやGNIなども売られた。
東証グロース市場は関税や為替の円高による悪影響を受けにくいことから後場にかけて買いが優勢となり、値上がり銘柄は74%に達した。
 
市場関係者からは「小売業の決算発表が堅調で、内需株への安心感から小型株に関心が向かったのではないか」との声が聞かれた。
業績に期待が持てる内需株を中心に個人投資家の押し目買いが入り、高値引けとなった。米中貿易摩擦の激化懸念から日経平均株価が大幅安となるなか、午前までは売りが優勢だった。
東証グロース市場250指数は続伸した。終値は前日比17.76ポイント(2.89%)高の631.40だった。グロースCoreも続伸。
グロース市場ではトライアルやタイミー、フリーが上昇した。一方、GENDAやジーエヌアイ、エヌピーシーは下落した。
値上がり銘柄数452、値下がり銘柄数129と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、ファンデリー、ミライロ、WACUL、GLOEがストップ高。アクセルマークは一時ストップ高と値を飛ばした。Synspective、トヨコー、ベガコーポレーション、勤次郎、クリーマなど10銘柄は年初来高値を更新。ケイファーマ、ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、QPS研究所、HENNGE、グッドパッチが買われた。
 
一方、ZUU、Amazia、エヌ・ピー・シー、プログリット、Atlas Technologiesが年初来安値を更新。シリコンスタジオ、ビザスク、売れるネット広告社グループ、インターファクトリー、セレンディップ・ホールディングスが売られた。
 
 

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