東証株価指数(TOPIX)は16.57ポイント安の2867.61と、ともに続落して終わった。
米国株は上昇したものの、目先の上昇に対する調整などが意識されて、東京株式市場はやや売り優勢で取引を開始した。
売り一巡後、日経平均は午後に一時4万1112円と取引時間中の最高値を付けた。
ただ、買いは続かず失速。みずほFGや地銀など金融株が弱かったことから相対的にTOPIXが弱く、プライム市場の売買代金は3兆円台に留まった。
利益確定売りに押される銘柄が多かった。
今週は上場投資信託(ETF)の運用会社が配当にあたる分配金を捻出するために8日と10日に合計で1兆円強の売り需要が発生すると予想されていた。
市場では目先の需給悪化懸念で積極的に買いを入れにくい状況も相場の重荷になったとの見方があった。2024年3〜5月期の連結営業利益が市場予想を下回った安川電は大幅安となった。