1月下旬からの連騰を「7」に伸ばした。2000年以降、12月の月間上昇確率は66.7%と株高傾向が目立つ。心理的なフシ目となる2万2500円を回復し、10月22日(終値2万2614円82銭)以来ほぼ1カ半ぶりの高値水準となる。
注目された米中首脳会談は、両国の関税引き上げ合戦の一時休戦で合意。交渉決裂といった最悪の事態が回避された。投資家の不安心理が和らぎ、日経平均は取引開始直後から戻りを試した。上げ幅を一時前週末比350円近くに広げる「歓迎相場」となった形だ。
取引時間中は中国株や香港株などアジア株市場が軒並み高に買われたことも買い安心感を誘った。さらに、米株価指数先物が大きく買われたことも好感され、空売り筋の買い戻しを絡め上値を試す格好となった。
その後、株価指数先物売りにいったん伸び悩んだが、下値は限定され、大引けにかけて2万2600円近辺で推移した。
JPX日経インデックス400は7日続伸した。終値は前週末比186.97ポイント高の1万4933.55だった。東証株価指数(TOPIX)も7日続伸し、21.60ポイント高の1689.05で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆4306億円、売買高は13億4078万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1579、値下がりは472、変わらずは68銘柄だった。