東証グロース(大引け)
値上がり優勢、値頃感などによる買い
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、値頃感などによる買い

 
東証グロース市場は前週末の米株高の流れを引き継ぎ日経平均株価が上昇するなか、新興株にも買いが先行した。指数の上昇率は一時2%超に達したが、トランプ米政権の関税政策を巡る不透明感は根強く、大引けにかけては手じまい売りに押されて上げ幅を縮小した。
「米国株の下落がひとまず止まって下値不安が和らぎ、値頃感などによる買いが入った」といい、朝はグロース銘柄の8割超が値上がりした。
ただ、資金はサンバイオなど値動きの軽い特定銘柄に集中しがちだった。「先行き、まだ波乱はある」など警戒感が消えない中、上昇した銘柄には売りも出やすく、前場中盤以降は値下がり銘柄の数が若干増加。グロース250も上げ幅を縮めて終了した。
市場では「個人投資家の多くは足元の相場の乱高下で痛手を被っており、新規の資金流入は限られている」との声があった。
 
東証グロース市場250指数は3日続伸した。終値は前週末比2.52ポイント(0.40%)高の633.92だった。
グロース市場ではサンバイオやオキサイド、QPS研究所が上昇。一方、GENDAやトライアルは下落した。
値上がり銘柄数400、値下がり銘柄数180と、値上がりが優勢だった。
 
個別ではソーシャルワイヤー、WACULがストップ高。マーキュリーは一時ストップ高と値を飛ばした。Cocolive、MFS、トラストホールディングス、トヨコー、ティーケーピーなど21銘柄は年初来高値を更新。イメージ情報開発、スタメン、グロースエクスパートナーズ、夢展望、ファンデリーは値上がり率上位に買われた。
 
一方、Birdmanが年初来安値を更新。識学、Heartseed、カヤック、Synspective、トリプルアイズは値下がり率上位に売られた。
 

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