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【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、アイスペース株に売りが殺到
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東証グロース市場は月面着陸に失敗した宇宙開発を手掛けるアイスペース(9348)株に売りが殺到。ほかのグロース市場銘柄に対する個人の投資意欲も減退し、売りが優勢となっている。
アイスペース株は気配値を制限値幅の下限(ストップ安水準)である前日比300円(28.73%)安の774円まで切り下げ、午前は売買が成立しなかった。6日取引開始前に、月への着陸に向けて降下を始めた月面着陸船との通信回復が見込めず、月面着陸を確認することが難しいとして「ミッション2」終了を判断したと発表した。
市場では「アイスペース株の急落を受けて期待先行で買いを入れるリスクの高さが再認識されたようだ」との指摘があった。
東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比12.98ポイント(1.70%)安の748.56だった。グロース250、グロースCoreはともに続落。
グロース市場ではSynsやQPS研究所、アストロHDなど宇宙関連株が軒並み安となった。一方、エレメンツやデータセクは上昇した。
値上がり銘柄数215、値下がり銘柄数339と、値下がりが優勢だった。
個別ではイシンがストップ高。学びエイドは一時ストップ高と値を飛ばした。情報戦略テクノロジー、ククレブ・アドバイザーズ、dely、TENTIAL、ミークなど21銘柄は年初来高値を更新。レジル、売れるネット広告社グループ、MFS、ELEMENTS、オキサイドが買われた。
一方、イントランス、ステムセル研究所、GENDAが年初来安値を更新。イーディーピー、Synspective、yutori、Ridge−i、Institution for a Global Societyが売られた。
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