きょうの東京市場は先物主導で日経平均が急伸、主力株中心に広範囲に買いが流入した。
年内最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過したとの受け止めが広がり、投資家心理が強気に傾いた。
前日に注目されたFOMCではテーパリングの前倒し終了を決定し、来年中に3回の利上げを見込むという結果となったが、これを受け米国株市場ではハイテク株を中心に投資資金が流入し、主要株指数が揃って大幅に上昇した。これを受けて東京株式市場でも市場のセンチメントが改善し、リスクを取る動きが強まった。短期筋のショートカバー(売り方の買い戻し)も進んで上げ幅を広げた。
国内ではあす17日に日銀の金融政策決定会合の結果と黒田日銀総裁の記者会見を控えているが、前場終盤にいったん伸び悩んだものの、後場は買い直される展開となり、全体相場の上値追い基調に変化はなかった。
東証株価指数(TOPIX)は大幅続伸し、前日比28.98ポイント高の2013.08で終えた。JPX日経インデックス400も大幅に続伸した。
東証1部の売買代金は概算で2兆6517億円。売買高は10億5352万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1676と、全体の8割近くを占めた。値下がりは421銘柄、変わらずは87銘柄だった。