東証グロース(大引け)
値上がり優勢、個人投資家の心理が上向き
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、個人投資家の心理が上向き

 
東証グロース市場は3営業日ぶりに反発。プライム市場で大型株の一角が大きく値を上げたことで個人投資家の心理が上向き、新興企業市場は幅広く値上がりした。
日経平均株価が昨夏以来の高値となるなど、プライム市場の堅調さは「心理面でも評価損益の面でも個人にプラスに働いた」とされ、朝から買いが広がった。サンバイオなど指数に影響しやすい主力銘柄の一角が派手に上昇したことも、指数を押し上げた。日経平均はドル円相場の軟化を背景に後場伸び悩んだが、新興企業銘柄は為替の影響が相対的に小さい上、「前週後半に下げた銘柄が比較的多かったことで、買われやすかった」といい、グロース250は堅調さを保った。
前週末に1カ月ぶりの安値をつけており、自律反発狙いの買いが入りやすかった。市場では「5日移動平均(748.30近辺)が上値抵抗線となり、一段の上昇は見込みにくい」との声があった。
東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比12.43ポイント(1.69%)高の748.25だった。
グロース市場ではサンバイオやタイミーが上昇した一方、ジーエヌアイなどが下落した。
値上がり銘柄数365、値下がり銘柄数215と、値上がりが優勢だった。
 
30日に東証グロース市場に上場したリップスは公開価格(3130円)を上回る3200円で初値を付け、終値は2843円だった。同日に東証スタンダード市場に上場したレントは公開価格(4330円)を上回る5730円で初値を付け、5340円で取引を終えた。
 
 個別ではインフォメティス、ナイル、東京通信グループ、いつもがストップ高。L is B、マテリアルグループ、タイミー、イオレ、キッズスターなど27銘柄は年初来高値を更新。スペースマーケット、サンバイオ、アジャイルメディア・ネットワーク、キャンバス、インテグラルが買われた。
 
 一方、ツクルバ、エータイ、みらいワークス、ステムセル研究所が年初来安値を更新。リンカーズ、フレアス、デリバリーコンサルティング、GreenBee、ククレブ・アドバイザーズが売られた。
 

戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv