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【大引け概況】

025日の日経平均株価は反落し、終値は前週末比539円15銭安の3万8237円79銭だった。
 
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3連休明けとなったきょうの東京株式市場はリスク回避目的の売りが一気に噴出する格好となった。米国株市場では前週末に続き、今週明けも波乱含みの展開でナスダック指数の下げの大きさが際立っている。特に半導体セクターへの売りが目立っており、東京株式市場でもその影響が直撃する格好となった。日経平均の下げ幅は一時600円を超えた。外国為替市場で円相場が対ドルで上昇したことも重荷となった。
あす26日に米半導体大手エヌビディア<NVDA>の決算発表を控え、この結果待ちで足もと積極的な買いが入りにくい状況となっている。一方で、バフェット氏が積極的投資スタンスを改めて標榜した総合商社株が買われ、全体指数を下支えした。日経平均の下げは大きかったもののTOPIXは底堅く推移し、業種別では33業種中12業種が上昇するなど内需系銘柄を中心に頑強な値動きをするセクターも少なくなかった。
 
24日のエヌビディアなど米半導体株安の流れを受け、東京市場でもアドテストや東エレク、スクリンなどに売りが膨らんだ。米ブルームバーグ通信などが25日、「トランプ米政権がバイデン前政権の対中半導体規制の強化を目指す方針」と報じると、業績への悪影響の懸念から半導体関連株は午後に下げ幅を拡大した。外国為替市場で円相場は1ドル=149円台後半と、前週末の夕時点から円高・ドル安に振れていることも相場の重荷となった。
 
日経平均は下げ渋る場面もみられた。バフェット氏が投資拡大に意欲を示した商社株が大幅高となり相場を支えた。三菱商は買い気配で始まった後、一時9%を超えて上昇した。伊藤忠や三井物など時価総額の大きい商社株の上昇を受け、東証株価指数(TOPIX)は11.83ポイント(0.43%)安の2724.70と反落したものの、下落率は日経平均より限定的だった。米政府が中国船に入港料徴収を検討していると公表したことで、日本の海運会社の利用が増えるとの見方から商船三井など海運株の上昇も目立った。
 
日経平均は1月17日の安値を前に下げ渋ったが、再びマイクロソフトのようなAIに関するネガティブな報道が出れば売りにつながりやすく、目先は下値を模索する動きが想定される。また、今週はエヌビディアの決算発表が予定され、決算内容次第では再び売り圧力が強まることも警戒される。一方、バフェット効果により商社株が軒並み上伸し、相場を下支えする形になったが、今後はバフェット氏の投資会社がどのくらいの規模の円建て債を発行する計画なのかなどに関心が向かい、それを機にバリュー株投資に弾みが付き相場反転につながるのかが注目されることになるだろう。

 


 
JPXプライム150指数も反落し、6.58ポイント(0.55%)安の1191.71で終えた。
 
東証プライムの売買代金は概算で4兆8611億円、売買高は19億6656万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は845。値上がりは725、横ばいは70だった。
 
業種別株価指数(33業種)は非鉄金属、石油・石炭製品、電気機器、サービス業などが下落。上昇は卸売業、医薬品など。
 
 
個別では、売買代金で断トツとなったディスコが急落したほか、アドバンテストも大幅安。このほか東京エレクトロン、ルネサスエレクトロニクス、スクリーンHD、など半導体製造装置大手の下げが目立つ。フジクラも大口の売りに大きく下値を探った。ソフトバンクグループが安く、三菱重工業も軟調。リクルートホールディングス、ファーストリテイリング、古河電工、日立なども下落した。また、台湾電機大手鴻海精密工業がホンダに協業を提案し、日産自と三菱自を含めた3社枠組に入ると報じられたが日産自動車は大幅安、三菱自も売られた。低位株ではブイキューブが急落、日本マイクロニクスも大幅に水準を切り下げた。
 
一方、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、毎年恒例の「株主への手紙」を公表し、日本の5大商社への投資拡大に意欲を示したことで、三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、住友商事、三井物産がそろって大幅高となったほか、双日、豊田通商もつれ高となった。このほか、リコー、バンダイナムコHD、セイコーエプソン、エーザイなどが買われた。
キオクシアホールディングスは値上がり率トップに買われた。
商船三井など海運株が上昇、中外製薬も値を上げた。SGホールディングスも買いを集めた。リコー、電通グループなども水準を切り上げている。