前日の米市場が休場で相場全体を方向付ける手掛かりに乏しく、散発的な持ち高調整の売りに押された。半面、大型株の一角には買いが入り、下値は限定的だった。
欧州株式市場では、英FTSE100が+0.12%、独DAXが−0.02%、仏CAC40が−0.16%とまちまち。手掛かり材料難の中、日経平均は45円85銭安からスタート。
東京株式市場の取引時間中に米株価指数先物が軟調に推移し、日経平均先物にも売りが波及した。米利上げの継続観測などを背景とした、休場明けの米株安への警戒が重荷になった。日経平均の下げ幅は一時100円を超えた。
一方、日経平均は午前に小幅ながら上げに転じる場面もあった。主力のバリュー(割安)株や高い配当利回りの銘柄への物色は続き、相場全体を下支えした。
東証株価指数(TOPIX)は反落し、2.25ポイント(0.11%)安の1997.46で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆2796億円と、昨年の大納会(12月30日、2兆1399億円)以来の低水準だった。売買高は10億663万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は756と、全体の約4割にとどまった。値上がりは999、変わらずは82銘柄だった。