東証グロース(大引け)
値下がり優勢、利食いや戻り売り
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、利食いや戻り売り

 
東証グロース市場は金利上昇の影響を受けやすい新興市場も売りが優勢だった。
日銀の植田和男総裁の発言が12月の利上げを示唆していると市場で判断され、日経平均株価が下落。利上げの織り込みが進みグロース250指数は午後に入って下げ幅を拡大し、日中の安値圏で終えた。
前週末の米株上昇を引き継ぐように前場寄り付きこそグロース250はプラスだったが、短時間でマイナスに転じた。「新規の買い材料もなく、前週の上昇を受けた利食いや戻り売りが出やすかった」という。
今週は米国で経済統計の発表が多い上、12月は新規上場が多く「需給面の不透明さも買いを鈍らせた」とされる。創薬・バイオ関連銘柄の一角は強かったが、「最近よく動く創薬関連銘柄の間で乗り換えるような取引が中心で、新規の資金が流入した感じはなかった」との指摘があった。
 
東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前週末比16.09ポイント(2.30%)安の683.44だった。グロース250、グロースCoreはともに大幅安。
グロース市場ではデータセクやサンバイオが下落した。一方、ヒュマメイドやタイミーは上昇した。値上がり銘柄数153、値下がり銘柄数430と、値下がりが優勢だった。
 
1日に東証グロース市場に新規上場したBRANUは午前に公開価格(980円)を上回る1655円で初値を付けた。終値は1332円だった。
 
個別ではトランスジェニックグループ、免疫生物研究所、ラクオリア創薬、フェニックスバイオがストップ高。PRISM BioLab、総医研ホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。ウィルズ、HUMAN MADE、S&J、松屋アールアンドディ、スリー・ディー・マトリックスなど9銘柄は年初来高値を更新。イメージ情報開発、アクアライン、Rebase、クラスターテクノロジー、ミークが買われた。
 
 一方、PostPrime、ROXX、ダイナミックマッププラットフォーム、プログレス・テクノロジーズ グループ、ヒットなど12銘柄が年初来安値を更新。Amazia、レナサイエンス、TORICO、モンスターラボ、ティアンドエスグループが売られた。
 
 

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