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【大引け概況】
18日の日経平均株価は4日続落し、前日比329円44銭安の2万3193円80銭で終えた。
4日以来2週間ぶりの安値。
 
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米アップルが17日、新型肺炎の影響を理由に足元の売上高見通しに慎重な見方を示した。
また、米国が半導体製造機器の使用に関して、中国への新たな貿易規制を検討していると伝わったことも、市場心理を圧迫した。

先行きへの警戒感から東エレクや村田製などハイテク関連株に売りが膨らみ、相場下落に拍車をかけた。米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の時間外取引で米株価指数先物が下げ幅を広げると投資家心理が急速に冷え込み、日経平均は380円超安まで下落する場面があった。
 
外国為替市場では円相場が上昇し、アジア主要市場や時間外取引での米株価指数先物も下落。金融市場はリスクオフムードに傾きつつあり、「雰囲気は悪化傾向を強めている」のが現状と言える。
 
新型肺炎による企業業績への悪影響が顕在化し始め、投資意欲は急速に冷え込んでいる状況。アップル関連とされる電子部品株のみならず、開催イベントの見送りが相次ぐ日本では、「インバウンド(訪日外国人客)の影響を受けやすい化粧品や電鉄なども売られる展開」となり、相場の地合いの弱さは明らかとなっている。
 
JPX日経インデックス400は7日続落。終値は前日比190.31ポイント安の1万4954.26だった。東証株価指数(TOPIX)も7日続落し、22.06ポイント安の1665.71で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆1244億円。売買高は11億5325万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1865と、全体の86.3%を占めた。値上がりは248、変わらずは47銘柄だった。
 

業種別株価指数(33業種)は電気機器、金属製品、機械、情報・通信業の下落が目立ち、上昇は空運業のみ。
 
個別銘柄では、ソニーが安く、東エレク、村田製、SUMCO、ディスコ、キーエンスも下押した。ソフトバンクG、任天堂、トヨタ、日産自が値を下げ、大幸薬品が大幅安となり、資生堂、JR東日本は下落した。
 
半面、ファーストリテが値を上げ、リクルートHDはしっかり。ネットワンが上伸し、OLCは底堅く、ホンダが買い優勢、JALは買われた。。
 
東証2部株価指数は前日比122.39ポイント安の6925.76ポイントと続落した。
出来高7908万株値上がり銘柄数は91、値下がり銘柄数は352となった。
 
個別では、南海辰村建設、三光マーケティングフーズ、Oak キャピタル、日創プロニティ、ワシントンホテルなど17銘柄が昨年来安値を更新。レオクラン、マナック、キーウェアソリューションズ、アゼアス、新内外綿が売られた。
 
一方、スガイ化学工業がストップ高。ベース、昭和化学工業は一時ストップ高と値を飛ばした。日本リーテック、ロンシール工業、日新商事など4銘柄は昨年来高値を更新。ウェルス・マネジメント、リミックスポイント、エス・ディー・エス バイオテック、エヌリンクス、アートスパークホールディングスが買われた。