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【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、投資家心理の改善
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東証グロース市場は日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)が連日で最高値を更新し、新興株市場にも投資家心理の改善を映した買いが入った。
市場関係者は「信用取引で買った株式の含み損益の度合いを示す信用評価損益率は改善傾向が鮮明だ。個人投資家の投資余力が増すなか、相対的に出遅れ感の強いグロース銘柄に物色が向かいやすかった」との見方を示した。あわせて「今後は大きな調整を挟まずに23年6月に付けた直近高値(864.77)を目指す可能性が高そうだ」と話した。
「内需中心で関税の影響が少なく、堅調な業績を確認して値動きが軽くなっている」と指摘。決算を好感された銘柄の上昇幅が大きく指数の伸びを支えた。また、「個別の材料で大幅に買われた銘柄も多い」といい、グロース市場では7割弱が上昇。売買代金も4営業日連続で2000億円を超え活況だった。
東証グロース市場250指数は3日続伸した。終値は前週末比11.97ポイント(1.52%)高の800.21と、2023年7月5日(810.74)以来2年1カ月ぶりに800台を回復した。
グロース市場ではタイミーやフリーが上昇した。一方、トライアルやサンバイオは下落した。値上がり銘柄数417、値下がり銘柄数164と、値上がりが優勢だった。
個別ではイタミアート、TENTIAL、農業総合研究所、アクセルスペースホールディングス、BTMなど9銘柄がストップ高。ククレブ・アドバイザーズは一時ストップ高と値を飛ばした。Lib Work、L is B、レジル、WOLVES HAND、タイミーなど58銘柄は年初来高値を更新。AppBank、アルファクス・フード・システム、コンヴァノ、日本動物高度医療センター、コラボスが買われた。
一方、ロジザード、クリーマ、キッズウェル・バイオ、メドレックス、インフォネットが売られた。
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