相場概況(大引け)
713円高と3日続伸、4万円台回復
東京株式(大引け)=713円高と3日続伸、4万円台回復
【大引け概況】

27日の日経平均株価は3日続伸し、終値は前日比713円10銭高の4万0281円16銭だった。
 
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前日の米国市場では、NYダウが28ドル高と小幅に5日続伸。米長期金利の上昇の勢いが弱まり、主力株が買われた。為替は一時1ドル=158円台へ円安が進行した。この流れを受け、東京株式市場も日経平均株価は上昇してスタート。為替の円安や、今日から実質新年入りしたことで個人投資家の買いも膨らみ、日経平均株価は午前10時過ぎには4万円台を回復。半導体関連や自動車、大手重工など輸出関連株などが値を上げた。後場も日経平均株価は値を上げ一時4万300円台まで上昇し、結局、終値では7月19日以来となる4万円台に乗せ取引を終えた。
 
円安進行などを背景に東京株式市場では朝方から幅広い銘柄に買いが先行した。アドテストや東エレクなど値がさの半導体関連株が買われたほか、トヨタなど輸出関連株の一角も上昇した。
 
市場では「新NISA(少額投資非課税制度)の2025年分の非課税枠で買える初日であった点や、来年相場への期待など、複合的な要因で買われたのではないか。ただ、米国株に比べて出遅れていたとはいえ、ここまで上昇するとは思わなかった」との声が聞かれた。

さて、東京株式市場は外国人による先物買いが一気に強まり日経平均がボックスを上放れる形に入りつつある。自動車株や機械・電子部品株など円安メリットのあるセクターが買われ指数をけん引。本日から実質新年入りとなっており来年の株高を先回り買いする動きが顕著となった。チャートの形の上ではもみ合いを上放れる格好で、次は昨年7月につけた史上最高値(4万2426円)を目指すことになるのでは。

 

東証株価指数(TOPIX)は5日続伸した。終値は34.90ポイント(1.26%)高の2801.68だった。JPXプライム150指数は3日続伸し、17.58ポイント(1.43%)高の1247.13で終えた。
 
東証プライムの売買代金は概算で4兆3282億円、売買高は21億3623万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1356。値下がりは248、横ばいは31だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)は電気・ガス業、鉄鋼、電気機器などの上昇率が大きかった。下落は、鉱業、ゴム製品の2業種。
 
個別銘柄では、ファーストリテイリングやソフトバンクグループ(SBG)、TDKが上げた。トヨタ自動車やホンダが上昇。牧野フライスに同意なきTOBをかけたニデックが上昇し、牧野フライスはストップ高買い気配のまま大引けを迎え比例配分となった。このニュースが刺激材料となりオークマなど工作機械の一角も上昇。また、ディスコ、ソシオネクスト、東京エレクトロン、スクリーンHD、アドバンテスト、レーザーテッなど半導体関連も買われた。このほか、ディー・エヌ・エー、IHI、デンカ、ニトリHDなどが上昇した。
 
一方、ホンダとの統合比率が5対1となるとの報道を受けて日産自動車が下落したほか、三菱自動車も売られた。また、昨日買われた高島屋も利益確定売りが先行。このほか、INPEX、ヤマハ発動、古河電工、コニカミノルタ、JT、キヤノンなどが下落した。
JTやINPEX、古河電気工業が軟調。電通グループ、ブリヂストン、ヤマハ発が値を下げた。
 

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