東証株価指数(TOPIX)は13.41ポイント安の1592.07と、ともに反落した。
前日までの大幅上昇を受け国内金融機関などから利益確定売りが出たほか、寄り付き前に発表された1月の機械受注が市場予想を大きく下回り、企業業績に対する警戒感が強まった。
短期志向の投資家が株価指数先物に断続的な売りを出し、現物株指数を押し下げた。ファストリなど主力の値がさ株や、機械・電子部品関連株の下落が目立った。
また、英国のEU離脱問題に対する先行き不透明感も買いを手控えさせている。株式需給面では、海外短期筋の先物売りや期末を控え国内機関投資家の持ち高調整の売りも影響した。しかし、下値では個人投資家の配当権利取り狙いの買いも観測され、後場は下げ渋る動きをみせた。
JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反落。終値は前日比119.01ポイント安の1万4160.91だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆1523億円。売買高は12億2571万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1648と、全体の8割弱を占めた。値上がりは411、変わらずは75だった。