
きょうは時価総額上位の大型株中心に買いが集まった。前日の米国株市場でNYダウが500ドルを超える上昇をみせたほか、半導体関連株が買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5日続伸し今年の高値を更新した。
これを受けて東京株式市場でも半導体セクター中心に投資資金が流れ込んだ。トランプ米大統領が米国で巨額のAI開発投資を発表しており、ソフトバンクGが米オープンAIや米オラクル<ORCL>などと協業で、今後4年間で米国のAI開発事業に5000億ドル(約78兆円)の投資を行うことが明らかとなり、AI用半導体や光ファイバー関連銘柄に大きく上値を伸ばす銘柄が相次ぐ状況になった。データセンター向けの電線需要が増えるとの思惑からフジクラなど電線株も大きく上昇した。
今週末に日銀金融政策決定会合の結果発表を控えるなかも、マーケットは0.25%の追加利上げを既に織り込んだ状況にあり、後場に入っても買いの勢いは衰えなかった。もっとも、日経平均は先物主導の上昇で、値上がり銘柄数は全体の6割強にとどまっている。
CNBCなど米主要メディアは米東部時間21日夕、「トランプ米大統領は、2月1日から中国の輸入品に10%の追加関税を課すことを協議していることを明らかにした」と報じた。中国への追加関税についてはトランプ氏が就任前から主張していたこともあって、東京市場の反応は限定的だった。
ハイテクが買われる一方、小売りなど内需銘柄や海運、商社、資源関連では下げが目立った。
日経平均はテクニカル面で心理的な抵抗線を突破してきたことで、目先は節目の4万円を目指す動きになるとの見方が多く、先高期待が高まってきている。ただ、明日からの日銀金融政策決定会合の結果や今後本格化する国内主要企業の決算を確認してからでも遅くはないと慎重に見ている投資家も少なくないだろう。積極的な上値追いは手控えられると考えられるが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。