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【大引け概況】


14日の日経平均株価は反発し、終値は前日比263円07高の3万7053円10銭だった。

 
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前日の米株式市場は、NYダウが537ドル安と4日続落し、昨年9月以来の安値圏に売られた。ナスダック指数も反落した。
トランプ政権の関税政策が、米国景気の悪化をもたらすことを警戒する売りが先行した。これを受け、日経平均株価は売りが先行し、一時200円近い下落となった。
ただ、3万6000円台後半の水準には値頃感からの買いが流入し、売り一巡後はプラス圏に切り返し3万7000円台を回復した。
 
特に、為替相場は1ドル=148円台半ばへの円安に振れたことも追い風となり、後場には一時300円を超える値上がりとなった。半導体など値がさハイテク株が買われた。株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)値は3万6483円79銭だったとみられている。算出日の日経平均株価がSQ値にタッチしない「幻のSQ」となった。
14日の日経平均は下げる場面でもこの水準を下回らなかったことから、目先の上昇を見込んだ買いが株価指数先物に入った。
 
13日の米株式市場では米関税政策を巡る警戒感からS&P500種株価指数が下げ、最高値からの下落率が「調整局面」入りの目安とされる10%を超えた。海外投資家の心理は悪化しているとみられるが、日本株の相対的な底堅さを手掛かりにした投機筋の買いが日経平均を押し上げた。
 
市場では国内機関投資家や投資余力のある個人投資家による買いを指摘する向きもあった。3月末を見据えて配当の権利取りが意識されやすい銀行などバリュー株の上昇が引き続き目立ったほか、フジクラなど電線株も買われた。
 
日経平均は反発したが、米国の追加関税や欧州による報復関税の動向など、先行き不安は拭えておらず、このまま反発基調が続くのかには疑問が残る。また、来週は18日から日米ともに、金融政策決定会合が予定されており、金融政策の修正があるのか、それとも今後の金融政策の変更についてどのような見解を示すのかを見定める必要がありそうで、全般は様子見ムードの強い展開が想定されよう。
 

 

東証株価指数(TOPIX)は3日続伸した。終値は前日比17.49ポイント(0.65%)高の2715.85だった。JPXプライム150指数は反発し、5.98ポイント(0.51%)高の1173.95で終えた。
 
東証プライムの売買代金は概算で4兆8369億円、売買高は19億1685万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は958、値下がりは600、横ばいは80だった。
 
業種別株価指数(33業種)は繊維製品、非鉄金属、銀行業などが上昇。海運業、空運業、サービス業などが下落した。
 
個別銘柄では、ディスコやアドバンテスト、レーザーテックが高く、フジクラが3日続伸したほか、古河電工も堅調推移。また、最大1000億円の自社株買いを発表したキヤノンが6日ぶりに反発したほか、ソフトバンクグループ(SBG)が買われた。ソニーグループやキーエンスもしっかり。三菱重工業や川崎重工業が値を上げ、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループが堅調だった。T&Dホールディングス、第一生命HDなど金融株も買われた。
このほか、メルカリ、東京電力HD、日本電気、SUMCOなどが上昇した。
 
一方、アリマンタシォン・クシュタールの会長が「撤退はない」などと発言したことなどが影響して、セブン&アイ・ホールディングスが軟調推移となったほか、ニトリホールディングスも弱く昨年来安値を更新。また、米景気減速懸念などが重しとなり、リクルートホールディングスも売られた。このほか、アシックス、JR東海、ヤマトHD、日本郵船、川崎汽船、ダイキン工業、オリンパス、鹿島建設などがさえない。