相場概況(大引け)
3日続伸 5カ月ぶり高値、米ハイテク株高で
東京株式(大引け)=3日続伸 5カ月ぶり高値、米ハイテク株高で
【大引け概況】

26日の日経平均株価は3日続伸し、終値は前日比642円51銭高の3万9584円58銭だった。1月24日(3万9931円)以来約5カ月ぶりの高値で終えた。

 
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 朝方はやや買い優勢でのスタートとなったが、その後日経平均は一貫して上値を伸ばす展開となり、後場に入っても上げ足が緩むことはなくこの日の高値圏で着地した。フシ目の3万9000円台を突破したことで空売り筋の買い戻しも誘発したもようだ。
前日は欧州株市場がほぼ全面安商状であったが、米国株市場ではNYダウが反落したもののハイテク株に根強い買いが続き、ナスダック総合株価指数は3日続伸と強さを発揮した。
 
個別ではエヌビディア<NVDA>が最高値を更新しており、これを受けて東京株式市場でも半導体関連株などに投資資金が誘導され、全体指数を押し上げる格好となった。これに先物主導のインデックス買いも加わって日経平均は上げ足を強め、一時上昇幅は670円あまりに達した。
製造装置のアドバンテストが上場来高値を更新し、レーザーテクが年初来高値を付けた。
 
今年に入っての東証プライム市場は日経平均が3万7000円〜3万9000円の範囲での売買代金が多く、足元の相場は3万8000円台で上値の重い展開が続いていた。きょうの上昇で明確に3万9000円台に乗せ、戻り待ちの売りが出にくくなったことが大幅高につながった面もある。
 
半面、トヨタやホンダといった自動車株は軟調だった。日米関税交渉が具体的な合意に至っていないことから、自動車関税を巡る先行き不透明感を嫌気した売りが優勢だった。長期目標の達成時期を5年延期すると26日に発表したルネサスが大幅安となった。
 
 


東証株価指数(TOPIX)は3日続伸した。終値は22.45ポイント(0.81%)高の2804.69だった。JPXプライム150指数も3日続伸し、10.94ポイント(0.90%)高の1232.85で終えた。
 
東証プライムの売買代金は概算で4兆9217億円、売買高は18億3014万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1189。値下がりは380、横ばいは59だった。
 
業種別株価指数(33業種)は非鉄金属、電気・ガス業、保険業、卸売業などが上昇。下落は精密機器、医薬品、食料品。
 
個別では、アドバンテストが大幅高で上場来高値を更新したほか、売買代金首位となったレーザーテックやディスコ、東京エレクトロン、レーザーテックなど軒並み上昇、ソフトバンクグループも活況高に沸いた。フジクラも高い。三菱重工業が物色人気、リクルートHD、任天堂、サンリオ、ソニーグループ、キーエンスも値を上げた。ファーストリテイリングが大きく水準を切り上げ、東京海上ホールディングスも堅調。荏原の物色人気が目立ち、フジミインコーポレーテッドも大幅高。サンウェルズ、荏原製作所、フジミインコーポレーテッドなどが上昇した。TOB期間延長で価格引き上げへの期待も高まったメドピアも値を飛ばした。
 
半面、ルネサスエレクトロニクスが大きく売り込まれ、三井E&Sも冴えない。HOYAが軟調、第一三共も下落した。5月の月次データをネガティブ視されたヤクルトが大幅安、リズムが続急落となったほか、GMOインターネット、シンクロ・フードなども大幅安となった。寿スピリッツ、双葉電子工業なども安い。楽天銀行も売りに押された。







 

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