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【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、投資家心理の悪化
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東証グロース市場は円高による企業業績への懸念から東証プライム市場が全面安の展開となった。大型株下落による投資家心理の悪化がグロース市場にも波及した。
外国為替市場での円高・ドル安進行を受け、日経平均株価が急落するなか、新興株市場でも投資家心理の悪化を映した売りが優勢だった。
日銀は7月31日に政策金利の引き上げを決め、植田和男総裁は同日の記者会見で追加利上げの可能性も排除しない姿勢を示した。金利上昇圧力の強まりは、高PER(株価収益率)の成長株が多い新興株市場で相対的な割高感が意識される要因になるとの見方も重荷だった。
グロース250とグロースCoreは大幅安。
東証グロース市場250指数は大幅に反落した。終値は前日比24.95ポイント(3.85%)安の623.25だった。
グロース市場ではトライアルやインテグラル、GENDAが下落した一方、タイミーやセルシードが上昇した。
値上がり銘柄数58、値下がり銘柄数517と、値下がりが優勢だった。
個別ではAmazia、セルシードがストップ高。ベガコーポレーションは一時ストップ高と値を飛ばした。ビリングシステム、ボードルア、オンコセラピー・サイエンスは年初来高値を更新。タイミー、ペルセウスプロテオミクス、ペイクラウドホールディングス、旅工房、Liberawareが買われた。
一方、アズーム、WASHハウスがストップ安。Veritas In Silico、VRAIN Solution、Cocolive、イシン、カウリスなど68銘柄は年初来安値を更新。モダリス、TDSE、ロゴスホールディングス、GENDA、GA technologiesが売られた。
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