東証グロース(大引け)
値上がり優勢、見直し買い
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、見直し買い

 
東証グロース市場は、個人の見直し買いなどを支えに値上がりする銘柄が多くなった。
朝方は日経平均株価の軟調な推移につれ安する場面もあったが、日米の長期金利の低下で高PER(株価収益率)銘柄の多い新興株の相対的な割高感が薄れ、買いが優勢になった。前週末までの3日続落で値ごろ感の買いも入りやすかった。
 
プライム市場銘柄の変動幅が広がらず、「値動きを求める売買が、この日は新興企業銘柄に向かった」という。前週末にストップ高を付けたベースフードはこの日も大幅に上昇し、売買代金トップになった。
もっとも、新たな手掛かり材料がない中で個人の動きも全体に鈍く、ベースフードの売買代金も100億円に届かなかった。グロース市場の売買代金は5月9日以来の低水準だった前週末を下回った。
 
グロースCoreは大幅高。東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反発した。終値は前週末比8.54ポイント(1.37%)高の631.91だった。
グロース市場ではジーエヌアイやライフネット、タイミーが上昇した。一方、カバーやフリーは下落した。
 
札証アンビシャス市場に新規上場した伸和HDは、9時18分に公開価格である1650円を120円(7.27%)下回る1530円で初値を付けた。
 
値上がり銘柄数348、値下がり銘柄数200と、値上がりが優勢だった。
 
個別ではベースフード、アイ・パートナーズフィナンシャルが一時ストップ高と値を飛ばした。グロースエクスパートナーズ、はてな、スタメン、プロパティデータバンク、ライフネット生命保険は年初来高値を更新。ABEJA、Kaizen Platform、ファーストアカウンティング、グローム・ホールディングス、イトクロが買われた。
 
一方、光フードサービス、ROXX、INGS、アスア、キッズスターなど11銘柄が年初来安値を更新。ラストワンマイル、Heartseed、イオレ、トラース・オン・プロダクト、インティメート・マージャーが売られた。
 

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