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不安定な展開か |
Market Data
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【日経平均】
38635円62銭(△83円56銭=0.22%)
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【TOPIX】
2694.07(△10.36=0.39%)
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【グロース250】
647.20(▲3.13=0.48%)
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【プライム売買高】18億1827万株(▲8837万株)
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【売買代金】3兆8803億円(▲4143億円)
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【値上がり銘柄数】1150(前日:1291)
【値下がり銘柄数】448(前日:309)
【新高値銘柄数】46(前日:47)
【新安値銘柄数】6(前日:7)
【25日騰落レシオ】108.63(前日:102.86)
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■本日のポイント
1.日経平均は83円高と続伸、一進一退で方向感に欠ける
2.前日のNYダウは、中東情勢の緊迫化が警戒されて反落
3.今晩の米9月雇用統計の発表を控え、様子見姿勢が強まる
4.三菱重や川重が高く、三菱UFJなど銀行株もしっかり
5.米港湾ストの終結が嫌気され郵船や商船三井など海運株が急落
週末ということで活発な売買は控えられたが、円安や半導体株人気によって高値圏ながらも堅調さは維持している。石破首相が当初のタカ派的姿勢からハト派に転換し、市場や経済を安定させる方向を示していることも下値不安の後退につながっている。中東問題で原油価格が急上昇してる点は不安だが、現状では極度のエスカレーションは避けられそうなところもありそうだ。
今週は、大幅安となった。前の週の金曜9月27日引け後に自民党総裁選の結果を受けて円高が急速に進んで先物が急落したことから、週明け30日の日経平均は1910円安と派手に下げた。
10月に入り1日は円高一服を好感して732円高、2日は中東の地政学リスクを警戒して843円安、3日は石破首相が追加利上げに慎重姿勢を示して円安が進んだことが好感されて743円高と、値幅を伴った上げ下げが続いた。
4日は米9月雇用統計の発表を前に方向感が定まらなかったが、83円高とプラスで終了。荒い動きが続いたが、月曜の下げが響いて週間では4桁の下落となった。
日経平均は週間では約1193円の下落となり、週足では4週ぶりに陰線を形成した。
来週は、不安定な展開か。
中東情勢の行方など見極め材料が多いことが背景だろう。ただし、3万8500円水準での底堅さがみられており、売り方の仕掛けづらい需給状況だろう。
米雇用統計の結果が注目されるが、足もとの雇用指標の結果からは、大幅利下げ観測が後退する可能性が高いだろう。日銀の追加利上げが後退するなか、日米金利差を狙った動きなども底堅さにつながりそうだ。
小売を中心に決算発表がいくつか出てくることから、個別物色は活況が見込まれる。
ノーベル賞の発表が相次ぐ週で、日本人の受賞があれば関連銘柄を掘り下げる動きも出てくるだろう。これらの点から悲観ムードはさほど高まらないとみる。
しかし、一時的でも円高が進むようなら指数は下に値幅が出ると思われるだけに楽観一辺倒にもなりづらく、強弱感が交錯し続けると予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
42540.28 ボリンジャー:+3σ(26週)
41369.99 ボリンジャー:+2σ(13週)
41149.89 ボリンジャー:+2σ(26週)
40869.33 ボリンジャー:+3σ(25日)
39772.89 ボリンジャー:+2σ(25日)
39759.51 ボリンジャー:+1σ(26週)
39688.59 ボリンジャー:+1σ(13週)
38740.32 均衡表転換線(日足)
38676.44 ボリンジャー:+1σ(25日)
38635.62 ★日経平均株価4日終値
38566.25 6日移動平均線
38369.12 26週移動平均線
38265.94 75日移動平均線
38007.20 13週移動平均線
37863.87 200日移動平均線
37723.91 新値三本足陰転値
37580.00 25日移動平均線
37538.72 均衡表基準線(日足)
37474.47 均衡表雲上限(週足)
36978.74 ボリンジャー:-1σ(26週)
36791.45 均衡表雲上限(日足)
膠着感が強かった。ローソク足は寄り引けほぼ同値の小陽線から上下に短いヒゲを出して「星」を描き、足元の売り買い拮抗状態を窺わせている。終値は5日移動平均線を再び上回るとともに、5日線下を走る25日線は緩やかな上昇を継続。一目均衡表も三役好転の買い手優勢パターンを維持したことから、地合いは大勢で強気と推察される。
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