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【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、利益確定売り
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東証グロース市場は国内債券市場で長期金利の上昇(債券価格は下落)基調が強まるなか、PER(株価収益率)の高いグロース(成長)銘柄の多い新興株市場では、相対的な割高感を意識した売りが出やすかった。午後は日経平均株価の上げ幅縮小につれ、新興株市場でも利益確定売りの勢いが増した。
東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比16.99ポイント(2.49%)安の666.45で、4月24日(659.21)以来約7カ月半ぶりの安い水準を付けた。グロース250、グロースCoreはともに続落。
売買代金上位に値下がり銘柄が多く入り、値がさ株の下落が重しとなった。財政悪化懸念や12月の利上げ観測を背景とした金利上昇の影響を挙げる市場関係者もいた。国内運用会社の担当者は「長期金利が上がる環境では新興株の割高さが嫌気されて売られる。夏場からこの傾向が続いているようだ」と話していた。
グロース市場ではトライアルやフリー、サンバイオが下落した。一方、MTGや技術承継機構、ノートが上昇した。
値上がり銘柄数122、値下がり銘柄数455と、値下がりが優勢だった。
個別ではカヤック、ラクオリア創薬、ライトアップ、タカヨシホールディングスが年初来高値を更新。BRANU、Retty、visumo、VALUENEX、ホープが買われた。
一方、トランスジェニックグループ、イメージ情報開発、免疫生物研究所がストップ安。ダイブ、PostPrime、ROXX、TMH、インフォメティスなど28銘柄は年初来安値を更新。総医研ホールディングス、サンバイオ、PRISM BioLab、セレンディップ・ホールディングス、QPSホールディングスが売られた。
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