3月6日以来、約2カ月半ぶりの水準を回復した。
朝方は、買いが先行した。緊急事態宣言が全面的に解除される見通しとなり、経済活動の正常化への期待から買いが優勢だった。政府の2020年度第2次補正予算案が、事業規模で100兆円超となると報じられたことも一部で材料視された。2万700円台に乗せた。その後伸び悩む場面もあったが、買い気は根強く、引けにかけて強基調となった
ただ、香港情勢を巡る米中の対立激化への警戒感から、商いは低調だった。
市場関係者は「上値での売り圧力が予想したほど強くはなく、しっかりした相場になった」と話していた。一方、食料品やゲームなど「巣ごもり消費」の拡大により業績の拡大が期待されている銘柄には利益確定売りが出た。また、電子部品株も軟調で、米国と中国の関係悪化が影響したとの見方が出ていた。
東証1部の売買代金は概算1兆7371億円と4月13日以来、約1カ月ぶりの低水準だった。売買高は10億0257万株と1月24日以来約4カ月ぶりの少なさだった。
東証1部の値上がり銘柄数は1857、値下がりは259、変わらずは54銘柄だった。
JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反発。終値は225.42ポイント高の1万3509.37だった。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反発し、24.40ポイント高の1502.20で終えた。