5日続伸するのは、9月13-26日にかけて8連騰となって以来、約2カ月ぶり。
朝方は、足元での堅調な地合いや現地28日の米国株式が大幅に3日続伸したこともあり、買いが先行。一時260円を超える上げをみせる場面もあった。
米連邦準備理事会(FRB)の利上げ打ち止めが想定よりも早まるとの思惑で、投資家心理が強気に傾いた。米金利の先高観が後退し、株価指標面で割高な銘柄に資金が流入した。
ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値は重かった。日米金利差の縮小を見込み、ドル・円相場がじりじりと円高方向に進んだことも重しとなり、午後2時34分には、同64円15銭高の2万2241円17銭と、きょうの安値を付けている。
市場では「あすは週末・月末が重なることや、G20(20カ国・地域)首脳会議を控えることもあり、積極的にポジションを取る動きはみられず、様子見を決め込んだようだ」との見方があった。