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終値で2万円を下回るのは3日ぶり。
27日の米ハイテク株安をきっかけに半導体関連銘柄などに売りが出た。米重要指標の発表を控えた週末とあって午後に手じまい売りが加速し、下げ幅を広げた。
4〜6月期の決算を前日に発表した半導体製造装置大手の東エレクは7%を超える大幅安となった。東エレクの下げだけで、日経平均を46円あまり押し下げた。 決算は大幅増益だったが、市場の予想を上回る内容ではなく利益確定目的の売りを誘った。米ハイテク株安も嫌気され、半導体製造装置関連銘柄にも幅広く売りが広がった。
企業業績の好調を受けて市場では高い利益成長への期待が高まり、決算を発表した銘柄を選別する動きが強まった。良好な業績でも市場の期待に届かず、下げる銘柄も目立った。
日経平均マイナス寄与度は46.01円の押し下げで東エレクがトップ。以下、ソフトバンクが24.07円、コナミHDが11.03円と続いた。 プラス寄与度トップはデンソーで、日経平均を9.73円押し上げた。次いで豊田通商が5.89円、KDDIが5.82円と続いた。
業種別では33業種中15業種が値上がり。1位は電気・ガスで、以下、精密機器、食料、不動産が続いた。値下がり上位には証券・商品、その他製品、空運が並んだ。
JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比39.05ポイント安の1万4407.95だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、5.62ポイント安の1621.22で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆7735億円。売買高は20億2809万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は805、値下がりは1087、変わらずは127と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回った。
個別銘柄では、任天堂が売られ、利害関係者が法的整理を求めていると伝わった東芝が10%安となった。アルプス電気、ジーンズメイト、日立金属、トーセが売られた。
一方、自己株式の取得を発表したジャフコがストップ高に買われ、アルパインも一時ストップ高となった。オムロン、セイコーエプソン、デンソーが買われ、デクセリアルズも買われた。
東証2部株価指数は前日比36.02ポイント安の6295.04ポイントと9日ぶり反落。値上がり銘柄数は131、値下がり銘柄数は332となった。
個別では、日本精機が年初来安値を更新。指月電機製作所、ファインシンター、杉村倉庫は売られた。
半面、ダイトーケミックス、ピーエイ、図研エルミックがストップ高。ソルコム、日和産業、魚喜など29銘柄は年初来高値を更新した。JFEシステムズ、富士通フロンテックは値上がり率上位に買われた。