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波乱含みの展開か |
Market Data
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【日経平均】
42633円29銭(△23円12銭=0.05%)
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【TOPIX】
3100.87(△17.92=0.58%)
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【グロース250】
782.12(▲2.87=0.37%)
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【プライム売買高】17億0144万株(▲4104万株)
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【売買代金】3兆9538億円(▲559億円)
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【値上がり銘柄数】1013(前日:673)
【値下がり銘柄数】547(前日:879)
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【新高値銘柄数】227(前日:134)
【新安値銘柄数】6(前日:2)
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【25日騰落レシオ】151.70(前日:144.68)
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■本日のポイント
1.日経平均は23円高と4日ぶり反発、方向感に欠ける展開に
2.ジャクソンホール会議でのパウエル議長の講演待ちの状態
3.銀行・保険・証券など金融株が上昇し、空運や化学株は軟調
4.三菱UFJや東京海上、野村が堅調で九州FGが買われた
5.JALやANAHDが安く、三井化学や信越化が値を下げる
今週は軟調展開となった。
日経平均株価は週初の18日こそ大きく上昇して4万3800円台に乗せたが、19日にソフトバンクGやサンリオなど足元の動きが良かった主力銘柄が大きく売られたことから、以降は調整色を強めた。
ソフトバンクGへの売りが続いたほか、アドバンテストなど半導体株も弱く、パウエルFRB議長の講演を前に買い手控えムードが強まる展開。
20日には600円を超える下落となり、4万3000円を割り込んだ。
19日から21日までは3日連続で3桁の下落。22日は小幅に反発したものの、週間では大きく水準を切り下げた。
日経平均は週間では745円の下落となり、週足では3週ぶりに陰線を形成した。
さて、来週は波乱含みの展開か。
米国で水曜27日にエヌビディアが決算発表を予定している。
足元で国内半導体株の値動きが不安定となっているだけに、同社の決算が大きな注目を集めることになるだろう。
東京株式市場で結果を消化するのは木曜で、週半ばまでは手がけづらさが意識される。
日経平均は8月19日に4万3876円まで上昇した後は失速しており、プライムの売買代金も減少傾向にあるだけに、「待ち」の姿勢が続く中で市場エネルギーの低下が懸念される。
また、エヌビディアの決算が市場に好感される内容であったとしても、国内半導体株が連れ高できるとは限らない点は留意しておく必要がある。
一方、日経平均は25日線(22日時点では4万1602円)近辺まで下げてくれば、調整一巡への期待が高まってくる。上値追いには慎重になるとみるが、深押しするようなら買いは入りやすく、週末まで強弱感が交錯した状態が続くと予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(22日現在)
5436.15 ボリンジャー:+3σ(13週)
45243.22 ボリンジャー:+3σ(25日)
44029.80 ボリンジャー:+2σ(25日)
43659.55 ボリンジャー:+2σ(13週)
43150.47 ボリンジャー:+2σ(26週)
43128.49 6日移動平均線
42980.00 均衡表転換線(日足)
42816.37 ボリンジャー:+1σ(25日)
42633.29 ★日経平均株価22日終値
41882.95 ボリンジャー:+1σ(13週)
41623.43 均衡表基準線(日足)
41602.95 25日移動平均線
40951.37 均衡表転換線(週足)
40696.89 ボリンジャー:+1σ(26週)
40389.53 ボリンジャー:-1σ(25日)
40106.35 13週移動平均線
39518.73 75日移動平均線
39423.58 均衡表雲上限(日足)
39176.11 ボリンジャー:-2σ(25日)
38729.56 均衡表雲下限(日足)
38503.57 200日移動平均線
ローソク足は寄り引けほぼ同値の小陽線から上下にヒゲを出して「十字線」に似た形状を描き、足元での売り買い拮抗を窺わせた。昨日に続いて下向きの5日移動平均線の下方で推移する一方、右肩上がりの25日線とのプラス乖離を維持しており、相場は上昇トレンド中のスピード調整局面にあるとみられる。
東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は151.69%と再び150%台に乗せて過熱感の強まりを示唆しており、大勢強気ながら目先は利益確定売りが上値を抑える可能性にも留意が必要となろう。
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